Google エディタ(ドキュメント、スプレッドシート、Google Vids、スライド)は、音声または点字出力を使用するスクリーン リーダーで動作するように設計されています。最良の結果を得られるよう、最新の Chrome ウェブブラウザで最新のスクリーン リーダーをご使用ください。
トピック
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空白のドキュメントを開く
- Chrome ウェブブラウザの URL バーに、「
docs.new
」、「deck.new
」、または「sheet.new
」と入力します。 - Enter キーを押します。
- ページが開くと、「スクリーン リーダーのサポートが有効になりました」とアナウンスされます。
ヒント: Google ドキュメントから書き出した .pdf ファイルでスクリーン リーダーを使用できます。詳しくは、ファイルをダウンロードする方法をご覧ください。
スクリーン リーダーのサポートを有効にする
任意のエディタで次のどちらかの方法を使って、スクリーン リーダーのサポートを有効にしたり、サポートされていることを確認したりできます。
メニューバー
- ツールメニューを開くには:
- Windows および ChromeOS の場合: Alt+Shift+T キーを押します。
- macOS の場合: control+option+T キーを押します。
- [ツール] メニューから [ユーザー補助設定] を選択します。
- Tab キーを押して [スクリーン リーダーのサポートを有効にする] チェックボックスをオンにします。
- ダイアログを閉じるには、Enter キーを押します。
ヒント: メニュー オプションが開いたら、→ キーまたは ← キーを押すと、他のメニューに移動できます。
キーボード ショートカット
- ChromeOS の場合: ChromeVox がオンになると、スクリーン リーダーのサポートが自動的に有効になります。
- Windows の場合: Ctrl+Alt+Z キーを押します。
- macOS の場合: command+option+Z キーを押します。
スクリーン リーダーを設定する
Google エディタは、Web ページではなく Web アプリケーションとして使用する必要があります。スクリーン リーダーを設定する方法については、次の手順をご確認ください。
ChromeVox
キー固定モードがオフになっていることを確認します。オフにするには、「キー固定モードが無効です」という音声が聞こえるまで [検索] キーを 2 回押します。
JAWS
コンテンツを編集するには、JAWS 仮想 PC カーソルがオフになっていることを確認してください。オフにするには、「仮想 PC カーソルの使用がオフになっている」ことがアナウンスされるまで JAWS+Z キーを押します。
フォームモードの設定によっては、複数回この手順を踏むことが必要になる場合があります。
NVDA
一般的に、フォーカス モードの方がブラウズモードよりもコンテンツの編集がスムーズです。
- フォーカス モードとブラウズモードを切り替える: NVDA+Space キーを押します。
- キーボード ショートカット Ctrl+Alt+N はこれらのエディタを効率的に操作するために使用されるため、NVDA デスクトップ ショートカットで使用しないでください。
- NVDA のキーボード ショートカットを確認または変更する: NVDA デスクトップ ショートカットのコンテキスト メニューから、[プロパティ] を開きます。
- [ショートカット] タブで [ショートカット キー] を編集して、Google エディタのショートカット(Ctrl+Alt+/ キーなど)と競合しないようにします。
VoiceOver
- Quick Nav がオフになっていることを確認する: 「Quick Nav オフ」と聞こえるまで、← キーと → キーを同時に押します。
- VoiceOver がページの正しい部分に自動的にフォーカスしない場合(ダイアログ ウィンドウが表示される場合など): esc キーを押して編集領域にフォーカスを戻します。
- 編集領域に戻るには: VoiceOver+Shift+↓ キーを押します。
VoiceOver のキーボード ショートカット
デフォルトの VoiceOver キーボード ショートカット control+option キーは、Google エディタのメニュー ショートカットと競合します。この競合を回避するには、次の 2 つの方法があります。
VoiceOver 修飾子を変更して Caps Lock キーのみを使用するようにします。
- VoiceOver+F8 キーを押して VoiceOver ユーティリティを開きます。
- タブキーで「VoiceOver 修飾子として使用するキー」に移動します。
- ↓ キーで Caps Lock オプション(または control+option キーを除外するオプション)に移動します。
