Google Calendar Connector for HCL Notes (GCCHN) を使用するには、以下の要件を満たす必要があります。
システム要件
Google Workspace
- G Suite または Google Workspace エディション
- Google 管理コンソールの Google Workspace 特権管理者アカウント（ユーザーとリソースのプロビジョニング、プロファイルの有効化などを行うため）
- （省略可）Google Workspace サービス アカウント（HCL Domino サーバーを認証するため）。詳細
GCCHN
GCCHN をインストールして実行するには、Microsoft Windows Server 2013 以降が必要です。以前のバージョンの Windows Server も動作する可能性がありますが、XML サービスを Microsoft Core XML Services 6 レベルに更新する必要があるかどうかを確認してください。バージョンとアップデートを確認するには、Microsoft のドキュメントをご覧ください。
HCL Notes と Domino
- メールファイルは HCL Notes をサポートする任意のオペレーティング システムに配置できますが、移行には HCL Domino Server リリース 6.5 以降が必要です。
- Domino Administrator を使用して 1 つの HCL Notes クライアントをインストールします。
- 信頼できるユーザー ID またはサーバー ID を介して移行されるメールファイルには、管理者のアクセス権が必要です。
- Google サーバーへのポーリングを行うサーバーには、インターネット アクセスが必要です。
- コネクタ サーバー ID には、すべてのメールファイルに対する編集権限以上のアクセス権（削除権限を含む）が必要です。
- 各ユーザーのユーザー文書は Domino ディレクトリに保存されている必要があります。
- ユーザーを Notes メールユーザーとして識別できる必要があります。次の条件があります。
- 転送先アドレスを設定する場合、こうしたユーザーのスケジュール情報は Domino で返されません。
- 転送ルールを適用する必要がある場合は、各ユーザーのメールファイル レベルで適用してください。そうすることで、Domino で空き情報リクエストに引き続き応答することが保証されます。
GCCHN およびその他の移行サービス
必要に応じて、GCCHN と Google Calendar Resource Sync（GCRS）は併用できます。GCRS は Notes カレンダー リソースと Google カレンダー リソースを同期します。GCRS を使用すると、一方のシステムのユーザーが、他方のシステムで予約されたリソースを表示できます。詳しくは、GCRS と GCCHN の比較をご覧ください。
次の移行サービスまたは同期サービスを使用する場合は、GCCHN を使用しないでください。
- Google Workspace Migration for HCL Notes (GWMHN) - 別のユーザーを移行する場合にのみ、GCCHN と GWMHN を同時に使用できます。
- カレンダーの相互運用 - Google カレンダーでは、一度に 1 つの外部ソースからのみ空き情報を確認できます。
重要: データ損失を回避するために
ユーザーが Google Workspace に移行すると、GCCHN は既存の Notes カレンダーをワイプし、今後の Google カレンダーの予定で上書きします。データの損失を避けるために、次の点にご注意ください。
- Google Workspace の無料試用期間中は GCCHN を使用しないでください。契約が完了して Google Workspace アカウントに移行する時点で GCCHN をご利用ください。
- 次の場合は、ユーザーの [Calendar] 欄の値を [Google] に設定しないでください。
- Notes カレンダーを保持する場合
- ユーザーの Google Workspace への移行が完了し、Notes カレンダーを使用しなくなるまで
次のステップ
関連トピック
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