他にもドメインを所有している場合は、そのドメインをお使いの Google Workspace または Cloud Identity のアカウントに追加することができます。たとえば、複数のビジネスやブランドを別々のドメインで管理している場合などに、必要に応じて、ドメインをドメイン エイリアスまたはセカンダリ ドメインとして追加するといった使い方が考えられます。
他のドメインのメールアドレスをユーザーに付与する |
または |
ユーザーまたは企業の複数のチームをそれぞれ異なるドメインで管理する |
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✓ | 各ユーザーは、プライマリ ドメインとドメイン エイリアスの両方でメールアドレスを取得します。 | ✓ |
ドメインごとに異なるユーザー群が存在します。 |
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✓ | ユーザーはどちらのアドレスでもメールを送受信できます。 | ✓ | ユーザーには、所属するドメインの Google Workspace アカウント、メールアドレス、メールボックスが与えられます。 | |
✓ | ユーザーごとの追加費用はかかりません。 | ✓ |
セカンダリ ドメインに追加したユーザー アカウントごとに料金が発生します。 |
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以下の手順に沿ってドメイン エイリアスを追加する | 以下の手順に沿ってセカンダリ ドメインを追加する |
ドメイン エイリアスの概要
ドメインのメールアドレスをユーザーに付与する
たとえば、あなたは your-company.com(貴社のプライマリ ドメイン)を使用して Google Workspace に申し込んだとします。あなたには別に所有しているドメイン other-company.com があり、それをドメイン エイリアスとして追加します。
✓ | 各ユーザーは、プライマリ ドメインとドメイン エイリアスの両方でメールアドレスを取得します。 | |||||
✓ |
すべてのユーザーがどちらのアドレスでもメールを送受信できます。
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✓ | すべてのメールがユーザーのメインの受信トレイに届きます。 | |||||
✓ | 各メーリング グループには、ドメイン エイリアスのメールアドレスも付与されます。たとえば、info@your-company.com というメールアドレスが付与されている場合、info@other-company.com も自動的に付与されます。 | |||||
✓ | ユーザーおよびグループごとの追加費用はかかりません。Google Workspace アカウントには最多で 20 個のドメイン エイリアスを追加できます。 |
重要: ユーザーのエイリアス アドレスは他のユーザーに表示されることがあります。たとえば、受信者が Gmail で「Ann」からのメールを検索すると、ann@your-company.com と ann@other-company.com が検索結果に含まれる場合があります。詳しくは、複数ドメインに関するよくある質問とマルチドメインに関する制限事項をご覧ください。
大規模な組織を管理する場合: ユーザーの個人用の Google アカウントで組織のドメインが使われている場合があります。このドメイン エイリアスを追加すると、ユーザーがすでに持っているアカウント名は自動的に変更されます。アカウントのデータはすべてこれまでどおり組織の管理対象外となります。Google アカウントを持つユーザーを見つけるには、まずそのドメインをセカンダリ ドメインとして追加します。該当するアカウントのリストが 24 時間以内に生成されます。詳しくは、競合するアカウントに関する記事をご覧ください。
セカンダリ ドメインの概要
ユーザーまたは企業の複数のチームをそれぞれ異なるドメインで管理する
たとえば、あなたは your-company.com(貴社のプライマリ ドメイン)を使用して Google Workspace に申し込んだとします。あなたは独自のドメイン other-company.com を持つチームを管理しており、その other-company.com をセカンダリ ドメインとして Google Workspace アカウントに追加します。
✓ | プライマリ ドメインとセカンダリ ドメインでユーザー アカウントを作成します。 |
✓ | ドメインごとに異なるユーザー群が存在します。 |
✓ | ユーザーには、所属するドメインの Google Workspace アカウント、メールアドレス、メールボックスが与えられます。 |
✓ | 最多で 599 個のセカンダリ ドメインをアカウントに追加できます。 |
✓ | セカンダリ ドメインのユーザー アカウントごとに料金が発生します。 |
✓ | プライマリ ドメインの管理コンソールで、すべてのドメインとユーザーを管理します。 |
✓ | 管理者であるあなたは、セカンダリ ドメインを Google Workspace アカウントのプライマリ ドメインに切り替えることができます。詳細 |
重要: 一部の情報と機能は、プライマリ ドメインにのみリンクされています。たとえば、セカンダリ ドメインに別の請求先住所または会社のロゴを設定することはできません。詳しくは、複数ドメインに関するよくある質問とマルチドメインに関する制限事項をご覧ください。
アカウントにドメイン エイリアスを追加する
ヒント(利用可能な場合): クイックリンクをお試しください。管理コンソールのホームページ上部にある [メール専用ドメイン(ドメイン エイリアス)を追加する] をクリックし、下の手順 4 に進みます。
