Postmaster Tools ダッシュボード

Postmaster Tools のホームページには、追加したすべてのドメイン、各ドメインが追加された日付、各ドメインの証明ステータスが表示されます。ドメインの証明ステータスの詳細については、[ステータス] 列のツールチップをクリックしてください。Postmaster Tools ウィンドウの上部にある 3 つのメニューで、次のいずれかを選択します。

  • ドメイン: 照明済みのドメインを選択します。証明済みでないドメインはメニューに表示されません。
  • ダッシュボードの種類: いずれかの Postmaster Tools ダッシュボードを選択します。
  • 期間: ダッシュボード データの期間を選択します。過去 7 日間、30 日間、60 日間、90 日間、120 日間から選択できます。

Postmaster Tools を初めて設定する場合は、Postmaster Tools で送信メールを監視するをご覧ください。

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Postmaster Tools ダッシュボードの概要

以下の表に、各ダッシュボードの簡単な説明を示します。この簡単な説明から、ダッシュボードの詳細情報に移動できます。

ダッシュボード 説明
コンプライアンスのステータス コンプライアンス ステータス ダッシュボードには、メール送信者のガイドラインに記載されているメール送信者の要件の遵守状況が表示されます。
迷惑メール率 迷惑メール率ダッシュボードには、Gmail で受信者が手動で迷惑メールに分類したメールの割合が表示されます。
IP レピュテーション IP レピュテーション ダッシュボードには、メールの送信に使用している IP アドレスの品質評価が表示されます。
ドメイン レピュテーション ドメイン レピュテーション ダッシュボードには、メールの送信に使用しているドメインの品質評価が表示されます。
フィードバック ループ

フィードバック ループ ダッシュボードには、受信者が迷惑メールに分類したメッセージがメール キャンペーンごとに表示されます。

認証

認証ダッシュボードには、SPF、DKIM、DMARC 認証に合格したメールの割合が表示されます。

暗号化

暗号化ダッシュボードには、暗号化された SSL または TLS 接続で送信されたメールの割合が表示されます。

配信エラー

配信エラー ダッシュボードには、すべての認証済みメール(SPF または DKIM)のうち、拒否されたか一時的に失敗した全メールの割合が表示されます。

コンプライアンスのステータス

コンプライアンス ステータス ダッシュボードは、個人用 Gmail アカウントにメールを送信するすべてのメール送信者(一括送信者を含む)が利用できます。一括送信者とは、24 時間以内に約 5,000 件以上のメールを Gmail アカウントに送信しているユーザーのことです。

コンプライアンス ステータス ダッシュボードを使用して、送信メールがメール送信者のガイドラインの送信者の要件に準拠していることを確認します。

次の点に注意してください。

  • ダッシュボードのデータは、個人の Gmail アカウントに送信されたメールにのみ適用されます。
  • コンプライアンス ステータスの判断に使用されるダッシュボード データは、リアルタイム データではありません。変更を行いコンプライアンス要件を満たしても、すぐにはダッシュボードに反映されません。通常、ダッシュボードのデータは 24 時間以内に更新されますが、それ以上かかる場合もあります。
  • コンプライアンス ステータス ダッシュボードのデータはプライマリ ドメインにのみ適用され、サブドメインには適用されません。ダッシュボードではサブドメインのデータを使用してコンプライアンスを判断していますが、プライマリ ドメインのステータスのみが表示されます。たとえば、サブドメイン mail.solarmora.com を Postmaster Tools に追加すると、コンプライアンス ステータス ダッシュボードには solarmora.com ドメイン全体のデータが表示されます。
  • To protect the privacy of Gmail users, the dashboard might not include all data on days when outgoing email volume is low. This can impact what you see in the dashboard.

