符号付き 16 進数を符号付き 8 進数に変換します。
使用例
HEX2OCT("f3",8)
HEX2OCT(A2)
構文
HEX2OCT(符号付き16進数, [有効桁])
符号付き16進数
- 符号付き 8 進数に変換する 40 ビットの符号付き 16 進数を文字列として指定します。符号付き16進数
の最上位ビットは符号ビットです。つまり、負の数は 2 の補数を使用して表します。この関数では、この値の正の最大値は 1FFFFFFF、負の最小値は FFE0000000 です。
符号付き16進数
に有効な 16 進数を指定すると、自動的に適切な文字列の入力値に変換されます。たとえば、HEX2OCT(199)
とHEX2OCT("199")
はどちらも同じ結果、631
を返します。
有効桁
- [省略可] - 結果の有効桁数を指定します。この値が結果に含まれる有効桁数より大きい場合、合計桁数が
有効桁
に達するまで結果の左側にゼロの数字が付け加えられます。符号付き16進数
の最上位ビットが1
である場合(符号付き16進数
が 8000000000 以上である場合)、この値は無視されます。
メモ
すべての 16 進数の値と同様に、
0-9
の数字とA-F
の文字のみが有効です。HEX2OCT
でこれ以外の値を指定すると、#NUM!
エラーが返されます。- 16 進数では大文字と小文字は区別されず、
a-f
とA-F
は同等になります。
- 16 進数では大文字と小文字は区別されず、
必要な桁数が指定した
有効桁
よりも大きい場合、#NUM!
エラーが返されます。HEX2OCT 関数の結果を計算に使用する場合は、結果が 8 進数であることに注意してください。Google スプレッドシートでは結果が自動変換されるため、セル
A2
に111
(16 進数49
と等しい 8 進数)を含み、B2
に=A2+9
などの数式を含む場合、結果は120
となり、8 進法の計算では誤りとなります。
関連項目
OCT2HEX
: 符号付き 10 進数を符号付き 16 進数に変換します。
OCT2DEC
: 符号付き 8 進数を 10 進数に変換します。
OCT2BIN
: 符号付き 8 進数を符号付き 2 進数に変換します。
HEX2DEC
: 符号付き 16 進数を 10 進数に変換します。
HEX2BIN
: 符号付き 16 進数を符号付き 2 進数に変換します。
DEC2OCT
: 10 進数を符号付き 8 進数に変換します。
DEC2HEX
: 10 進数を符号付き16 進数に変換します。
DEC2BIN
: 10 進数を符号付き 2 進数に変換します。
BIN2OCT
: 符号付き 2 進数を符号付き 8 進数に変換します。
BIN2HEX
: 符号付き 2 進数を符号付き 16 進数に変換します。
BIN2DEC
: 符号付き 2 進数を 10 進数に変換します。
サンプル
16 進数を 8 進数に変換します。