BITLSHIFT 関数は、入力値のビットを指定した桁数だけ左へシフトします。右側のビットにはゼロ(0)が埋め込まれます。
BITLSHIFT 関数の引数
BITLSHIFT(値,シフト数)
引数 | 説明 | 注 |
値 |
シフトされる数値です。 | 負でない数値を指定します。 |
シフト数 |
シフトする桁数です。 | -53 以上 53 以下の値を指定します。負の値を指定すると、実質的に BITRSHIFT になります。 |
数式の例
BITLSHIFT(9, 2)
BITLSHIFT(A2, 4)
注
- 値は必ずしも数値である必要はありません。
- 値を強制変換することもできます。たとえば、文字列値 “3” を 3 に強制変換したり、ブール値 TRUE を 1 に強制変換したりできます。
例
次の例では、値を埋め込んだ BITLSHIFT を使用します。値 2(2 進数で 10)のビットは、シフト数の指定に従って 2 桁左へシフトされるため、結果は 8(2 進数で 1000)になります。
A | B | |
1 | 数式 | 結果 |
2 | =BITLSHIFT(2,2) |
8 |
次の例でも、前の例と同じように値 2 が 2 桁左へシフトされるため、BITLSHIFT の結果は 8 になります。ただし、この例ではセル参照を使用して値を取得しています。
A | B | C | |
1 | 数式 | 結果 | 参照セル |
2 | =BITLSHIFT(C2,C3) |
8 | 2 |
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