コンプライアンス ステータス ダッシュボードでは、メール送信者のガイドラインに記載されている送信者の要件に関するコンプライアンス情報を確認できます。一部の要件は一括送信者にのみ適用されます。

すべての送信者が利用可能なコンプライアンス ステータス

  • SPF 認証と DKIM 認証
  • DNS レコード
  • メッセージの書式設定
  • 暗号化
  • ユーザーが報告した迷惑メール率

一括送信者のみが利用可能なコンプライアンス ステータス

  • DMARC 認証
  • ワンクリックでの登録解除
  • 登録解除への対応

ダッシュボードの各要件には、次の 2 つのステータスがあります。

  • 準拠: メールシステムが要件を満たすように正しく設定されており、メールがメール送信者のガイドラインの要件を満たしています。必要な対応は特にありません。要件の詳細を確認するには、要件名の横にあるダッシュボード ツールチップをクリックします。
  • 要対応: 要件を満たすようにメールシステムを変更し、送信メールがメール送信者のガイドラインの要件を満たしていることを確認する必要があります。要件を満たすために必要な対応は、ステータス列に記載されています。問題を解決し要件を満たしてからダッシュボードに反映されるまでには、7 日以上かかることがあります。

コンプライアンス ステータスに関する問題のトラブルシューティング

問題 考えられる原因 推奨される対応
コンプライアンス ステータス ダッシュボードの情報に基づいて変更を行ったが、ドメインのステータスが変わっておらず、[要対応] と表示されたままになっている。 コンプライアンス ステータス ダッシュボードは、数日にわたって収集された移動平均データを使用するため、ドメインのステータスがすぐには更新されない場合があります。 7 日経ってからコンプライアンス ステータス ダッシュボードで最新の情報を確認してください。
コンプライアンス ステータス ダッシュボードに表示されている自分のドメインの情報が、他の Postmaster Tools ダッシュボードにある同じドメインの情報と食い違っている。

コンプライアンス ステータス ダッシュボードは、数日にわたって収集された移動平均データを使用するため、ドメインのステータスがすぐには更新されない場合があります。

コンプライアンス ステータス ダッシュボードでは、コンプライアンスの計算に若干異なるデータセットが使用されるため、ダッシュボードによってデータが少々異なる場合があります。

コンプライアンス ステータス ダッシュボードには、プライマリ ドメインのコンプライアンスのみが表示されます。ただし、プライマリ ドメインのコンプライアンスの判断には、プライマリ ドメインとサブドメインの両方のデータが使用されています。たとえば、サブドメイン mail.solarmora.com を Postmaster Tools に追加した場合、コンプライアンス ステータス ダッシュボードには solarmora.com プライマリ ドメイン全体のデータが表示されます。

7 日経ってからコンプライアンス ステータス ダッシュボードで最新の情報を確認してください。

サブドメインに関するデータについては、コンプライアンス ステータス ダッシュボード以外の Postmaster Tools ダッシュボードを確認してください。

迷惑メール率とフィードバック ループ

迷惑メール率とは、承諾済みの受信者の受信トレイに配信された後に、受信者によって迷惑メールに分類されたメールの割合です。迷惑メールに振り分けられた後、受信者が迷惑メールではないとマークしたメールは、受信トレイに直接配信されたメールとしてカウントされます。Postmaster Tools には、DKIM で認証され Gmail アカウントに送信されたメールの迷惑メール率が表示されます。

Gmail が多数のメールを自動的に迷惑メールに分類している場合、受信トレイに届くメールの数が減るため、ダッシュボードに表示される割合が低く見えることがあります。

フィードバック ループ ダッシュボード

フィードバック ループとは、メール キャンペーンのメールが受信者によって迷惑メールに分類されたことを知らせるメカニズムです。メール キャンペーンのフィードバック ループ情報を取得するには、まず Gmail にフィードバック ループを設定します。

フィードバック ループ ダッシュボードでは、フィードバック ループ ID が設定されている特定のメール キャンペーンからのメールについて、迷惑メール率が表示されます。この ID は、メッセージに関連付けられているメール キャンペーンを識別します。

  • FBL 迷惑メール率の平均値: フィードバック ループで特定された、すべてのキャンペーンの 1 日あたりの平均迷惑メール率の推移です。特定のメール キャンペーンの迷惑メール率を表示するには、グラフ上のデータポイントをクリックします。
  • ID の量: フィードバック ループで特定された、1 日あたりの一意のキャンペーン ID の数の推移です。

