この記事では、Google Tag Assistant Recordings の主なアラート メッセージと、その対処方法について説明します。
アラート メッセージ | 意味 / 対処方法 |
このヒットは、同一のページビューのヒットに続いて発生しました。このヒットは重複している可能性があります。重複したヒットが連続して発生すると、直帰率とページビュー数が正確でなくなります。 |
意味: このページは重複したページビュー ヒットを連続して送信しています。これによりサイトの指標の値が大きくなる可能性があります。 対処方法: ページのページビュー タグを確認して、重複したタグを削除します。 一般的なトラッキング設定のエラーの修正をご覧ください。 |
このヒットのパラメータ X の値が無効です。 |
意味: ヒットが、無効なパラメータ値を送信しています。 対処方法: ページのタグを確認して、問題のあるパラメータ値を適切な値に変更します。 トラッキング コード パラメータについて詳しくは、Measurement Protocol のパラメータ リファレンスをご覧ください。 |
このヒットの必須パラメータ X に値がありません。 |
意味: ヒットの必須パラメータに値がありません。 対処方法: ページのタグを確認して、必要なパラメータを設定します。 トラッキング コード パラメータについて詳しくは、Measurement Protocol のパラメータ リファレンスをご覧ください。 |
このヒットのパラメータ X の値は範囲外です。値が低すぎるか高すぎます。 |
意味: このパラメータが送信している値は、許可されていません。値が低すぎる、高すぎる、あるいはデータタイプが間違っています。 対処方法: ページのタグを確認して、問題のあるパラメータが正しいデータを送信するようにします。 詳しくは、アナリティクス デベロッパー ガイドのメソッド リファレンスをご覧ください。 |
このヒットが送信しているパラメータ X は、アナリティクスで認識できません。 |
意味: ヒットが送信しているパラメータを認識できません。 対処方法: ページのタグを確認して、すべてのパラメータを正しく設定します。 トラッキング コード パラメータについて詳しくは、Measurement Protocol のパラメータ リファレンスをご覧ください。 |
このヒットのパラメータ X の値は範囲外です。カスタム ディメンション、カスタム指標、コンテンツ グループなど、インスタンスの数が制限されたオブジェクトを参照している可能性があります。 |
意味: ヒットが送信しているパラメータは許可されていません。カスタム ディメンション、カスタム指標、コンテンツ グループなど、インスタンスの数が制限されたオブジェクトを参照している可能性があります。 対処方法: ページのタグを確認して、問題のあるパラメータがオブジェクトの制限内になるようにします。 トラッキング コード パラメータについて詳しくは、Measurement Protocol のパラメータ リファレンスをご覧ください。 |
このヒットには、パラメータ X がありましたが、値を記録する前にアナリティクスのバックエンドで値が修正されました。値が長すぎて、切り捨てられた可能性があります。 |
意味: ヒット パラメータ値を記録する前に、アナリティクスのバックエンドでその値が修正されました。 対処方法: ページコードを確認して、パラメータを必要に応じて調整します。 トラッキング コード パラメータについて詳しくは、Measurement Protocol のパラメータ リファレンスをご覧ください。 |
このヒットにはパラメータ X がありません。アナリティクスはパラメータの既定値を使用します。 |
意味: ヒットにパラメータ値がありません。アナリティクスは、このパラメータの既定値を使用します。 対処方法: タグを確認して、パラメータの既定値に問題がある場合、タグが正しい値を送信するように修正します。 詳しくは、アナリティクス デベロッパー ガイドのメソッド リファレンスをご覧ください。 |
このヒットはカスタム ディメンションのインデックス X を使用しましたが、このインデックスは、指定されたプロパティで使用されていません。 |
意味: ヒットが送信しているカスタム ディメンションのインデックスは、指定されたプロパティで使用されていません。 対処方法: 指定されたプロパティのカスタム ディメンションを確認して、正しいインデックス番号を使用するようにします。 カスタム ディメンションとカスタム指標の説明をご覧ください。
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このヒットはカスタム指標のインデックス X を使用しましたが、このインデックスは、指定されたプロパティで使用されていません。 |
意味: ヒットが送信しているカスタム指標のインデックスは、指定されたプロパティで使用されていません。 対処方法: 指定されたプロパティのカスタム指標を確認して、正しいインデックス番号を使用するようにします。 |
このページは、アナリティクスにページビュー ヒットを送信するのに長い時間がかかりました。ページビューが記録される前に、ユーザーがクリック操作をして別のページに移動した可能性があります。 |
意味: このアラートは、ページのヒットの読み込みが遅い場合やタグがページに正しく配置されていない場合に発生します。 対処方法: ウェブマスターやデベロッパーに、ページビューのヒットタグをページに正しく配置してもらいます。ページの読み込みが早くなるように対策を講じます。 |
このヒットによって新しいセッションが開始されました。原因として、このヒットに他のヒットとは異なる属性がある、以前のセッションがタイムアウトした、クロスドメイン トラッキングの設定が適正でない、などが考えられます。 |
意味: Google Tag Assistant Recordings は、ヒットによって開始されたセッションを新しいセッションとして認識しました。これにより、レポートが正確でなくなる可能性があります。 対処方法: 新しいセッションが開始する原因として、ドメインから参照元を除外していないなど、さまざまな状況が考えられます。 アナリティクスでのセッション数の算出方法をご覧ください。 |
このヒットにより新しいセッションが開始されました。原因として、セッションが以前のヒットとこのヒットの間にタイムアウトしてしまったことが考えられます。 |
