運用開始に向けて準備する

移行フェーズをすべて終えた時点で移行先の Google Workspace アカウントを使用する準備はほぼ整っていますが、最近追加または変更されたコンテンツがある場合は、Google Workspace に移行する前にそれらも移行しておく必要があります。そのようなコンテンツについては、差分移行を利用できます。

差分移行とは

差分移行は、メインの移行を実施した後、Google Workspace の使用を開始する直前に行うものです。新規または変更されたコンテンツが識別され、移行先アカウントに移行されます。

新しいブリッジを作成するよりも、既存のブリッジで差分移行を実施するほうが効率的です。新しいブリッジを作成すると、ターゲット API に大きな負荷がかかり、移行が遅くなる可能性があります。

差分移行は、「エラーによる再試行」とは異なるものです。エラーによる再試行では、Google Workspace Migrate では前回の実行で移行されなかったアイテムの移行が新たに試みられますが、移行元のデータが更新されているかどうかは確認されません。差分移行には失敗したトランザクションの再試行処理が含まれているため、差分移行を実施する場合はエラーによる再試行は必要ありません。

詳しくは、失敗したトランザクションを再試行するをご確認ください。

差分ブリッジを実行する

データの移行に使用したものと同じブリッジを使用してください。

  1. Google Workspace Migrate プラットフォームで、[Bridges(ブリッジ)] をクリックします。先にメニュー アイコン のクリックが必要な場合があります。
  2. すでに実行済みまたは部分的に実行されたブリッジで、実行アイコン 次に [Run delta(差分処理を実行)] をクリックします。

次のステップ

クリーンアップ手順


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