迷惑メール率に関するトラブルシューティング

迷惑メール率をできる限り低く抑えることをおすすめしますが、迷惑メール率が極端に低い場合は、何かがデータの精度に影響している可能性があります。

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問題 考えられる原因 推奨される対応
送信メールの迷惑メール率が高い 受信トレイに配信されたメールが、複数の受信者から迷惑メールとして報告されています。

迷惑メール率が高い期間が長くなると、今後のメールが迷惑メールに分類される可能性が高くなります。迷惑メールに分類される数を減らすには、次の推奨事項に従ってください。

メール送信者のガイドラインのガイドラインに従い、要件を満たします。 

レピュテーションが低い原因となっている送信行動は避け、送信元ドメインまたは IP アドレスが低いレピュテーションから回復するまで待ちます。 

Follow these best practices for sending email:

  • Send email only to recipients who want to get messages from you.
  • Make sure recipients opt in to get messages from you.
  • Confirm each recipient's email address before subscribing them.
  • Periodically send messages to confirm that recipients want to stay subscribed.
  • Consider unsubscribing recipients who don’t open or read your messages.
  • Make it easy to unsubscribe.
  • Use the feedback ID to identify the types of message that are most often marked as spam by recipients.

迷惑メールを最小限に抑えるための対策を講じた後、迷惑メール率がコンプライアンスの範囲内の通常のレベルになるまで最大 7 日間お待ちください。

Postmaster Tools に通常表示される内容に比べ、迷惑メール率が極端に低いように思われる。

このダッシュボードには、ユーザーが報告した迷惑メール率が表示されます。送信したメールのうち多数が、Gmail によって自動的に迷惑メールに分類されています。受信者の受信トレイに届くメールの数が減るため、ダッシュボードの迷惑メール率は低くなっています。
高かった迷惑メール率が急に 0 に下がった。 過去に迷惑メール率が高くなった結果、多くのメールが自動的に迷惑メールに分類されています。受信者が受信トレイのメールを迷惑メールとして報告しているわけではありません。
高い迷惑メール率が表示された後、迷惑メール率が表示されなくなった。 過去に迷惑メール率が高くなった結果、多くのメールが自動的に迷惑メールに分類されています。受信者が受信トレイのメールを迷惑メールとして報告しているわけではありません。
迷惑メール率が高いものの、ドメインまたは IP のレピュテーションも高い。 受信トレイに配信されたメールが、受信者から迷惑メールとして報告されています。IP またはドメインのレピュテーションが低下し始めている可能性があります
迷惑メール率は低いが、ドメインまたは IP のレピュテーションも低い。

このダッシュボードには、ユーザーが報告した迷惑メール率が表示されます。Gmail で大量のメールが自動的に迷惑メールに分類されており、迷惑メールではないと報告している受信者はほとんどいません。

お客様の送信元ドメインまたは IP アドレスのレピュテーションは低い状態から回復しつつあり、受信トレイ内の迷惑メールの可能性があるメールは、受信者から迷惑メールとして報告されていません。

迷惑メール率が、サードパーティ送信者の迷惑メール報告と一致していない。 サードパーティ送信者は、Gmail と同じデータを迷惑メールの判断に使用していません。Gmail では、アクティブ ユーザーや不審なメールの挙動など、他の要素に基づいて迷惑メールの判断を行う場合もあります。そのため、サードパーティ送信者の迷惑メール報告は、このダッシュボードに表示されるデータとは異なります。 Google とサードパーティの送信者の両方のレポートを使用して、送信に関する問題を特定し、解決してください。
フィードバック ループ ID の数が、実際に送信した数よりも少ない。

特定のフィードバック ループ ID についての迷惑メール報告はほとんど、またはまったくありません。このダッシュボードに表示するには、そのフィードバック ループ ID に対する迷惑メール報告数が一定以上必要です。

