個別に制御されていないサービスへのアクセスを管理する

管理コンソールに表示されず、個別にオン / オフを設定できない Google サービスへのアクセスを管理する方法を説明します。

始める前に

個別のオン / オフ設定がないサービスの管理については、次の点に留意してください。

  • これらのサービスのオン / オフ設定はまとめて行う必要があります。個別には設定できません。
  • これらのサービスへのアクセスの管理は、すべてのユーザーに対して行うことも、一部の組織部門に対してのみ行うこともできます。
  • これらのサービスを組織全体でオフにすべきかどうか迷った場合は、まず 1 つまたは少数の組織部門に対してのみオフにしてみることをおすすめします。数日様子をみて、必要なサービスにアクセスできないユーザーがいないかどうかを確認してください。
  • これらのサービスをオフにしても、ユーザーのデータが削除されることはありません。オフにするサービスのデータをユーザーが保持できるようにする場合は、サービスをオフにする前に、Google データ エクスポートを使用してデータを書き出すようユーザーに伝えてください。ユーザーに対して Google データ エクスポートを有効にする方法については、ユーザーに対して Google データ エクスポートを有効または無効にするをご覧ください。
  • 今後、管理コンソールでサービスに対して個別にオン / オフ設定ができるようになった場合、その時点の設定(オンまたはオフ)が引き継がれます。
  • Google Workspace for Education エディションのみ: この設定がオンの場合でも、18 歳未満のユーザーは Google Workspace for Education アカウントでこれらのサービスを使用することができません。詳しくは、Google サービスへのアクセスを年齢で制御するをご覧ください。今後、管理コンソールでこれらのサービスをオン / オフ設定ができるようになった場合、初等中等教育機関ではオフに設定されます。

サービスをオンまたはオフにする

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [アプリ] 次に [その他の Google サービス] にアクセスします。
  3. ページ上部のメッセージにある [変更] をクリックします。
  4. サービスを制限する方法を選択し、次のいずれかの手順を実施します。組織内のすべてのユーザーに対してサービスをオンまたはオフにする
    1. 左側のパネルで、[すべての組織部門の設定] が選択されていることを確認します。
    2. サービスをユーザー全員に対してオンまたはオフにします。
    3. [保存] をクリックします。
    特定の組織部門のユーザーに対してサービスをオンまたはオフにする
    1. 左側のパネルで目的の組織部門を選択します。
    2. ユーザーに対してサービスをオンまたはオフにします。
    3. [オーバーライド] をクリックすると、親組織の設定が変更された場合でも、設定がそのまま維持されます。
    4. 組織部門のステータスがすでに [上書きされました] になっている場合は、次のいずれかを選択します。
      • 継承 - 親組織と同じ設定に戻します。
      • 保存 - 親の設定が変更された場合でも、新しい設定を保存します。

新しい設定が有効になるまでに最長で 48 時間ほどかかることがあります。

ヒント: サービスをオフにする場合は、組織のポリシーについてユーザーに説明することをおすすめします。

アクセスを制限するかどうかを選択する

サービスへのアクセスを制限する理由

Google サービスの中には、管理コンソールに個別のオンまたはオフの設定がないものがあります。また、新しいサービスが随時リリースされることもあります。管理対象の Google アカウントでユーザーがサービスにアクセスできないように制限する理由として、次のようなものがあります。

  • 会社のポリシー - 管理対象の Google アカウントでユーザーが利用するサービスを組織が制御する必要がある場合。
  • 業界の規制 - ユーザーデータの管理を義務付ける業界規制に、組織として準拠する必要がある場合。
  • 学校の制限 - ポリシー上の理由、または当該のサービスを生徒に提供することについて保護者の同意を得ていないことが理由で、教育機関としてサービスの使用を制限する必要がある場合。
サービスへのアクセス制限がユーザーに及ぼす影響
  • 管理コンソールのコントロールで個別にオンまたはオフにできない Google サービスをオフにすると、たとえそれらのサービスがユーザーにとって有益であっても、ユーザーは利用できなくなります。また、このようなサービスをすでに業務で使用中のユーザーがいる場合は、アクセスを制限することで、業務に支障をきたす可能性があります。
  • 通常、アクセスが制限されているサービスにユーザーがログインしようとすると、サービスが利用できない旨とその理由を記載したページにリダイレクトされます。

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