- command+Q キーを押してユーティリティを閉じます。
メニューを頻繁に使用しない場合は、次の方法が可能です。
- VoiceOver パススルー コマンドを使用する。
- VoiceOver+Tab キーを押します。
- メニュー ショートカットを入力します(たとえば、[ツール] メニューの場合は control+option+T キー)。
- メニューを検索する。
- option+/ キーを押します。
- 検索語を入力します(例:
ユーザー補助
)。
点字サポートをオンにする
ドキュメント、スプレッドシート、スライドには点字ディスプレイを使用する際に必要な点字モードがありますが、点字モードは音声フィードバックを利用する際にも使用できます。点字サポートを有効にすると、次の利点があります。
- 点字ディスプレイにコンテンツが表示されるようになります。
- 点字ディスプレイでカーソル ルーティング ボタンを使用して、カーソルを移動できます。
- スクリーン リーダーの入力読み上げのリスポンスが向上します。
- 文字ごとに移動する際のスクリーン リーダーの移動処理速度が速くなります。
- スクリーン リーダーでの句読点や空白文字の読み上げが改善されました。
- 入力の際の文字の読み上げと単語の読み上げについて、常に文字を読み上げるのではなく、スクリーン リーダーの設定が使用されるようになりました。
点字ディスプレイを使用していない場合、またはスプレッドシートやスライドの応答性が悪い場合は、点字サポートをオフにすると改善されることがあります。フェイス グルーピングをオフにするには:
- [ツール] メニューを開きます。
- [ユーザー補助] を選択してユーザー補助設定ダイアログを開きます。
- Tab キーを押して [点字サポートをオンにする] チェックボックスに移動し、Space キーを押して切り替えます。
- 変更を承認してダイアログを閉じるには、Enter キーを押します。
次のショートカットも使用できます。
- Windows および ChromeOS の場合: Ctrl+Alt+H キーを押します。
- macOS の場合: command+option+H キーを押します。
一般的な UI 要素
ランドマーク
ドキュメント、スプレッドシート、スライドでは、次のショートカットを使用して、メニューバー、サイドパネル、主なランドマーク間をすばやく移動できます。
- Windows の場合: Ctrl+Alt+ピリオドキーを押します。
- ChromeOS の場合: Alt+Shift+ピリオドキーを押します。
- macOS の場合: command+option+ピリオドキーを押します。
ヒント:
- ピリオドキーではなくカンマキーを押すと、逆方向に移動します。
- これらはスクリーン リーダーによって読み上げられるランドマークですが、スクリーン リーダーのランドマーク ナビゲーションの使用は、パフォーマンスの最適化により信頼性が低い場合があります。
メニューバーとメニュー
エディタのメニューバーには、[ファイル]、[ツール]、[ユーザー補助] などのメニューがあります。
- [ファイル] メニューを開くには:
- Windows および ChromeOS の場合: Alt+Shift+F キーを押します。
- macOS の場合: Control+Option+F キーを押します。
- メニューを確認するには: ↑ キーと ↓ キーを使用します。
- [ツール] や [ユーザー補助] などの他のメニューを開くには: → キーまたは ← キーを使用します。
- 各メニューを直接開くには: 通常は、以下のように最初の文字を使用できます。
- Windows および ChromeOS の [ツール](Tools)の場合: Alt+Shift+T キーを押します。
- macOS の [ユーザー補助](Accessibility)の場合: control+option+A キーを押します。
すべてのメニューバー ショートカットについては、キーボード ショートカットを使用するをご覧ください。
ヒント:
- メニュー ショートカットでフォーカスが移動しない場合は、メニューが非表示になっていることが原因である可能性があります。キーボード ショートカット Ctrl+Shift+F キーを使用して、メニューの表示(および機能)をオンにします。
- メニュー オプションをすばやく見つけるには、Alt+/ キー(macOS では option+/ キー)を押します。ショートカットを押した後、オプション名の一部を入力し、↓ キーを使用して一致する項目を見つけることができます。このショートカットは、メニューが非表示の場合でも使用できます。
最上位のボタン
メニューバーのランドマークとメニューバーの間には、名前の変更、共有、別のフォルダへの移動といったドキュメント レベルの操作を行える最上位のボタンがあります。
- 最後のボタンに移動するには:
- [ファイル] メニューを開きます。
- 「Google アカウント」ボタンに移動するには、Shift+Tab キーを押します。