そのフィードバック ループ ID には、承諾しているユーザーに対する十分なメール件数がありません。

特定のフィードバック ID が表示されない場合は、そのキャンペーンからほとんどまたはまったく迷惑メールが送信されていない可能性があります。ただし、迷惑メール率が高い場合は、一意のフィードバック ループ ID の数を減らすことを検討してください。
IP レピュテーションとドメイン レピュテーション

レピュテーションとは、メールの送信に使用されるドメインと IP アドレスの品質の評価であり、ドメインまたは IP アドレスの送信動作によって決まります。送信者の評価は、インターネット サービス プロバイダやメール プロバイダによって監視されます。メールが想定どおりに配信されるようにするには、送信者は高い評価を維持する必要があります。評価が高い送信者からのメールは、迷惑メールではなく Gmail の受信トレイに配信される可能性が高くなります。

Postmaster Tools には、Gmail アカウントに送信された DKIM 認証メールを送信するドメインと IP アドレスの評価が表示されます。送信元 IP アドレスが DKIM を使用していない場合は、SPF で認証されたメールを Gmail アカウントに送信するドメインと IP アドレスの評価が表示されます。

ドメイン レピュテーション ダッシュボードに反映させるには、DKIM 認証と SPF 認証の際にドメインを正確に使用する必要があります。

以下は、IP レピュテーションとドメイン レピュテーション ダッシュボードに表示されるレピュテーション評価です。迷惑メールには、Gmail によって自動的に迷惑メールに分類されたメールと、受信者によって迷惑メールに分類されたメールが含まれます。

評価が低い場合のトラブルシューティング

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評価 一般的な原因 推奨される対応
悪い例 過去に大量の迷惑メールを定期的に送信したことがある。このアドレスからのメールは、ほとんどの場合、迷惑メールに分類されるか、受信サーバーによって拒否されます。

評価を高めるには、迷惑メールの送信、マルウェアの送信、疑わしいドメインからの送信、SPF または DKIM で認証されていないメールの送信などを行わないようにします。

この記事の迷惑メール率に関するトラブルシューティングに記載されているおすすめの対応を行います。
多数の迷惑メールを定期的に送信したことがある。このアドレスからのメールは迷惑メールに分類される可能性があります。
正当なメールを送信してきたが、たまに迷惑メールを送信したことがある。このアドレスから送信されるほとんどのメールは、迷惑メールレベルが著しく上昇した場合を除き、ある程度の割合で受信されます。
これまで迷惑メール率が非常に低く、Gmail 送信者のガイドラインを遵守している。このアドレスからのメールが Gmail で迷惑メールに分類されることはまれです。

 

認証

認証ダッシュボードには、SPF、DKIM、DMARC の認証に合格したメールの割合が表示されます。このダッシュボードには、From: ヘッダーにご利用のドメインが含まれるメールのデータが表示されます。DKIM と DMARC が正しく設定されている場合、通常、これらの成功率は 95% 以上になります。SPF の成功率は低い傾向があり、多くの場合、これはサードパーティから送信されたメールの数に関連しています。

  • DKIM 成功率: DKIM に正常に認証され、From: ヘッダーと一致した認証ドメインからのメールの割合。
  • SPF 成功率: SPF に正常に認証され、From: ヘッダーと一致した認証ドメインからのメールの割合。なりすましメールは含まれません。
  • DMARC 成功率: DMARC ポリシーが正常に設定され、SPF または DKIM のいずれかで適合し認証された認証ドメインからのメールの割合。詳しくは、DMARC アラインメントをご覧ください。

認証率が低い場合のトラブルシューティング

認証の成功に影響する以下の動作は制御できないことに注意してください。

  • 受信者によるメールの転送方法
  • メーリング リストによるメールの処理方法
  • 悪意のあるユーザーがメールに対して行う操作

認証の成功率を高めるための一般的なベスト プラクティスは次のとおりです。

  • DKIM、SPF、DMARC を設定する。
  • 信頼できる安定した DNS プロバイダを使用する。
  • DNS レコードを確認する。
  • ご利用のドメインに DKIM を使用することを、すべてのサードパーティの送信サービスで必須にする。メールの送信に使用するサードパーティのサービスごとに、一意の DKIM 鍵と設定を作成します。

