移行元の接続を追加すると、Google Workspace Migrate によるデータの読み取りと変換、Box から Google Workspace アカウントへのデータ転送ができるようになります。移行元の接続を追加する前に、使用している Box 企業アカウントを認証しておく必要があります。
手順 1: Box アプリケーションを作成する
Google Workspace Migrate は、JSON Web Token(JWT)を使用して Box の企業アカウントに接続します。
- Box 開発者コンソールにアクセスし、[Create New App] をクリックします。
事前に Box Enterprise アカウントへのログインが必要となる場合があります。
- [Custom App(カスタムアプリ)] をクリックします。
- [Server Authentication (with JWT)(JWT を使ったサーバー認証)] をクリックし、[App Name(アプリ名)] に名前を入力します。
- [Create App] をクリックします。
- 作成が完了したら、[View Your App(アプリを表示)] をクリックします。
アプリの [Configuration(設定)] ページにリダイレクトされます。
- アプリの [Configuration(設定)] ページで次の変更を行います。
- [App Access Level(アプリのアクセスレベル)] で、[App + Enterprise Access(アプリ + エンタープライズ アクセス)] を選択します。
- [Application Scopes(アプリケーション スコープ)] で [Manage groups(グループを管理)] と [Manage enterprise properties(エンタープライズ プロパティを管理)] のチェックボックスをオフにします。
これで、[Read all files and folders stored in Box(Box に保存されているすべてのファイルやフォルダーの読み取り)]、[Write all files and folders stored in Box(Box に保存されているすべてのファイルやフォルダーの書き込み)]、[Manage users(ユーザーの管理)] の 3 つのアプリケーション スコープがオンの状態になります。
- [Advanced Features(高度な機能)] で [Make API calls using the as-user header(as-user ヘッダーを使用して API 呼び出しを行う)] チェックボックスをオンにします。
- [Add and Manage Public Keys(公開鍵の追加と管理)] で [Generate a Public/Private Keypair(公開鍵 / 秘密鍵ペアを生成する)] をクリックします。
指定したアプリ設定が反映された JSON の構成ファイル(秘密鍵の唯一のコピーを含む)が、お使いのパソコンに自動的にダウンロードされます。このファイルは Google Workspace Migrate で Box の接続を設定するときに必要になるため、安全に保管してください。
このファイルをダウンロードするには、Box の企業アカウントで 2 段階認証プロセスを有効にしておく必要がある場合もあります。詳しくは、Box のドキュメントをご覧ください。
- ページ上部の [OAuth 2.0 Credentials(OAuth 2.0 認証情報)] で [Client ID(クライアント ID)] をコピーします。
- [変更を保存] をクリックします。
手順 2: Box アプリケーションを認証する
- Box 管理コンソールの [Apps(アプリ)] タブにアクセスします。
- [Custom Apps Manager(カスタム アプリ マネージャー)] [Add App(アプリを追加)] をクリックします。
- [Client ID(クライアント ID)] に、[Configuration(設定)] ページからコピーしたクライアント ID を入力し、[Next(次へ)] をクリックします。
- 確認ダイアログの [For the following users(対象ユーザー)] で、[All Users(すべてのユーザー)] に対してアクセスを承認するようにします。
- [承認] をクリックします。
- [Custom Applications(カスタムアプリ)] に新しいアプリが表示されます。
手順 3: Box から移行するための接続情報を追加する
- Google Workspace Migrate プラットフォームで、新規作成アイコン [Connection(接続)] をクリックします。
- [Name(名前)] に接続名を入力します。
- [Type(タイプ)] で [Box] を選択します。
- [Account(アカウント)] で次のいずれかを選択します。
- Box の管理者の企業アカウントを選択します。
- [Add new account(新しいアカウントを追加)] をクリックし、Box のアプリの [Configuration(設定)] ページでダウンロードしておいた JSON の構成ファイルをアップロードします。
これにより、上で設定したアプリを使って Google Workspace Migrate が Box の API にアクセスできるようになります。
- [Create(作成)] をクリックします。
接続を編集する
- Google Workspace Migrate プラットフォームで、[Connections(接続)] をクリックします。必要に応じてメニュー アイコン を先にクリックします。
- 接続にカーソルを合わせ、その他アイコン [Edit(編集)] をクリックします。
- 変更を加えて、[Save(保存)] をクリックします。
次のステップ
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