意味: タイムアウトする前にヒットがない場合、アナリティクスのセッションは終了してしまいます。タイムアウトの設定が短すぎるか、購入に至るまでのユーザーの操作に時間がかかりすぎました。 対処方法: タイムアウト設定を調整するか、フローの記録を短くします。 セッション タイムアウトとキャンペーン タイムアウトの処理をご覧ください。 |
このヒットにより新しいセッションが開始されました。原因として、フローの記録中に深夜 0 時を過ぎてしまったことが考えられます。 |
意味: アナリティクスのセッションは、深夜 0 時に無条件に終了します。フローの記録中に深夜 0 時を過ぎると、必ず新しいセッションが開始されます。深夜 0 時は、ビューのタイムゾーン設定を基準とします。 対処方法: フローを記録する際は、深夜 0 時をまたがないようにします。 |
このヒットにより新しいセッションが開始されました。原因として、不適切なトラッキング コードの設定のためクライアント ID が変更されたことが考えられます。 |
意味: おそらく、ヒットが新しいドメインから送信されたため、Google Tag Assistant Recordings は、ヒットによって新しいセッションが開始されたと認識しました。 対処方法: サイトにクロスドメイン トラッキングを正しく設定します。 |
このヒットにより新しいセッションが開始されました。原因として、キャンペーンが変更されたことが考えられます。 |
意味: 新しい参照 URL など、新しい属性のヒットを受信した場合、アナリティクスは新しいセッションを開始します。 対処方法: 新しい属性が必要かどうかを確認します。 |
このページはヒットを送信しませんでしたが、記録した同じドメインの他のページはヒットを送信しました。原因として、このページはアナリティクスのトラッキング コードで正しくタグ設定されていないことが考えられます。 |
意味: Google Tag Assistant Recordings は、このページでアナリティクス タグを認識できませんでしたが、記録した同じドメインの他のページはアナリティクスにヒットを送信しました。 対処方法: ウェブマスターかデベロッパーに、必要に応じてタグを追加してページを編集してもらいます。 「トラッキング コードがありません」という通知についてご覧ください。 |
イベントヒットはページビュー ヒットの後に送信される必要がありますが、このイベントヒットはプレビュー ヒットの前に送信されました。 |
意味: すべてのページで、イベントヒットの前にページビュー ヒットが送信される必要があります。先にイベントヒットが送信されると、ランディング ページ レポートに (not set) 値が表示されます。 対処方法: ウェブマスターかデベロッパーに、イベントヒットが正しい位置に配置されるようにページを編集してもらいます。 |
このページは、Google 広告の自動タグ設定の GCLID パラメータとともにリクエストされましたが、リダイレクトでパラメータ値が破損されました。アナリティクスは、このページで始まったセッションの正しい属性を記録できません。 |
意味: GCLID は、自動タグ設定された Google 広告の広告キャンペーンに割り当てられた URL パラメータのことです。このページは GCLID を送信していますが、リダイレクトでは GCLID が変更されています。その結果、Google 広告レポートが不正確になります。 対処方法: ウェブマスターかデベロッパーに、GCLID パラメータが破損されずに渡されるように、ウェブサーバーのリダイレクト設定を編集してもらいます。 |
Google 広告の自動タグ設定 GCLID パラメータは、このページの URL にあるにもかかわらず、このヒットにはありません。アナリティクスはこのセッションの正しい属性を記録できません。 |
意味: GCLID は、自動タグ設定された Google 広告の広告キャンペーンに割り当てられた URL パラメータのことです。このページは GCLID を送信していますが、ページの JavaScript によって GCLID が変更されています。その結果、Google 広告レポートが不正確になります。 対処方法: ウェブマスターかデベロッパーに、GCLID パラメータが破損されずに渡されるようにスクリプトを編集してもらいます。 |
このページは、短期間に 2 回のインタラクション ヒットを送信しました。このページは、ページ読み込みの際に必ず 2 回のヒットを送信しています。その結果、直帰率が不当に低くなります。 |
意味: アナリティクスは、2 回のインタラクション ヒットを短期間に受信しました。このようなヒットは、ユーザーのインタラクションによるものではなく、ページのコードによって送信されたと考えられます。これにより、アナリティクスがこのページの直帰率を正しく記録できなくなります。 対処方法: ページソースを確認して、タグが重複しているなら、そのうち 1 つを削除します。ページの読み込みの際にインタラクション イベントヒットが送信されている場合、コードを変更して、非インタラクション パラメータを「true」に設定します。 |
このヒットには、このセッションの他のカスタム変数と同じ名前のカスタム変数がありますが、この変数のスコープが他の変数と異なっています。 |
意味: カスタム変数の名前は重複していますが、スコープが異なっています。 対処方法: ヒットと共に送信されるカスタム変数のスコープを一致させます。 |
このヒットには、このセッションの他のカスタム変数と同じ名前のセッション スコープのカスタム変数がありますが、この変数の値が他の変数と異なっています。 |
意味: セッション スコープの変数の値は、セッション継続時間の値と一致させる必要があります。 対処方法: ヒットと共に送信されるカスタム変数のスコープと値を一致させます。スコープの説明をご覧ください。 |
このヒットのトラッキング コード ライブラリは、このプロパティの他のヒットで使用されているトラッキング コード ライブラリと異なっています。 |
意味: このヒットでは、プロパティの他のヒットとは異なるアナリティクス トラッキング コード(例: analytics.js ではなく ga.js)が使用されています。 対処方法: サイトで使用するアナリティクスのトラッキング コードは 1 つに統一します。 |
このヒットには、URI にホスト名がありません。 |
意味: ヒットにホスト名がありません。アナリティクスは、このサイトのトラフィックの由来を正しく判断できません。 対処方法: トラッキング コードを編集して、ホスト名を正しく設定します。 |