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認証方法 成功率が低い場合に考えられる原因 推奨される対応
DKIM DKIM 設定の検索中に DNS エラーが発生した。この問題の原因としては、DKIM DNS TXT レコードの形式が正しくないか、一時的な DNS エラーが考えられます。

DKIM TXT レコードの形式が適切で、正しい DKIM 鍵が含まれていることを確認します。

後で成功率を確認して、DNS エラーが解決したことを確認します。

受信者がメールを自動転送している。エラーが発生していない場合は、転送サーバーがエラーを取得している可能性があります。 可能であれば、メールを転送しているアカウント サービスに連絡してください。
悪意のある行為者が古いメールを再送信または偽装しようとして、配信エラーが発生している。これは DKIM リプレイ攻撃と呼ばれます。

悪意のある人物によるリスクを軽減するために、DKIM の設定に有効期限を追加することを検討します。

SPF 認証を設定してセキュリティを強化します。

SPF SPF 構成の検索中に DNS エラーが発生した。この問題は、SPF DNS TXT レコードの形式が正しくないか、一時的な DNS エラーが原因である可能性があります。

SPF TXT レコードの形式が正しく、ご利用のドメインのメールを送信するすべてのドメインと IP アドレスを参照していることを確認してください。

後で成功率をチェックして、DNS エラーが解決されたかどうかを確認します。

サードパーティの送信者または転送者は、元の送信者の情報ではなく、自身の情報(ドメインまたは IP アドレス)を使用して SPF の認証を行う必要があります。

  • DKIM で署名され、変更なし(メーリング リストや自動転送など)で転送されたメールは、多くの場合、転送ドメインの SPF によって認証され、From: ヘッダーと一致しないことがあります。
  • サードパーティの送信者によって送信されたメールは、サードパーティの送信者によって SPF で認証される必要があります。そのため、メールが SPF アラインメント チェックに失敗する可能性があります。
サードパーティのサービスを使用してメールを送信する場合は、そのサービスが自身のドメインを使用して送信していること、そのドメインに SPF が設定されていることを確認します。
ご利用のドメインの権限を悪意のある行為者が偽装(なりすまし)しようとしている可能性があります。ご利用のドメインの SPF レコードに含まれていないドメインまたは IP アドレスから、なりすましをした人物がメールを送信した場合、メールは認証に失敗します。 検疫または拒否のポリシーを使用して DMARC 認証を設定します。ただし、正当なメールが検疫または拒否されるリスクが高まる可能性があります。
DMARC DMARC 構成の検索中に DNS エラーが発生した。DMARC DNS TXT レコードの形式が正しくないか、一時的な DNS エラーが原因である可能性があります。

DMARC TXT レコードの形式が正しいことを確認します。

後で成功率をチェックして、DNS エラーが解決されたかどうかを確認します。

  悪意のある行為者が古いメールを再送信または偽装しようとしている。 検疫または拒否のポリシーを使用して DMARC 認証を設定します。ただし、正当なメールが検疫または拒否されるリスクが高まる可能性があります。
  メールが SPF 認証と DKIM 認証の両方に合格しなかった場合は、DMARC 認証も不合格になります。たとえば、サードパーティの送信者がメールの From: ヘッダーを更新せずにメッセージを変更した場合、SPF と DKIM はどちらも失敗し、DMARC も失敗します。

メールが SPF 認証と DKIM 認証に合格することを確認します。

ご利用のドメインで DKIM を有効にしている場合は、pct=0 で DMARC ポリシーを使用し、毎日の DMARC レポートを確認して未認証メールの送信元を特定することをおすすめします。

  認証はあるものの From: ヘッダーの適合がないメールは、迷惑メールに振り分けられます。メールの件数が多いと、送信速度が制限されることがあります。DMARC では、メールの From: ヘッダーが SPF または DKIM で指定された送信ドメインとどの程度一致しているかに基づいて、メールを受理または却下します。これをアラインメントと呼びます。

