どのようなコンテンツを制作すべきか決める際は、YouTube アナリティクスで動画のパフォーマンスを確認し、その背景を探ることが重要です。YouTube アナリティクスのデータを利用すると、視聴者が最もよく反応しているコンテンツを特定しやすくなります。そこから、コンテンツの制作で重視すべき点を見極めることができます。
以下に、おすすめの手順をご紹介します。
チャンネルのコンテンツを整理する。
以下のような基準でコンテンツを分類すると便利です。
- フォーマット、シリーズ、スタイル、またはトーン
- 想定する視聴者層
- トピックの賞味期限
- 制作のための費用 / 予算
アナリティクスでは、一連の動画のパフォーマンス データを確認するために、チャンネル コンテンツのグループを作成したり、チャンネルの再生リストを使用したりできます。この最初のステップでパターンやトレンドを特定することで、コンテンツの制作時にデータに基づいて意思決定できるようになります。
データの詳細を確認する。
90 日間など、長い期間で集計したグループの指標を見てみましょう。同じ期間の各グループのパフォーマンスを確認します。このとき、次の点に注目します。
- 特定の期間にパフォーマンスが増減したグループはあったか。どのタイミングで、何が理由だったか。
- 特定の地域でパフォーマンスが良いまたは悪いグループはあるか。
- グループ内の各動画またはエピソードの平均値はどうなっているか。人気のある 1 本の動画によって、こうした平均値に偏りが生じていないか。
パフォーマンスの高いフォーマットと低いフォーマットの両方で、パフォーマンス全体に影響を与えている個々のエピソードまたは動画に注目することが重要です。以下についてパターンがないかを探ります。
- トピック
- サムネイルとタイトル
- 長さと視聴者の維持率
- 平均視聴時間と平均視聴率(合計再生時間を基準とする): 長いエピソードと短いエピソードはどちらのパフォーマンスが高いか
今後の制作を計画するには、視聴者を理解することが重要です。チャンネル単位とコンテンツ グループの両方で、次のデータを確認します。
- 年齢、性別、地域
- チャンネル登録者と非登録者の割合
- 視聴者の興味 / 関心カード
メインの視聴者に合わせてコンテンツをさらに調整するか。それとも、新たな視聴者にリーチするか。
制作するコンテンツを決定する際は、好きなことをするだけでなく、データに基づく多少の調査も必要になります。このように考えれば、チャンネルの成功と視聴者の満足度が高まる可能性を最大限にして、次に制作するコンテンツを決定できます。
まとめ
- 過去の動画のパフォーマンスを確認して、その背景を探ることで、今後のコンテンツ制作を効果的に進められるようになります。
- トレンドに引き寄せられた視聴者は、既存のファンベースとは異なる場合があります。たとえば、美容系クリエイターの場合、フィットネス トレンドにあわせたコンテンツを制作しても意味がない可能性があります。
おすすめの方法
- 継続性: トレンドを追いかければ成功するかもしれませんが、そうすると自分のコンテンツの内容ではなく、トレンドそのものの人気によって視聴数が増減します。話題の新トレンドを常に追いかけるような状況にならないように、独自性と持続可能性のあるコンテンツを重視することをおすすめします。
- 1 回限りとしない工夫を考える: 視聴者を引き込み、長期間にわたって視聴者を維持できる、繰り返し可能なフォーマットを作ることを考えましょう。
次のステップ: 新しい視聴者とリピーターに関するヒント