Google オーディエンスの最新情報

2021 年、Google は、よりプライバシーを重視するウェブを実現するための計画を発表しました。Google では、広告主様がサードパーティ Cookie に依存することなくオンライン エコシステムに適応できるよう、ユーザーのプライバシーを保護しつつ関連性の高い広告を大規模に配信できるソリューションの開発を続けています。

このページで開発状況に関する最新情報をお知らせしていますので、都度ご確認ください。

最新情報

[2023 年 6 月] Google オーディエンスのプライバシー保護シグナルのテストを継続

インタレスト ベース広告(IBA)のアルファ版テストは 2023 年上旬に終了しました。このアルファ版テストに参加された方、またはテストの詳細について関心のある方は、Google のアカウント担当者までお問い合わせください。詳しいテスト結果をお伝えいたします。

テストは、アルファ版終了後に次の段階に移行しました。現在、サードパーティ Cookie に変わり、実際の Topics API シグナルパブリッシャーのファーストパーティ識別子、コンテキスト情報を組み合わせて Google オーディエンスを強化するための実験を行っています。

最新の IBA テストでは、プライバシー保護シグナルを使用するインタレスト ベース オーディエンスのソリューションを使う方が、サードパーティ Cookie を使うよりも効果が期待できることがわかっています。テストの結果、ディスプレイ ネットワークでプライバシー保護シグナル対応の IBA ソリューションを使用した場合、Google ディスプレイ広告の広告主様の IBA への支出(リーチ規模の代用としての指標)は、サードパーティ Cookie を使用した場合よりも 2~7% 減少することがわかりました。投資収益率の代用として 1 ドルあたりのコンバージョン数を比較した場合は、1~3% のコスト減少が見られました*。また、クリック率についても現状の 90% 以内を維持できていることがわかりました**。ディスプレイ&ビデオ 360 でも、これらと同様のパフォーマンスが確認されました。

また、このテストは、AI を活用した最適化ソリューションがキャンペーンのパフォーマンスにプラスの影響を与えることも示唆しています。たとえば、最適化されたターゲティングまたはコンバージョン数の最大化入札戦略を使用しているキャンペーンではサードパーティ Cookie を削除することの影響が少なく、機械学習が成果の向上に大きな役割を果たしていることがわかります。

広告主様がプライバシー サンドボックスを直接導入する必要はありませんが、広告プラットフォームに API を統合することで、インタレスト ベース広告リマーケティング戦略を使って的確なユーザーにリーチできるようにする取り組みについて、理解を深めることをおすすめいたします。

*Google 内部データ、グローバル、2023 年 2 月~3 月
**Google 内部データ、グローバル、2023 年 2 月~3 月

[2022 年 10 月] Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 で耐久性のあるオーディエンス ソリューションをテストする

今年 10 月、Google 広告およびディスプレイ&ビデオ 360 では、サードパーティ Cookie などの識別子を使用しない未来に向けた準備として、2 回目のインタレスト ベース広告(IBA)のアルファ版テストを実施しました。IBA アルファ版では、サードパーティ Cookie に依存することなく、最適化されたターゲティングなどの、Google のオーディエンスと Google AI によるソリューションのパフォーマンスを把握することを目的としています。Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 がさらに進化し、新しいプライバシー保護技術が導入されるのに伴いテストを繰り返すことを想定して、最初の IBA アルファ版が 2021 年 10 月にリリースされました。

この 2 回目のテストでは、Google 広告とディスプレイ ビデオ 360 は、市場の最新動向を反映するために使用されるプライバシー保護シグナルのセットを進化させました。このアップデートには、Chrome で公開されている Topics API のシミュレーションに対する更新も含まれています。さらに、Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 は、地域ベースのシグナル、コンテキスト シグナルを含むさまざまなプライバシー保護シグナル、Google AI を活用した新しい分析情報のほか、パブリッシャーのファーストパーティ識別子のシミュレーションをオーディエンス ソリューションに組み込みました。

Google のオーディエンス ソリューションは、エコシステムと技術の発展に伴い進化し続けます。ユーザーのプライバシーを重視しながら、購買意向の強いセグメントおよびアフィニティ オーディエンス セグメントのパフォーマンスと、Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 の最適化されたターゲティングを維持するための取り組みについて、Google では引き続き最新の情報をお知らせしてまいります。

[投稿: 2022 年 5 月、更新: 2023 年 6 月] Google オーディエンスを更新するためのサイトタグの準備

Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 では、2022 年半ばに Chrome のプライバシー サンドボックス API のテストが開始されました。このプロセスの一部として、グローバル サイトタグFloodlight への追加について、ごく一部のトラフィックを対象としてテストし、技術的な準備状況を確認しています。そのため、タグから Topics API、Protected Audience API、Attribution Reporting API の呼び出しが行われる場合があります。Chrome で、これらの API を使用するトラフィックが増加することで、含まれるトラフィックの割合も増加します。

このタグを追加しても広告には影響はなく、キャンペーンのパフォーマンスへの影響もありません。この段階では、広告主様の側で特別な対応をしていただく必要はございません。

ウェブサイトのテストに対しオプトアウトを希望される場合は、Chrome の権限に関するポリシーを介して実施していただけます。Google の広告サービスにおけるこれらの API の利用には、Google の EU ユーザーの同意に関するポリシーの要件が適用されます。

[2021 年 11 月 19 日] ディスプレイ&ビデオ 360 で、Google オーディエンスの更新に向けた初期テストを実施

2021 年 10 月、Google オーディエンス セグメント(サードパーティの Cookie を利用できなくなった購買意向の強いセグメントとアフィニティ オーディエンス セグメントを中心とする)の耐久性を実証するため、クローズド型のインタレスト ベース広告(IBA)のアルファ版テストを Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 で実施しました。

テストの参加者は、既存のキャンペーンでのトラフィックのパフォーマンスを、サードパーティ Cookie 不使用でインタレスト ベースのオーディエンス ターゲティング環境をシミュレートしたトラフィック アーム(「将来的な環境」)と比較しました。この「将来的な環境」には、地域ベースのシグナル、コンテキスト シグナル、AI シグナルを含むさまざまなプライバシー重視のシグナルのほか、Chrome で一般公開された、関連するプライバシー サンドボックス API の複製が含まれていました。今後は、パブリッシャー指定の ID や、Chrome で一般公開されるサンドボックス API の新バージョンなどの新しいテクノロジーが利用可能になり次第、「将来的な環境」に追加される予定です。

Google のオーディエンス ソリューションは、エコシステムの変化と技術の発展にともなって進化を遂げていきます。ユーザーのプライバシーを優先しながら、Google 広告とディスプレイ&ビデオ 360 の購買意向の強いセグメントおよびアフィニティ オーディエンス セグメントのパフォーマンスを確保するための取り組みについて、Google では引き続き最新の情報をお知らせしてまいります。

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