MX レコードを使用してドメインの所有権を証明し(まだ証明していない場合)、Gmail をビジネス用メールとして設定します。
Google の MX レコードに切り替えると、Gmail の受信トレイか MS Outlook などのメール クライアントでメールを受信できます。
仕組み
- 設定手順は開いたまま、別のウィンドウかタブから利用中のドメインホストにログインします。ドメインの技術設定はドメインホストで管理されています。
- 次に、MX レコードの設定を更新して、メールが Google Workspace アカウントに配信されるようにします。これは、郵便局に転居届けを出して、郵便物が新しい住所に届くようにする手続きと似ています。
- ドメインですでにメールをご使用の場合(メールアドレスの末尾が @example.com の場合)、以前のメール プロバイダの代わりに Gmail にメールが届くようになります。
MX レコードを設定する(ホスト固有の手順(推奨))
ドメインホストごとの MX 設定手順をご確認ください。GoDaddy、Enom、1&1 IONOS、Dreamhost など、多数のドメインホスト用の手順をご紹介しています。ドメインホストの特定
Google Workspace の MX レコードを設定する(一般的な手順)
利用中のドメインホスト用の手順が見つからない場合は、こちらの一般的な手順に従ってください。
注: ドメイン名の入ったメールアドレス(例: user@your-company.com)がすでにある場合は、Google 管理コンソールでユーザー アカウントを作成してから MX レコードを設定してください。そうすることで、ユーザーがメールを中断なく受信できます。
- 利用中のドメインホストでドメインのアカウントにログインします。
サポートが必要な場合: 利用中のドメインホストのサポートチームにお問い合わせください。ドメインホストは MX レコードに詳しく、日常的に設定を行っています。
- ドメインの MX レコードを更新するセクションに移動します。「DNS Management」、「Mail Settings」、「Advanced Settings」といったセクション名です。
- 既存の MX レコードをすべて削除します。
既存のレコードを削除できない場合は、その優先値を 20 以上に変更します。 - Google メールサーバー用に新しい MX レコードを追加します。
利用中のドメインホストで MX レコードの数が制限されている場合は、表の先頭の 2 つのレコードだけを追加してください。
Google Workspace の MX レコードの値名前、ホスト、エイリアス TTL(Time to Live)* レコードタイプ 優先値 値、応答、参照先 @ または空欄 3,600 MX 1 ASPMX.L.GOOGLE.COM @ または空欄 3,600 MX 5 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM @ または空欄 3,600 MX 5 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM @ または空欄 3,600 MX 10 ALT3.ASPMX.L.GOOGLE.COM @ または空欄 3,600 MX 10 ALT4.ASPMX.L.GOOGLE.COM 注: ドメインホストによって名前と値の欄の名称が異なることがあります。また、一部のホストでは、サーバー名の末尾にピリオドを付ける必要があります。
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変更を保存します。
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管理コンソールで設定ツールを開きます。
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Gmail のセクションで [有効化] をクリックします。
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既存のメールアドレスをすべて作成し、Gmail でドメインのすべてのメールを受信できるようになっていることを確認します。[続行] をクリックします。
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次のページで、ページの一番下までスクロールし、[Gmail を有効にする] をクリックします。
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通常は 6 時間以内に新しい Google Workspace のメールアドレスを使ったメールの送受信をできるようになりますが、新しいアドレスでメールを受信できるようになるまでには 48~72 時間ほどかかる場合もあります。MX レコードが反映されるまでの時間は利用しているドメインホストによって異なり、Google では制御できません。新しいアドレスでメールを受信できるようになるまでの間は、以前のメール クライアントで受信できます。
Gmail の使用を開始する
- admin.google.com に Google Workspace のユーザー名とパスワードでログインします。
- 右上のアプリ ランチャー アイコン
メールアイコン
をクリックします。
Gmail のセキュリティを設定する
Gmail でメール認証とセキュリティ方式を有効にすることをおすすめします。
メール認証のベスト プラクティス
管理者の方には、ドメインに対して以下のメール認証方法を設定していただくことをおすすめします。
- SPF: あるドメインから送信されたように見えるメールが、ドメイン所有者によって承認されたサーバーから送信されたものであることを受信サーバーで確認できます。
- DKIM: すべてのメールにデジタル署名が追加され、この署名によって、メールが偽装されていないことと配信中に改変されていないことを受信サーバーで確認できます。
- DMARC: SPF と DKIM でメールを認証し、不審な受信メールを管理できます。
サポートが必要な場合
72 時間を経過しても MX レコードが反映されない場合や、ドメインの DNS 設定にアクセスできない場合は、ドメインホストに直接お問い合わせください。
メール配信のトラブルシューティングを行う場合は、MX レコードのトラブルシューティングをご覧ください。
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