メールとカレンダーの管理を代行してもらう
自分のメールまたはカレンダーの管理を、Microsoft Outlook ではなく Google Workspace で代行してもらう必要がある場合は、メールを委任する、メールで共同作業するまたは他のユーザーとカレンダーを共有するをご覧ください。
Google Workspace Sync for Microsoft Outlook（GWSMO）を使用すると、メールの送信、カレンダーの招待状や予定の管理といった業務を代行してもらうために、自分の Google Workspace アカウントへのアクセスを秘書などに許可することができます。
メール業務の委任は Gmail で、カレンダー業務の委任は Google カレンダーで設定します。Gmail と Google カレンダーでメールとカレンダーの委任を設定すると、委任を受けた人（代理人）は Outlook 内の自身の Google Workspace プロファイルから委任者のメールとカレンダーを管理できるようになります。ただし、委任者のアカウントでパスワードの変更や委任を受けていないサービスの管理を行うことはできません。
メールの委任に関する注意点
- 代理人のアクセスレベルはすべて同一 - 代理人ごとに異なるアクセスレベルを設定したり、フォルダごとに異なるアクセス権を設定したりすることはできません。代理人に付与されるアクセスレベルは、委任者の全メールフォルダ内のメールを閲覧、削除、送信したり、メールに返信したりできる完全な権限です。代理人がメールを送信すると、Outlook では送信者として委任者の名前が表示されます。
- 個人的なメールを代理人に読まれてしまう可能性がある - Outlook で「非公開」として送信したメールも代理人に対しては非公開にならないため、送信したメールを読まれてしまう可能性があります。
- 代理人が送信したメールを把握できない - 代理人が送信したメールは、委任者ではなく代理人の Outlook の [送信済みメール] に保存されます。このため、代理人が送信したメールの内容は相手から返信が届くまで確認できません。
メール業務を委任する
GWSMO を使用して自分のメール アカウントの管理を代行してもらうには:
- 代理人を追加するの手順を実施します。
- 代理人は、Outlook で代理人自身の Google Workspace プロファイルに委任者の Google Workspace アカウントを追加する必要があります。詳しくは、委任を設定するをご覧ください。
カレンダーの委任に関する注意点
- 予定の主催者が委任者自身になっているのは、委任者のメイン カレンダーでのみ - どのカレンダーでも代理人と共有できますが、招待状の送信者が委任者になるのは委任者のメイン カレンダーから送られた場合のみです。代理人がその他のカレンダーから送った招待状は、代理人から届いたものとして扱われます。
- 個人的な予定を代理人に見られてしまう可能性がある - Outlook で「非公開」に設定した予定も、代理人に対しては非公開になりません。
- カレンダーの通知とリマインダーの設定は代理人では行えない - カレンダーの通知とリマインダーは委任者自身で設定する必要があります。
カレンダー業務を委任する
GWSMO を使用して自分のカレンダーの管理を代行してもらうには:
- 他のユーザーとカレンダーを共有するの手順を実施します。
- 代理人は、Outlook で代理人自身の Google Workspace プロファイルに委任者の Google Workspace アカウントを追加する必要があります。詳しくは、委任を設定するをご覧ください。
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