デバイスで TalkBack をオンにした場合、画面をタップまたはスワイプすることで操作できます。
タッチによる操作
画面上で 1 本の指をゆっくりとドラッグします。指をドラッグすると、TalkBack がアイコン、ボタン、その他のアイテムを読み上げます。いったん止まると、TalkBack が操作の候補(コンテンツの有効化や表示など)を提示することがあります。必要なアイテムを見つけたら、画面上の任意の場所をダブルタップして選択します。
スワイプによる操作
画面上のアイテムを一度に 1 つずつ確認するには、1 本の指で上または下にスワイプします。アイテムにフォーカスを置くと、TalkBack がそのアイテムを読み上げて、場合によっては、操作の候補を提示します。
読み上げコントロールを選択する
1 本指の上下のコントロールを変更したり、デフォルトの読み上げコントロールを選択したりできます。
- Android デバイスで、読み上げコントロールのオプションを順番に切り替えます。
- マルチフィンガー ジェスチャーに対応しているデバイス(更新済みの R 以上): 3 本の指で右または左にスワイプします。または、1 つの動作で上にスワイプしてから下にスワイプするか、下にスワイプしてから上にスワイプします。
- マルチフィンガー ジェスチャーに対応していないデバイス(未更新の R 以下): 1 つの動作で上にスワイプしてから下にスワイプするか、下にスワイプしてから上にスワイプします。
- 目的の読み上げコントロールが聞こえたら、1 本の指で上または下にスワイプして TalkBack のフォーカスを移動します。
- 選択した粒度によって TalkBack の読み方が変わります。たとえば、TalkBack では単語単位、行単位、文字単位で移動できます。
- 選択されたアイテム間を移動するには、1 本の指で上または下にスワイプします。
読み上げコントロールを選択した後:
- 先に進むには: 下にスワイプします。
- 戻るには: 上にスワイプします。
- たとえば、単語が聞こえるまで 3 本の指でスワイプしてから、1 本の指で上または下にスワイプすると、前または次の単語が聞こえます。
ヒント: TalkBack の読み上げコントロールをカスタマイズして、オプションを追加したり、デフォルトのオプションを削除したりできます。たとえば、ランドマークごとに移動するオプションや、画面を非表示にするオプションを追加できます。
TalkBack ジェスチャーを利用する方法についての詳細をご覧ください。
読み上げコントロールのオプション
読み上げのニーズに応じて読み上げコントロールをカスタマイズできます。
デフォルトでは、読み上げコントロールには次の項目があります。
- 文字: 文字から文字へとフォーカスを移動します。
- 単語: 単語から単語へとフォーカスを移動します。
- 行: 行から行へとフォーカスを移動します。
- 段落: 段落から段落へとフォーカスを移動します。
- 見出し: 見出しから見出しへとフォーカスを移動します。
- コントロール: コントロールからコントロールへとフォーカスを移動します。
- コントロールには、チェックボックス、スイッチ、テキスト欄、画面上のボタンなどがあります。
- リンク: リンクからリンクへとフォーカスを移動します。
- リンクには、メールアドレス、電話番号、ウェブサイト、住所などの画面上のアイテムがあります。
- 音声の速度: TalkBack の読み上げ速度を変更します。
- 言語: お使いの Android に複数の言語がある場合は、音声の言語をリアルタイムで切り替えることができます。
読み上げコントロールでは、次のような項目を追加または削除できます。
- ランドマーク
- デフォルトのナビゲーション
- 読み上げの詳細設定
- 画面を非表示
- 他の音量を下げる
読み上げコントロールの項目を追加または削除する
- デバイスで TalkBack の設定を開きます。
- [メニューをカスタマイズ] を選択します。
- [読み上げコントロールをカスタマイズ] を選択します。
- 読み上げコントロールのリストで、追加または削除する項目を選択または選択解除します。
ヒント: TalkBack ジェスチャーは、デバイス上を移動するのに役立ちます。詳しくは、TalkBack ジェスチャーについての記事をご覧ください。
TalkBack メニューと読み上げコントロールについての詳細をご覧ください。
画面検索
- 画面検索を行うには、次のいずれかの方法で開始します。
- TalkBack メニュー: TalkBack メニューを開くには、下にスワイプしてから右にスワイプします。[画面検索] が表示されるまで右にスワイプしてから、ダブルタップします。
