Apple をご利用の場合は、この統合により、既存のアド マネージャー ネットワークを使用して Apple News アプリに直接販売広告を入稿することが可能になります。自社の広告枠と同じワークフローで入稿できるので、自社サイトと Apple News でコンテンツを効率的に収益化できます。
Apple に渡されるクリエイティブの属性
Apple News 広告枠への広告レスポンスでは、広告の属性に関する一部のデータが Apple に渡されます。
この機能を使用するよう選択することにより、パブリッシャー様はこの機能で収益化するインプレッションに関して Google が次のデータを Apple に開示することを承認したことになります。
渡されるデータには、広告申込情報タイプ、広告申込情報 ID、クリエイティブ タイプ、クリエイティブ ID、広告主 ID、キャンペーン ID、クライアントサイドの広告ユニット、広告サイズが含まれます。これらのデータを Apple に渡すことで、広告が適切に表示され、レポートデータが正確に集計されます。
使用可能な機能
- CPM、CPC、CPD キャンペーンの場合は、アド マネージャーで広告申込情報を作成して Apple News の広告枠をターゲットに設定できます。
- レポート作成と広告枠の予測はアド マネージャーから行うことができます。
- ターゲティング、クリエイティブ、広告タグの機能については、Apple News Ads Advertising ガイドをご覧ください。その他の詳細については、Apple の Workbench と Google アド マネージャーの設定ガイドをご覧ください。
- 一部の第三者ベンダーのディスプレイ タグと VAST タグを使用できます。最新のリストについては、第三者広告タグのガイドの「サポートされている第三者広告タグ ベンダー」の説明をご覧ください。
- ディスプレイ広告はキャンペーン マネージャー 360 に対応していますが、VAST 広告は対応していません。
- プレロールとインストリーム以外のフォーマットの両方がサポートされています。レポートで使用できるのは、ディスプレイの指標とディメンションのみです。広告主または購入者の場合、「VAST の 25%」などの動画固有の指標を利用できるかどうかは、第三者広告サーバーによって変わります。
- プログラマティック保証型取引は、パブリッシャー管理のクリエイティブと広告主提供のクリエイティブの両方について、ディスプレイ&ビデオ 360 と他のすべての DSP でサポートされています。
制限事項
- 現在のところ、この機能はオーストラリア、カナダ、英国、米国のパブリッシャーの方のみご利用いただけます。
- 以下の機能はサポートされていません。
- アクティブ ビューの指標
- Google Ad Exchange または第三者のダイナミック アロケーション
- 接続、モバイルアプリ、オーディエンス セグメント、Key-Value のターゲティング*
- ネットワーク掲載の広告申込情報。なお、クリエイティブ レベルのターゲティングは使用できます。「アド マネージャーでキャンペーンを作成する」をご確認ください。
- アド マネージャー内のクリエイティブのプレビューは使用できません。ただし、Workbench Ad Tester を使用して、対応している iOS デバイスで広告をテストする必要があります。
- Workbench と同様、ターゲティングはユーザーの現在地ではなく自宅の住所に基づいて行われます。
- フリークエンシー キャップの最大期間は 30 日です。
- アド マネージャーでの予測数は Workbench のものとは異なります。
- クリエイティブに第三者タグを挿入した場合、そのタグの構文チェックや、クリエイティブが認識されるリッチ コンテンツ ベンダーからのものかどうかを判断するための確認は行われません。
*注: アド マネージャーの Key-Value はサポートされていませんが、Apple 定義の Key-Value はサポートされています。
Workbench でアド マネージャーの広告配信を設定する
Workbench と Google アド マネージャーの設定ガイドの以下の手順を行います。
新しいクリエイティブを設定する
バナー広告または動画広告を設定するには、サポートされているクリエイティブ タイプ(イメージ、キャンペーン マネージャー 360、第三者タグなど)のいずれかをアップロードします。
Apple News に対応しているアド マネージャーの広告サイズの最新リストについては、Workbench と Google アド マネージャーの設定ガイドをご覧ください。