DMARC レコードが厳格なアライメント用にセットアップされている場合は、緩和されたアライメントに変更することを検討してください。通常、これでも十分ななりすまし対策が提供されます。厳密なアラインメントを行うと、関連するサブドメインからのメールやその他の正当なメールが拒否されたり、迷惑メールに分類されたりする可能性があります。詳しくは、アライメントをご覧ください。

 

暗号化

暗号化ダッシュボードには、認証済みメールのうち暗号化されたものの割合が表示されます。

TLS 受信: そのドメインから受信したメールの合計数のうち、安全な TLS 接続で送信され Gmail で受信されたメールの割合。

TLS アウトバウンド: ドメインから送信されたメールの合計数のうち、安全な TLS 接続で送信された、Gmail への送信メールの割合。

暗号化に関する問題のトラブルシューティング

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問題 考えられる原因 推奨される対応
TLS を使用してすべてのメールを送信しているが、ダッシュボードに 100 より小さい割合が表示される。

受信者がメールを自動転送しており、転送サーバーは TLS を使用していません。

悪意のある行為者が古いメールを再送信または偽装しようとして、配信エラーが発生している。これは DKIM リプレイ攻撃と呼ばれます。

TLS ログを確認して、失敗の原因を特定します。

DKIM 認証を使用して到達可能性を高めます。

TLS を使用してすべてのメールを送信しているが、ダッシュボードに 0% と表示される。

TLS 構成で、無効な証明書、期限切れの証明書、または取り消された証明書が使用されている可能性があります。

使用している TLS が古いバージョンであり、新しいバージョンより安全性が低い可能性があります。

使用しているメールシステムが送信メールに対して最新の TLS バージョンをサポートしていることを確認します。詳しくは、安全な TLS 接続でメールを送信するをご覧ください。
配信エラー

配信エラー ダッシュボードには、すべての認証済みメール(SPF または DKIM)のうち、拒否されたか一時的に失敗した全メールの割合が表示されます。このダッシュボードには次のものも表示されます。

  • メールの拒否と一時的なエラーの数
  • メールの拒否または一時的なエラーの理由

Gmail ユーザーのプライバシーを保護するため、送信メールの量が少ない日は、ダッシュボードに一部のデータが表示されないことがあります。

エラー率が送信ログに表示されているものよりも高い場合は、次のような原因が考えられます。

  • 受信者がメールを自動転送していて、転送サーバーに配信エラーが発生している。
  • 悪意のある行為者が古いメールを再送信または偽装しようとして、配信エラーが発生している。これは DKIM リプレイ攻撃と呼ばれます。

Postmaster Tools の配信エラー

エラー メッセージ 説明 推奨される対応
ペースの制限を超えている ドメインまたは IP アドレスが不審なほどのハイペースでトラフィックを送信しているため、Gmail が送信レートを一時的に制限しています。

このエラーが表示されたらすぐにメールの送信を停止し、数分後に送信を再開します。これは、送信元ドメインまたは IP アドレスのウォームアップと呼ばれます。

メールは一定のペースで送信することをおすすめします。バラバラのペースで送信する場合よりも、このエラーが起きる可能性が低くなります。

スパムの疑い Gmail で迷惑メールの可能性があると判断されました。 このエラーは通常、ドメインまたは IP アドレスのレピュテーションが低いことが原因です。問題が解決しない場合は、一括送信者エスカレーション フォームを使用してお問い合わせください。
メールに迷惑なコンテンツが含まれている可能性 メールの内容が迷惑メールの可能性があると Gmail が判断しました。 メールの内容の種類(インターネット リンクなど)によっては、メールが迷惑メールとして扱われる可能性が高くなります。問題が解決しない場合は、一括送信者エスカレーション フォームを使用してお問い合わせください。
添付ファイルが不正またはサポートされていない サポートされていない添付ファイルがメッセージに含まれています。Gmail でサポートされている添付ファイルについては、Gmail でブロックされるファイルの種類をご覧ください。 Gmail で明示的にサポートされている添付ファイルを送信してください。
送信者ドメインの DMARC ポリシー 送信元ドメインに「reject」という DMARC ポリシーがあります。DMARC 認証に合格しないメールは、このポリシーに基づいて拒否されます。送信者のガイドラインの要件を満たしているが DMARC に合格しないメールを配信するには、DMARC ポリシーを none に設定します。 毎日の DMARC レポートを確認して、メールが正当なものか、なりすましやフィッシング攻撃かを特定してください。

