ある数値の特定の有効桁数より後を切り捨てて、その有効桁数に変換します。
使用例
TRUNC(3.141592654,2)
TRUNC(A2,0)
TRUNC(1.23)
構文
TRUNC(値, [桁数])
値
- 切り捨てを実行する値です。桁数
- [省略可 - デフォルトは0
] - 保持する小数点以下の有効桁数を数値で指定します。桁数
が値
の有効桁数よりも大きい場合、値がそのまま返されます。桁数
には負の値を指定できますが、その場合、小数点の左側の指定した桁数の数字がゼロに変わります。小数点の右側にあるすべての数字は切り捨てられます。値
のすべての数字がゼロに変わった場合、TRUNC
関数は0
を返します。
メモ
TRUNC
関数は四捨五入ではなく、不要な桁の切り捨てを行います。
関連項目
ROUNDUP
: ある数値を指定した小数点以下の桁数に切り上げます。常に次の有効な増分値に切り上げます。
ROUNDDOWN
: ある数値を指定した小数点以下の桁数に切り捨てます。常に次の有効な増分値に切り捨てます。
ROUND
: 標準規則に従って、ある数値を指定した小数点以下の桁数に四捨五入します。
MROUND
: ある数値を最も近い整数の倍数に丸めます。
INT
: ある数値をその数値以下の最も近い整数に切り捨てます。
FLOOR
: 指定した基準値の倍数のうち、最も近い整数の倍数に数値を切り捨てます。
CEILING
: 指定した基準値の倍数のうち、最も近い整数の倍数に数値を切り上げます。