動画の自己診断機能を利用できるクリエイターには、広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに照らし合わせて動画を評価するようお願いしています。
自己診断が必要な理由
クリエイターに自己診断を入力していただくことによって、収益化の判定がより迅速かつ正確になります。自己診断の流れは次のとおりです。
- クリエイターが動画をご自身で評価し、それを YouTube に伝えます。
- その後、YouTube の自動システムによる確認と判定が行われます。
- 自動システムに同意できない場合は、人間による審査をリクエストできます。
- 審査担当者が動画を確認し、フィードバックを提供します。動画内のコンテンツに関して、クリエイターと審査担当者の間で意見が分かれている箇所(例: 「不適切な表現」や「デリケートな問題」)を確認できます。
動画の自己診断が一貫性を持って正確に行われている場合、YouTube の自動システムよりもクリエイターによる入力が優先されるようになります。また、クリエイターの入力内容はシステムの改善に役立てられ、収益化を行うクリエイターのコミュニティ全体に利益をもたらします。
必要なご対応
自己診断では、以下の動画を評価する必要があります。
- 広告を掲載したい、すべての新しい動画。
- すでにアップロードされていて、これから広告を掲載したい動画。
広告が有効になっている既存の動画は評価する必要はありません。
動画の評価方法以下の手順に沿って、動画が広告掲載に適したコンテンツのガイドラインを遵守しているか評価してください。
- YouTube Studio で手順に沿って動画をアップロードします。動画をアップロードする際に、[収益化] プルダウンを選択 [オン] を選択 [完了] をクリック [次へ] をクリックします。
- [詳細設定] ページで適切な選択を行い [次へ] をクリックします。
- [広告の適合性] ページで質問項目に回答して [評価を送信] をクリック [次へ] をクリックします。
- 質問項目に記載されたコンテンツが動画に含まれていない場合は、下にスクロールして [上記以外] の横にあるチェックボックスをオンにします。
- [チェック] ページでは、ユーザーが評価した後に YouTube のシステムが広告の適合性について動画をチェックします。チェックが完了した後 [次へ] をクリックします。
- 広告の適合性チェックでは、YouTube のシステムの判断が間違っていると思われる場合に人間による審査をリクエストできます。
- 動画の公開設定を選択します。
- [完了] をクリックします。
子ども向けに指定されているコンテンツを自己診断していますか?子ども向けコンテンツを自己診断している場合は、子どもや家族向けコンテンツに関するベスト プラクティスを必ず理解するようにしてください。YouTube Studio で動画を自己診断できるように動画を子ども向けに設定する手順について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
評価ステータスを理解する
プログラムに参加している場合、評価の正確性に関するページが表示されます。
- 自己評価の正確性を確認します。
- 自己評価と YouTube による評価の相違点を確認します。
- YouTube の評価担当者にフィードバックをリクエストしたり、評価担当者から提供されたフィードバックを確認したりします。
これまでの自己評価が YouTube のシステムや人間による審査の評価とどれだけ一致しているかを確認できます。通常は 20 件の動画を評価した後で正確性が判定されます。自己評価が正確になるほど、掲載される広告を決定する際に参照されるようになるため、この情報は重要です。
正確性の評価の確認方法評価ステータス ページを確認する
- 自己診断を行っているチャンネルで YouTube にログインします。
- https://studio.youtube.com/channel/UC/videos/contentratings に移動します。
- 評価ステータス ページが表示されます。
評価ステータス ページにある各列の意味
- 動画: 評価された動画です。
- 評価日: 動画を自己評価した日付です。
- あなたによる評価: 動画の自己評価に基づき、YouTube のシステムが動画の収益化ステータスについて予測したものです。
- YouTube による評価: YouTube システムや人間による審査によって判断された動画の収益化ステータスです。
- YouTube の審査タイプ: 2 種類のアイコンが表示されます。1 つは自動システムによって動画が審査されたことを示し、もう 1 つはポリシー担当者によって審査されたことを示しています。
- コンピュータ: このアイコンは、YouTube の自動システムによって収益化の可否が決定されたことを示します。
- 人間: このアイコンは、ポリシー担当者(機械ではなく人間)が動画を審査したことを示します。
- アクション: この列には、収益化の判断に対して可能な対応が表示されます。
- 審査をリクエスト: YouTube の自動システムが動画を審査しました。しかし、自動システムの判断が必ずしも正しいとは限りません。誤りがあると思われる場合は、[審査をリクエスト] をクリックしてください。ポリシー担当者が収益化の可否を最終的に判断します。
- フィードバックを表示: ポリシー担当者が動画を審査して最終判断を行ったことを示します。人間による審査で判断された後は、収益化ステータスを変更できなくなります。[フィードバックを表示] をクリックすると、動画の自己評価とポリシー担当者による評価との相違が表示されます。詳しくは、収益化にあたって広告掲載に適しているかどうかを審査する仕組みをご覧ください。
プログラムに関するよくある質問
自己診断機能を利用する方法を教えてください。自己診断機能を利用できるようになると、動画の自己診断が可能になったことをお知らせするメッセージが YouTube Studio に表示されます。通常、このメッセージは YouTube パートナー プログラムに参加してから 1~2 か月後に表示されます。
広告掲載に適したコンテンツのガイドラインを満たしていない動画に広告を掲載しようとすれば、ポリシー担当者が引き続き動画の収益化を無効にします。しかし、収益化に関して正しい判断を続ければ、黄色のアイコンが表示される回数はだんだん減っていきます。この変化は、動画に掲載される広告を判断する際に、自動システムよりもクリエイターの評価が優先されるようになるためです。
アップロード時にチェックページを使用する
アップロード時にチェックページを利用すれば、動画を公開する前に広告の適合性や著作権の申し立てについて確認できます。- 動画を自己評価します。
- 人間による審査をリクエストします。
- 動画を広告掲載に適していないと評価し、それに関して人間による審査をリクエストする場合は、審査にかかる時間を短縮いたします。
- YouTube の審査担当者が動画を審査し、最終的な収益化を決定します。
- 審査担当者からのフィードバックを確認します。
自己評価された情報をもとに、収益化を有効にするかどうかを決める仕組みとなっているため、できる限り正確に評価することが重要となります。
広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに基づき、自己診断で悪質な誤りが繰り返された場合は、YouTube パートナー プログラムへの参加資格を失う場合があります。