- 最初のボタンに移動するには:
- メニューバーのランドマークに移動します。
- 「ホーム」やその他の最上位ボタンに移動するには、Tab キーを押します。
- 他の最上位ボタンを確認するには: Shift+Tab キーまたは Tab キーを押します。
- メイン コンテンツに戻るには: Esc キーを押します。
ツールバー
ツールバーは、通常はメニューの操作と重複する一般的な横一列の操作ボタンです。
- メイン ツールバーに移動するには: メニューバーまたはメニューで Tab キーを押します。
- アプリケーションの各ツールバーのアクションに移動するには: → キーを押します。
ヒント: 多くのキーボード ショートカットは、ツールバーに移動しなくても後ですぐに使用できるように、名前とともに表示されます。
コンテキスト メニュー
編集やキーボード フォーカスなど、現在のコンテキストに関連するアクションが含まれるコンテキスト メニューが提供されます。
コンテキスト メニューを開くには、Shift+F10 キーを押します。
キーボード ショートカットを使用する
エディタには、移動や編集用のキーボード ショートカットが多数用意されています。
編集中にキーボード ショートカットのポップアップ リストを開くには:
- Windows と ChromeOS の場合: Ctrl+/ キーを押します。
- macOS の場合: command+/ キーを押します。
ドキュメント エディタのキーボード ショートカットについて詳しくは、ヘルプセンターの以下のリソースをご覧ください。
- Google ドキュメントのキーボード ショートカット
- Google スプレッドシートのキーボード ショートカット
- Google スライドのキーボード ショートカット
- Google Vids のキーボード ショートカット
キーボード ショートカットのポップアップ リストを使用する
この UI は、既存のショートカットを特定する場合に役立ちます。
[キーボード ショートカット] ダイアログが表示されたら、Tab キーを 1 回押して [キーボード ショートカットを検索] コンボボックスに移動し、「メニュー」など機能名の一部を入力して、Enter キーを押します。その用語を含む表が検索結果として表示されたら、次の操作を行います。
- スクリーン リーダーを仮想、ブラウズ、キー固定、または QuickNav モードに切り替えます。
- 表がフォーカスされていない場合は、次の表に移動します。
- 列を下に移動すると、検索に一致する機能名が読み上げられます。
- 次の列に移動するとショートカットが読み上げられます。
- 必要に応じて、最初の列に戻って続行するか、次の表に移動して別のカテゴリで一致した機能を確認します。
- 目的のショートカットが見つかったら、スクリーン リーダーの仮想、ブラウズ、キー固定、または QuickNav モードをオフにします。コンテンツに戻るには、Esc キーを押します。
ヒント: これらの手順に沿うことで、検索を行わなくても、表示されているすべてのショートカットを確認できます。
Windows キーボード ショートカットに関する考慮事項
デフォルトのアメリカ英語キーボード レイアウトを使用していない場合、Ctrl+Alt 修飾キーを含む多くのショートカットが期待どおりに機能せず、AltGr キーが押されたかのように動作します。これらのショートカットを使用する場合は、Windows のドキュメントで、アメリカ英語キーボード レイアウトのインストールと一時的な切り替えについてご確認ください。
編集を開始する
Google エディタでスクリーン リーダーを使用する方法について詳しくは、次のヘルプページと動画をご覧ください。
- Google ドキュメントでスクリーン リーダーを使用する
- Google スプレッドシートでスクリーン リーダーを使用する
- スクリーン リーダーを利用して Google スライドを使用する
- スクリーン リーダーで共同編集、コメントする
ヒント: Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドでは、他のユーザーによるファイルの編集開始、編集作業、編集完了に関するスクリーン リーダーの通知をオフにすることができます。詳しくは、共同編集者の通知を無効にする方法についての記事をご覧ください。
動画チュートリアル
Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライドのスクリーン リーダーについての動画
この動画では、NVDA を使用した Google ドキュメントの利用方法を学習します。
Google スプレッドシートのスタートガイド(26.3 分)
この動画では、NVDA を使用した Google スプレッドシートの利用方法を学習します。
この動画では、NVDA を使用した Google スライドの利用方法を学習します。
Google Vids の対応状況をご確認ください。