Gmail 以外のメールボックスを使用する場合の設定

組織で Gmail 以外のメールサーバーを使用している場合は、[Gmail 以外のメールボックス] の設定を行うことで、ユーザーの Gmail 以外のメールボックスにメールをルーティング変更できます。Gmail 以外のメールサーバーの例としては、Microsoft Exchange などの Google 以外の SMTP サービスが挙げられます。

メッセージ センターのサポート終了: メッセージ センターは Gmail ユーザーが迷惑メールを確認、管理するのに使うウェブ コンソールですが、このメッセージ センターおよび検疫レポートは、2019 年 10 月以降にサポートが終了します。サポートが完全に終了となるまでの間はこれらの機能を利用できる場合がありますが、10 月以降のある時点よりメッセージ センターが利用できなくなり、検疫レポートのメールも届かなくなります。終了の事前通知はありませんのでご注意ください。管理者の方には、迷惑メールを管理するに記載されている対応を始めていただくことをおすすめします。

メッセージ センターのサポート終了についてで、よくある質問とその回答をご確認ください。

[Gmail 以外のメールボックス] で、Gmail を使用していないユーザー向けに以下の設定を有効にできます。

  • 迷惑メールフィルタ
  • コンテンツ コンプライアンス
  • メールのルーティング

[Gmail 以外のメールボックス] では、Gmail 以外のユーザーがメッセージ センターにログインして検疫レポートを設定することができます。メッセージ センターと検疫レポートを使用することで、Gmail 以外のユーザーが迷惑メールを管理できるようになります。これらの機能は Gmail 以外のユーザーのみを対象としています。

メッセージ センターとメールアクセス

メッセージ センターを有効にすると Gmail へのユーザー アクセスが制限され、ユーザーは Gmail のウェブ アプリケーションやモバイルアプリを使って Gmail アカウントにアクセスすることができなくなります。詳しくは、後述の警告をご覧ください。

メッセージ センターを有効にしていても、次のような Google またはサードパーティ製のアプリケーションや機能を使えば、ユーザーは Gmail の利用が可能です。

  • IMAP と POP
  • Google Sync
  • Gmail API を使用するサービス

こうしたアプリケーションを使った Gmail の利用をユーザーに許可しない場合は、各アプリケーションを無効にする必要があります。

警告: [Gmail 以外のメールボックス] 設定は、オンプレミス サーバーや Gmail 以外のメールサーバーにあるメールボックスを利用するユーザーにのみ使用し、Gmail ユーザーに対してはこの設定を有効にしないでください。有効にした場合、Gmail ユーザーは Gmail のウェブ アプリケーションやモバイルアプリから Gmail にアクセスすることができなくなるほか、ほとんどのメールが削除されます。

[Gmail 以外のメールボックス] 設定が有効の場合、Gmail 以外のユーザー宛てのメールは 30 日後に削除されます。Gmail 以外のユーザーが検疫レポートとメッセージ センターを利用できるように、メールは 30 日間保存されます。

メッセージ センター

メッセージ センターは、迷惑メールとして隔離されたメールをユーザーが閲覧、管理できるコンソールです。また、Gmail 以外の受信トレイに配信された(迷惑メールではない)メールも、メッセージ センターから閲覧可能です。

メッセージ センターを使うと、次のことができます。

  • メールを削除する。
  • 承認済みの連絡先のホワイトリストを作成する。
  • ログインと表示の設定をカスタマイズする。
  • 誤って迷惑メールと判定されたメールを特定し、配信しても安全であるというマークを付ける。こうすることでシステムが学習し、同様のメールは迷惑メールとして識別されることなく Gmail 以外の受信トレイに配信されるようになります。この機能を有効にするには、[ユーザーに迷惑メールの報告を許可する] チェックボックスをオンにします。

: メールは 30 日後にメッセージ センターから削除されますが、[配信済み] フォルダにあるメールは Gmail 以外の受信トレイから引き続き閲覧可能です。

詳しくは、メッセージ センターのメールの管理をご覧ください。

ユーザーがメッセージ センターを利用するには

メッセージ センターの URL は http://email-quarantine.google.com/messagecenter です。

メッセージ センターへのログインには G Suite のユーザー名とパスワードを使用します。ユーザーが自分のパスワードを忘れてしまった場合は、管理者がユーザーのパスワードを再設定できます。

メッセージ センターへのアクセス権をユーザーに付与しても、G Suite からユーザーへの通知は行われません。メッセージ センターへのアクセス権を付与したら、該当のユーザーに通知メールを送信することをおすすめします。こちらで通知メールのサンプルをご覧ください。

検疫レポート

検疫レポートはユーザーにメールで送信されるもので、最近迷惑メールに分類されたメールの一覧が記載されています。ユーザーはこの一覧を確認し、誤って検疫されたメールがあれば [迷惑メールではない] とマークを付けることができます。[迷惑メールではない] とマークされたメールは、ユーザーの Gmail 以外の受信トレイに送信されます。正当なメールに [迷惑メールではない] のマークを付けることで、同様のメールを迷惑メールとして識別しないようシステムに学習させることができます。

