オーディエンスに合わせてクリエイティブをカスタマイズし、キャンペーンの途中で広告グループのクリエイティブをすべて置き換えないようにしてください。
クリエイティブを変更する必要がある場合、新しい広告で掲載結果履歴を収集している間は、掲載結果の一時的な変化が予想されます。掲載結果は、広告がクリック率とコンバージョン率で同様の成果を上げている場合に以前のレベルに戻ります。新しい広告では、現在の広告と比べて掲載結果が異なる場合があるため、達成される規模に影響が生じることがあります。
クリエイティブの変更がキャンペーンの掲載結果に影響する理由
- 広告のローテーション設定に応じて、オークションへの参加対象となるクリエイティブも違ってきます。
- 新しい広告には、推定されるクリック率やコンバージョン率を把握するための掲載結果履歴がないため、Google の自動入札戦略で入札単価を決定するためのデータが不足しています。
- 特定のクリエイティブの入札単価が決定される際には、入札単価を設定する要素(過去のクリック率、コンバージョン率、デバイスなど)が評価されます。
掲載結果の変動を最小限に抑えるためのヒント
- アセットベースのクリエイティブを使用する場合、新しいアセットは段階的に投入し、すべての既存アセットをまとめて一時停止することは避けてください。アセットベースのクリエイティブの掲載結果履歴は、個々のアセットと広告グループの両方に関連付けられています。アセットをすべて削除すると、掲載結果履歴が大量に失われるおそれがあります。
- 静的なイメージ広告(.jpeg や .png の画像ファイルを使用している広告など)を使用する場合は、(広告サイズごとに)一度に 1 つの広告を入れ替えて、広告グループ内で最も成果の低い広告を一時停止します。再開する予定の広告は削除しないでください。
- 同じクリエイティブを再度アップロードするのではなく、一時停止したクリエイティブを再開してください。過去の履歴を使用すると、所要時間を短縮できます。
- 広告でサードパーティの配信ツールを使用している場合は、Google で表示できるデータや、最適化の基準にできるデータが制限されることに注意してください。
- ディスプレイ キャンペーンのクリエイティブに関するすべてのベスト プラクティスを参考にしてください。
- 週ごとに広告グループのすべてのクリエイティブを変更する場合は、目標コンバージョン単価や目標広告費用対効果ではなく「コンバージョン数の最大化」を使用してください。
- 広告グループ内のすべてのクリエイティブ アセットは、一度に一時停止しないでください。掲載結果の変動を生じさせる原因となります。クリエイティブ アセットを一時停止する必要がある場合は、入札単価を 20% 引き上げてください。
- 広告グループに新しいクリエイティブ アセットを追加するのと同じタイミングで入札単価の引き下げを行わないでください。クリエイティブの掲載結果は規模に影響しますので、ご注意ください。新しい広告やアセットを追加してクリック率やコンバージョン率が低下すると、トラフィックやコンバージョン数が減少する場合があります。