会議室とリソースが登録されたカレンダーを共有する

Google カレンダーでは、会議室や社用車などのカレンダー リソースを作成する際に、そのリソースのカレンダーを作成できます。ユーザーは、共有されたリソースを自分のカレンダーの予定に追加して、予約することができます。ユーザーがリソースを予約すると、そのリソースのカレンダーに、対応する予定が作成されます。

始める前に

リソースを共有するには、そのリソースを [マイカレンダー] リストに追加しておく必要があります。[マイカレンダー] リストにリソースを追加するには、カレンダーの管理権限を持つ管理者アカウントが必要です。

  1. 管理したいリソースがまだカレンダーにない場合は、リソースを作成します。
  2. 管理者アカウントでログインし、Google カレンダーを開きます。
  3. 左側にある [他のカレンダー] の横にある追加アイコン 次に [リソースのブラウジング] をクリックします。
  4. リソースのビルディングまたは場所をクリックします。
  5. リソースの横にあるチェックボックスをオンにして [マイカレンダー] リストに追加します。

リソースを共有する

リソースを共有する場合、ユーザーはそのリソースを [他のカレンダー] リストに追加することで、リソースの空き情報を確認したり、予定のためにリソースを予約したりできるほか、通知を受け取ることができます。ただし、リソースを編集することはできません。

  1. 管理者アカウントでログインし、Google カレンダーを開きます。
  2. [マイカレンダー] リストで目的のリソースにカーソルを合わせ、その他アイコン 次に [設定と共有] をクリックします。
  3. リソースの共有方法を選択します。 
    • 共有カレンダーの設定で、一般的な [予定のアクセス権限] と [特定のユーザーとの共有] の権限を設定できます。両方を設定した場合、特定のユーザーにはより広範な権限が適用されます。

      たとえば、[一般公開して誰でも利用できるようにする] を選択して [予定の表示(すべての予定の詳細)] を指定し、同時に特定のユーザーとカレンダーを共有して [予定の表示(時間枠のみ)] を指定した場合、そのユーザーは管理者のすべての予定の詳細を表示できます。

    • カレンダーを組織のすべてのユーザーと共有するには、[予定のアクセス権限] で次のように設定します。
      1. [[ドメイン名] で利用できるようにする] チェックボックスをオンにします。
      2. 右側にある下矢印アイコン をクリックし、オプションを選択します。このページで後述するリソースの権限をご覧ください。
    • 新しいリソースに対して内部共有オプションを設定しなかった場合、組織の予備カレンダーに使用されるデフォルトの共有オプションが継承されます。カレンダーを特定のユーザーまたは Google グループのグループと共有するには、[特定のユーザーとの共有] で次の操作を行います。
      1. [ユーザーを追加] をクリックします。
      2. 共有相手のユーザーまたはグループのメールアドレスを追加します。
      3. [権限] で、下矢印アイコン をクリックしてオプションを選択します。このページで後述するリソースの権限をご覧ください。
      4. [送信] をクリックします。
  4. ユーザーがリソースを予約できるようにします。詳しくは、リソースを予約できるかどうかをテストするをご覧ください。
  5. 予定にリソースを追加できるようになったことをユーザーに通知してください。
  6. (省略可)招待状に対するリソースの返答を管理する手順を完了します。

リソースの権限について

リソースを共有する際、リソースに関連する予定のユーザーに対する表示方法や、ユーザーによる予定の追加や編集を許可するかどうかをコントロールすることができます。

  • 予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示) - ユーザーは個人のカレンダーで予定を作成、変更するときにリソースを予約できますが、リソースのカレンダーで予定の名前や詳細を確認することはできません。組織で時間枠のみが表示されたリソースの予約を許可しない場合でも、[すべての予定の詳細を表示] の権限は設定してリソースを共有する必要があります。そうしないと、リソースは常にユーザーが予約できない状態になります。
  • すべての予定の詳細を表示 - ユーザーはリソースを予約することができ、ユーザーの個人のカレンダーでその予定を作成、変更するときに予定の詳細を表示できます。予定の管理者は、個人のカレンダーで予定を変更できます。ただし、リソースのカレンダーで直接予定を変更したり、他のユーザーの予定を変更したりすることはできません。
  • 予定の変更 - ユーザーは予定の詳細(限定公開の予定の詳細を含む)を表示できます。どの予定でも変更できます。この項目は、組織全体ではなく、特定のユーザーとリソースが共有されている場合のみ使用できます。
  • 変更および共有の管理権限 - ユーザーは予定(限定公開の予定を含む)の詳細を表示できます。どの予定でも変更できます。共有設定を変更することもできます。この項目は、特定のユーザーとリソースが共有されている場合のみ使用できます。
  • 招待状の自動承諾 - 空き状況と競合しないリソースをユーザーが予約できるように設定できます。この設定により、未承認のユーザーによってリソースが予約されるのを防ぐこともできます。または、空き状況や権限に関係なく、ユーザーがリソースを予約できるようにすることも可能です。

招待状に対するリソースの返答を管理する

  1. 管理者アカウントでログインし、Google カレンダーを開きます。
  2. [マイカレンダー] リストで目的のリソースにカーソルを合わせ、その他アイコン 次に [設定と共有] をクリックします。
    アクセスするにはカレンダーの権限が必要です。
  3. [招待状の自動承諾] で、次のいずれかを選択します。
    • 招待された日時が空いていれば自動承諾する - 招待された日時に他の予定によってリソースが予約されていなければ、そのリソースに対する新しい予定への招待状が承諾されます。 リソースが定期的な予定のうち一部にしか利用できない場合、そのリソースは定期的な予定のすべてを承諾し、利用できない日付は拒否します。拒否されるたびに予定の主催者に 1 通のメールが送信されます。リソースの競合が多すぎると、定期的な予定のすべてが拒否され、1 通のメールが送信されます。 また、リソースにアクセスするために必要な権限を持たないユーザーからの予約も拒否されます。
      注: リソースは、競合するインスタンスの数が 5 以下で、イベントの合計数の 3 分の 1 以下である場合にのみ、定期的な予定の招待を承諾します。
    • すべての招待状をこのカレンダーに自動的に追加する - 招待状で指定されている予定の日時が重なっているかどうかにかかわらず、すべての招待状がリソースのカレンダーに表示されます。 この設定を有効にすると、必要な権限を持たないユーザーでもリソースを予約して使用できる可能性があります。ただし、リソースに登録したり、詳細を表示したりすることはできません。

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