[ユーザーに迷惑メールの報告を許可する] チェックボックスはオンにすることをおすすめします。このオプションをオンにすると、システムで迷惑メールと判定されなかったメールも検疫レポートに含まれるようになります。そうしたメールに対してユーザーが必要に応じて迷惑メールとしてマークを付けることで、同様のメールが迷惑メールとして識別されるようシステムに学習させることができます。

メールのステータスは後からでも変更可能です。たとえば迷惑メールを迷惑メールではないメールにしたり、その逆にしたりすることも可能です。ステータスの変更は検疫レポートから、元のメールの受信後 30 日以内に行う必要があります(レポートの受信後 30 日以内ではないので注意してください)。有効期限が切れた後に [配信] または [迷惑メールを報告] をクリックすると、エラー メッセージが表示されます。

: 検疫レポートの From アドレスは noreply@email-quarantine.google.com で、エンベロープ送信者はメールの宛先と同じです。検疫レポートはメールログ検索を使って検索できます。ログ検索の際はレポートの宛先を検索し、その宛先アドレスを送信者アドレスとして使用します。

検疫レポートの例を次に示します。

Quarantine summary report

レポートの内容

レポート期間中に隔離された迷惑メールがなかった場合は、迷惑メールが一切なかったことを示す検疫レポートがユーザーに送信されます。

レポート期間中に受信したメールが一通もなかったユーザーにも、迷惑メールが何通か届いたことを示すレポートが届く場合があります。迷惑メールはユーザーの受信トレイには配信されません。

[ユーザーに迷惑メールの報告を許可する] がオフになっていて、検疫されたメールがない場合、ユーザーには空のレポートが送信されます。空のレポートはユーザーを混乱させる可能性があるため、レポートを参照する代わりにメッセージ センターにログインし、メールを手動で確認するようユーザーに案内するのがおすすめです。

ユーザーによる検疫の概要レポートの利用方法について詳しくは、検疫レポートをご覧ください。

「Gmail 以外のメールボックス」を設定する

[Gmail 以外のメールボックス] の設定は、他のメール セキュリティ設定と同様に、組織部門内のすべてのユーザーに適用されます。子組織内のユーザーには親組織の設定が継承されます。

この設定を有効にした場合、メールのプライマリ ルートに Gmail のメールボックスを指定することはできません。G Suite では Gmail と Gmail 以外のメールボックスの併用はサポートされないため、管理者はいずれか 1 つのメールボックスをユーザーに代わって選択します。

用途や使用例など、メールのルーティングについて詳しくは、メールのルーティングと配信をご覧ください。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[アプリ]次に[G Suite]次に[Gmail]次に[詳細設定] をクリックします。

    ヒント: [詳細設定] を表示するには、Gmail ページの一番下までスクロールします。

  3. サーバーの受信ルートを追加します(まだ追加していない場合)。

  4. 左側で組織を選択します。

  5. [Gmail 以外のメールボックス] までスクロールするか、[設定項目を検索] 欄に [Gmail 以外のメールボックス] と入力します。

    • [まだ設定されていません] と表示されている場合、カーソルを合わせて [設定] をクリックします。

    • [ローカルに適用しました] または [継承] と表示される設定に対しては、カーソルを合わせて [編集] または [他にも追加] をクリックし、編集や追加を行います。

  6. この設定に簡単な説明を入力します(「Gmail 以外のメールボックスの設定」など)。

  7. [メールサーバー] で、リストからメールホストを選択します。

  8. メッセージ センターをユーザーが利用できるようにするには、[ユーザーにメッセージ センターへのログインを許可する] チェックボックスをオンにします。

  9. 検疫レポートをユーザーが利用できるようにするには、[定期的なレポートを有効にする] チェックボックスをオンにし、次の操作を行います。

    • おおよその配信時刻を、Google 管理コンソールでドメインに設定したタイムゾーンで選択します。

    • 曜日を選択します。たとえば、検疫レポートを毎日ユーザーに配信する場合は、7 個のチェックボックスをすべてオンにします。週に 1 回配信する場合は、チェックボックスを 1 個だけオンにします。

  10. ユーザーの受信トレイに配信されたメールをメッセージ センターと検疫レポートに含ませるには、[ユーザーに迷惑メールの報告を許可する(推奨)] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスは、[定期的なレポートを有効にする] チェックボックスをオンにすると自動的にオンになります。

  11. [設定を追加] または [保存] をクリックします。すべての新しい設定が [詳細設定] ページに追加されます。

  12. 下部にある [保存] をクリックします。

変更がユーザー アカウントに反映されるまでには、最長で 1 時間ほどかかる場合があります。行った変更は管理コンソールの監査ログで確認できます。

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