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管理コンソールのホームページから、[ドメイン]
[ドメインの管理] にアクセスします。
- [ドメインの管理] で [ドメイン エイリアスを追加] をクリックします。
注: 従来の G Suite(無償版)をご利用の場合、[ドメインを追加] オプションはご利用いただけません。
ドメイン エイリアスをセカンダリ ドメインに追加するには、Directory API を使用します。 - ドメインの名前を入力します。
Google Workspace アカウントからドメインを削除したばかりの場合は、そのドメインを追加できるようになるまでに最長で 24 時間ほどかかることがあります。トラブルシューティングのヒントをご確認ください。 - [続行してドメインの所有権を証明] をクリックします。
画面の案内に沿って、そのドメインの所有者であることを証明します。サポートが必要な場合は、ドメインホストまたは Google Workspace サポートにご連絡ください。 - ドメインの所有権を証明したら、メールを設定します。目的のドメインにカーソルを合わせ、[Google MX レコードを設定] をクリックします。
- ドメインの MX レコードを更新して、ドメイン エイリアスの Gmail を設定します。
- [指定された手順を完了しました] をクリックします。
ご利用のドメインホストによっては、ドメインの所有権の確認とメールの設定が完了するまでに最長で 48~72 時間ほどかかることがあります。組織の規模が大きい場合: すべてのユーザーとグループの確認が完了して、エイリアス メールアドレスを利用できるようになるまでに 24 時間以上かかることがあります。
ドメイン エイリアスを使用する
ドメインが有効になると、ドメイン エイリアスをご利用いただけるようになります。
ヒント: ユーザーに手順をご案内ください。
メールの受信
エイリアス アドレス宛てに送信されたメールは、自動的にユーザーの受信トレイに届きます。テストするには、別のアカウント(Google Workspace 以外のアカウント)から新しいエイリアス アドレスにメールを送信します。
48〜72 時間以内にテストメールが届かない場合は、ドメインホストにお問い合わせください。ドメインの所有権の証明と MX レコード(メール用)が正しく設定されているかどうかを確認できます。
エイリアス アドレスからのメールの送信
メールを送信するには、Gmail アカウントにエイリアス アドレスを追加します。
- パソコンで Gmail を開きます。
- 右上にある設定アイコン
[設定] をクリックします。
- [アカウントとインポート] タブまたは [アカウント] タブをクリックします。
- [名前] の [他のメールアドレスを追加] をクリックします。
- 名前とエイリアス アドレスを入力します。
- [エイリアスとして扱います] チェックボックスをオンにします。
- [次のステップ] をクリックし、確認手順に沿って操作します。
Gmail でメールを送信するときは、[From] の横にある をクリックしてアドレスを選択します。
メインのメールアドレスとエイリアス アドレスの仕組みについて
- Google Workspace アカウントへのログインには、メールアドレスを使用します。
- ドキュメントやファイルの作成は、メールアドレスでのみ可能です。
- ファイルの共有は、メールアドレスまたはエイリアス アドレスのどちらでも可能です。
- Google カレンダーの招待状と共有の招待状は、メールアドレスからのみ送信されます。
アカウントにセカンダリ ドメインを追加する
ヒント(利用可能な場合): クイックリンクをお試しください。管理コンソールのホームページ上部にある [セカンダリ ドメインを追加する] をクリックし、下の手順 4 に進みます。
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管理コンソールのホームページから、[ドメイン]
[ドメインの管理] にアクセスします。
- [ドメインの管理] で [ドメインを追加] をクリックします。
注: 従来の G Suite(無償版)をご利用の場合、[ドメインを追加] オプションはご利用いただけません。
- ドメインの名前を入力します。
Google Workspace アカウントからドメインを削除したばかりの場合は、そのドメインを追加できるようになるまでに最長で 24 時間ほどかかることがあります。トラブルシューティングのヒントをご確認ください。 - [続行してドメインの所有権を証明] をクリックします。
画面の案内に沿って、ドメインの所有者であることを証明します。サポートが必要な場合は、ドメインホスト(通常はドメイン名の購入元)または Google Workspace サポートにご連絡ください。 - ドメインの所有権を証明したら、メールを設定します。目的のドメインにカーソルを合わせ、[Google MX レコードを設定] をクリックします。
- ドメインの MX レコードを更新して、セカンダリ ドメインの Gmail を設定します。
- [指定された手順を完了しました] をクリックします。
セカンダリ ドメインを使用する
セカンダリ ドメインが有効になったら、次の操作を行います。
- 管理コンソールで、セカンダリ ドメインに新しいユーザー アカウントを追加します。
- アットマーク(@)記号の右側にある下矢印アイコン
をクリックし、ユーザーのドメインを選択します。
ユーザー アカウントの管理については、マルチドメインに関する制限事項をご確認いただくことをおすすめします。