アド マネージャーでキャンペーンを作成する
- Google アド マネージャーにログインします。
- オーダーを作成します。どのオーダーでも Apple News の広告申込情報を含めることができます。
- 広告申込情報を作成します。
- [ターゲティングを追加] で、「Google アド マネージャーで広告ユニットを設定する」の手順に沿って作成した Apple News の広告ユニットを広告枠ターゲティングに追加します。
広告枠のサイズには、Apple News の広告仕様に従い、サポートされている Apple News の広告サイズを指定する必要があります。
フリークエンシー キャップの期間は最大 1 か月まで指定できます。
ネットワーク掲載ターゲティングはサポートされていません。他の広告申込情報やクリエイティブで Apple News の広告ユニットがターゲットに設定されていないことを確認してください。ネットワーク掲載ターゲティングを使用する必要がある場合は、クリエイティブ レベルのターゲティングが引き続き使用可能です。広告申込情報で代替クリエイティブが設定されていないことを確認してください。これにより、他のクリエイティブが Apple News の広告ユニットに配信されなくなります。
- [カスタム ターゲティング] をクリックして、Apple News 用に設定しておいた Key-Value を追加します。
- [保存] をクリックして変更を保存します。
- [ターゲティングを追加] で、「Google アド マネージャーで広告ユニットを設定する」の手順に沿って作成した Apple News の広告ユニットを広告枠ターゲティングに追加します。
- 広告申込情報にクリエイティブを追加します。
- イメージ広告、第三者広告、VAST タグの場合は、アップロードするクリエイティブを選択します。ネイティブ広告の場合は、[カスタム クリエイティブ テンプレート] の [テンプレートを選択] をクリックし、インポートしたテンプレートを選択して [続行] をクリックします。
- クリエイティブがサイト運営者(パブリッシャー)向けの Apple コンテンツ ガイドライン(英語)を満たしているかどうかの監査が行われます。
- 広告申込情報を有効にします。
アド マネージャーで Apple News の広告枠に対する予測精度を高める(省略可)
Apple Workbench とアド マネージャーでは予測の計算方法が異なります。その結果、アド マネージャーでの予測値が大きくなることがあります。アド マネージャーでの予測精度を高めるには、予測用のピクセルの広告申込情報を設定することをおすすめします。この広告申込情報では、ユーザーが視認可能な広告は表示されません。
- Google アド マネージャーにログインします。
- 以下の設定でオーダーを作成します。
- 広告枠のサイズ: サポートされる広告タイプ、フォーマット、タグの表に記載されている使用可能なサイズを選択します。
- 広告申込情報タイプ: 自社広告(優先度 16)
- 開始時間: 今すぐ
- 終了時間: 無制限
- 目標: 100 インプレッションの残りの %
- ターゲット設定: 作成したすべての Apple News 広告ユニット
- クリエイティブ タイプに標準のクリエイティブ テンプレート「Forecasting Pixel」を指定したクリエイティブをサポートされる広告タイプ、フォーマット、タグの表の広告枠サイズごとに 1 つ作成します。そして、作成しておいた予測用のピクセルの広告申込情報にそれらを関連付けます。
このソリューションを使用するインプレッションはすべて、アド マネージャーの標準の広告配信料金が適用されます。
よくある質問
広告申込情報が配信されない理由にはどのようなものがありますか?
次の事項を確認してください。
- Apple News に対応しているアド マネージャーの広告サイズを選択している。
- サポートされているクリエイティブ タイプ(イメージ、キャンペーン マネージャー 360、第三者タグ)を使用している。
- クリエイティブ テンプレート内の対応する Workbench の広告フォーマットに応じた適切な広告申込情報と広告ユニットサイズを使用している。
- クリエイティブが Apple によって不承認となっていない。Apple でクリエイティブの監査が行われ、Apple のポリシーに違反するものは不承認となります。
Workbench に関する問題が発生した場合、Apple に問い合わせるにはどうすればよいですか?
次のリンクにアクセスして Workbench にログインしてください。Apple News パブリッシャーの問い合わせ先リンク