レピュテーションの低い IP からの送信

レピュテーションが非常に低い IP アドレスから送信されています。IP レピュテーションを改善する方法をご確認ください。 他の IP アドレスを使用してメールを送信します。メール送信者のガイドラインの推奨事項と要件に準拠していても問題が解決しない場合は、一括送信者エスカレーション フォームからお問い合わせください。
レピュテーションの低いドメインからの送信 レピュテーションが非常に低いドメインから送信されています。ドメインのレピュテーションを向上させる方法をご確認ください メール送信者のガイドラインの推奨事項と要件に準拠していても問題が解決しない場合は、一括送信者エスカレーション フォームからお問い合わせください。
IP アドレスが公開 RBL に掲載されている 送信元 IP アドレスが 1 つ以上の公開インターネット拒否リストに記載されています。拒否リストから削除するには、送信元 IP アドレスを拒否リストに登録した組織に連絡してください。 ブロックリストの所有者に連絡して、削除を依頼します。
ドメインが公開 RBL に掲載されている 送信元ドメインが、1 つ以上の公開インターネット拒否リストに記載されています。拒否リストから削除するには、ドメインを拒否リストに追加した組織に連絡してください。 ブロックリストの所有者に連絡して、削除を依頼します。
PTR レコードが正しくないか見つからない メッセージを送信した IP アドレスに PTR レコードがありません。

PTR レコードがない場合は、追加します。PTR レコードは、Google 管理者ツールボックスの Dig ツールを使用して確認できます。

配信エラーのトラブルシューティング

エラーがあまりにも多いと、送信ドメインと IP アドレスの送信制限が厳しくなり、大量のメールが届くまでに時間がかかります。割り当てを増やす最も効果的な方法は、メール送信の際にエラーをできるだけ少なくすることです。

配信エラーのトラブルシューティングに関する一般的な推奨事項は次のとおりです。

  • 表示されたエラー メッセージを確認して、配信エラーを減らす方法を特定します。
  • 詳細については、送信側のサーバーログを確認してください。
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エラー メッセージに解決策や推奨される対応が記載されていない場合、通常は次のいずれかのカテゴリに分類されます。

エラーの種類 説明 推奨される対応
一時的なエラー 一時エラーとも呼ばれます。一時エラーは、送信レートを低下させるためのスロットリング ツールです。一時エラーが発生した後に送信ペースを遅くしていないと、一定期間メールに永続的エラーが発生する可能性があります。おすすめは指数バックオフで、これは、各リクエスト間の遅延を増加させながら、失敗したリクエストを定期的に再試行する方法です。詳しくは指数バックオフの詳細をご覧ください。

おすすめの方法: しばらく送信を完全に停止してから、速度を遅くして送信を再開します。

送信ペースを遅くします。

不正行為に関連する永続的エラー このエラーには、メールのコンテンツ、送信元 IP アドレスのレピュテーション、ドメインに関する問題、一時エラー発生後の送信ペースの低下など、複数の原因が考えられます。

メール送信者のガイドラインに記載されている、メール形式に関するおすすめに従ってください。

おすすめの方法: しばらく送信を完全に停止してから、速度を遅くして送信を再開します。

送信ペースを遅くします。

一般的な永続的エラー これは通常、Google のメールサーバーに問題があることを示しています。

おすすめの方法: しばらく送信を完全に停止してから、速度を遅くして送信を再開します。

送信ペースを遅くします。

 

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