- マルチフィンガー ジェスチャーに対応しているデバイスでは、3 本の指でタップします。[画面検索] が表示されるまで右にスワイプしてから、ダブルタップします。
- キーボード ショートカット: Alt+Ctrl+/ キーを押します。
- ジェスチャー: 左にスワイプしてから下にスワイプします。
- 音声コマンド: 右にスワイプしてから上にスワイプします。「[検索するキーワード] を探して」と言います。
- TalkBack メニュー: TalkBack メニューを開くには、下にスワイプしてから右にスワイプします。[画面検索] が表示されるまで右にスワイプしてから、ダブルタップします。
- 検索キーワードを入力します。
- 一致する結果のリストから選択します。
- 前後の画面で一致するものを検索するには: [前の画面] または [次の画面] を選択します。
- 検索キーワードを削除するには: [入力内容を削除] を選択します。
- 画面検索を終了するには: [検索を閉じる] を選択します。
連続読み上げ
TalkBack が画面上のすべてのものを読み上げるように設定を更新できます。
- TalkBack メニューを開きます。
- マルチフィンガー ジェスチャーに対応しているデバイス: 3 本の指でタップします。または、1 つの動作で下にスワイプしてから右にスワイプします。
- マルチフィンガー ジェスチャーに対応していないデバイス(Android R、TalkBack 9.1 に更新される前): 1 つの動作で下にスワイプしてから右にスワイプします。
- 右にスワイプします。
- [次のアイテム以降を読み上げる] をダブルタップします。
- 画面の最後まで到達すると、TalkBack は自動的に次の画面の読み上げを開始します。
停止、スキップ、スキャン
- 読み上げを停止するには: 画面をタップします。
- Android R と TalkBack 9.1 を搭載した Pixel やその他のデバイスでは、2 本の指でタップすることもできます。
- 前後にスキップするには: 画面上で右または左にスワイプします。
- キーボードを使用している場合は、Alt+右矢印または Alt+左矢印を押します。
- 画面をスキャンするには: 見出し、リンク、その他のナビゲーション設定を順に切り替えるには、上または下にスワイプします。
Gboard でテキストを編集する
テキスト欄を選択すると、画面の下部に画面キーボードが表示されます。このキーボードはタップ操作で使用できます。
重要:
- Gboard 以外のキーボードをインストールしている場合: 場合によっては、キーボードが TalkBack に対応していないこともあります。
- Android デバイスに物理キーボードを接続する場合: TalkBack のキーボード ショートカットをご確認ください。
Gboard で入力する方法は次のとおりです。
- キーボード上で、目的の文字が聞こえるまで指をスライドさせます。
- フォーカスのあるキーを選択するには、指を離します。
- Shift や Enter などの一部のキーは、ダブルタップしなければならない場合があります。
- 別のキーボードや言語に切り替える際にも、ダブルタップが必要な場合があります。
- キーボードを閉じるには、「戻る」ジェスチャーを行います。
- 下にスワイプしてから左にスワイプするか、2 本の指で左または右からスワイプします。
ヒント: テキストを 1 文字ずつ確認するには、編集ボックスをタップします。次に、音量大キーまたは音量小キーを押します。
- バージョン 12.1 以前の場合: 音量大ボタンまたは音量小ボタンを押します。
- バージョン 12.2 以降の場合: 上または下にスワイプします。
TalkBack でスライダーを使用する
TalkBack では、音量コントロールや動画コントロールのようにスライダーを移動できます。
重要: この手順の一部は、Android 7.0 以降でのみ動作します。お使いの Android のバージョンを確認する方法については、こちらをご覧ください。
- デバイスで、スワイプまたはタッチガイドを使用します。
- スライダーを見つけます。
- スライダーを移動するには、次のいずれかを行います。
- 上下にスワイプします。
- ダブルタップして長押しし、右または左にドラッグします。
- バージョン 12.1 以前の場合は、音量大ボタンまたは音量小ボタンを押します。
ヘルプ
Android のユーザー補助機能について詳しくは、Google Disability Support チームにお問い合わせください。