ユーザーに対してサードパーティ製アプリのバックアップを有効または無効にする

管理者は、サードパーティ製アプリのデータを Google ドライブにバックアップできる、組織内のユーザーを指定できます。デフォルトでは、Google ドライブを利用できるユーザーであればサードパーティ製アプリのデータをバックアップできます。

現在のところ、サードパーティ製アプリのバックアップの対象は WhatsApp データのみですが、今後その他のアプリも追加される可能性があります。ユーザーが新しいスマートフォンに機種変更したり、デバイスから WhatsApp データを削除したりした場合(出荷時設定にリセットしたときなど)は、バックアップを使用して WhatsApp の会話とメッセージ履歴を復元できます。

始める前に

サードパーティ製アプリのバックアップ サービスを使用する前に、以下の点について予めご了承ください。

  • サードパーティ製アプリのバックアップは、モバイルの詳細管理の対象外である Android デバイスでのみご利用いただけます。
  • データ リージョン ポリシーを使用してバックアップ データの地理的な保管場所を指定することはできません。
  • 管理者が Google ドライブを有効にすると、ユーザーは Google ドライブの [バックアップ] ビューで Android デバイスのバックアップを表示、管理、削除できるようになります。管理者がサードパーティ製アプリのバックアップも有効にした場合のみ、[バックアップ] ビューにサードパーティ製アプリのデータが表示されます。
  • ユーザーがバックアップをまったく行っていなくても、パソコンと Android デバイス上の Google ドライブには [バックアップ] ビューが必ず表示されます。
  • 管理者がサードパーティ製アプリのバックアップを有効にして、Google ドライブは無効にした場合、ユーザーは Google ドライブからサードパーティ製アプリのバックアップを表示、管理、削除することはできません。また、有効期限が過ぎるとバックアップは自動的に削除されます。
  • WhatsApp のチャットとメディアは Google ドライブにバックアップできます。
  • WhatsApp のバックアップは、5 か月間使用しないと削除されます。

サードパーティ製アプリのバックアップ サービスを追加して有効にする

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [アプリ] 次に [その他の Google サービス] にアクセスします。
  3. [サービスを追加] をクリックします。
  4. [サードパーティ製アプリのバックアップ] を見つけ、[今すぐ追加] をクリックします。
  5. 組織内の全員、もしくは特定の組織部門またはアクセス グループのみを対象にサードパーティ製アプリのバックアップ サービスをオンにします。ユーザーが利用できるサービスのオンとオフを切り替える操作についての記事をご覧ください。

    ヒント: [その他の Google サービス] ページを開いたときに [サードパーティ製アプリのバックアップ] が見当たらない場合は、ページをスクロールして探してください。

ユーザーのトレーニング

サードパーティ製アプリのバックアップ サービスを追加してオンにしたら Google ドライブにバックアップする手順が記載された WhatsApp の Android 向けヘルプ記事を対象のユーザーに周知してください。詳しくは、Google ドライブでモバイル バックアップを管理、復元するをご覧ください。

サービスが無効になっている場合にユーザーに表示されるエラー通知

管理者がサードパーティ製アプリのバックアップ サービスを無効にした場合、バックアップが正常に動作していないことを知らせる通知がユーザーに表示される場合があります。ユーザーが次のどちらかの操作を行うと、このようなエラー表示を回避できる可能性があります。

  • デバイスのバックアップをオフにする
  • デバイスからアクセスできる別のアカウント(個人の Gmail アカウントなど)にバックアップする

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