プラットフォームをインストールしてセットアップする

次に、Google Workspace Migrate プラットフォームをインストールしてセットアップします。このタスクを完了するために、まず Microsoft Windows サーバーにプラットフォームをインストールします。必要に応じて、HTTP プロキシ サーバーを使用するようにプラットフォームを設定し、TLS 証明書を使用してポートを設定できます。

始める前に

  • プラットフォームをインストールする Windows サーバーに、(前のステップでダウンロードした)GoogleWorkspaceMigrate_Platform_Installer をコピーします。
  • Windows サーバーを最新の状態に保ちます。ただし、移行プロセスが中断されることのないように、移行中は自動更新を無効にすることをおすすめします。
  • Google Workspace Migrate プラットフォームをインストールする Windows サーバーに十分な空き容量があることを確認します。詳しくは、システム要件をご覧ください。
  • サービス アカウント鍵をサーバーにコピーします。この鍵は、サービス アカウントを設定したときに作成されたものです。もう一度作成する必要がある場合は、認証用のサービス アカウントを作成するをご覧ください。

手順 1: プラットフォームのインストール方法とセットアップ方法を選択する

プラットフォームのインストールは、手動でもコマンドラインでも行えます。

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プラットフォームを手動でインストールする

プラットフォームをインストールする Windows サーバーで、次の操作を行います。

  1. GoogleWorkspaceMigrate_Platform_Installer を管理者として実行します。
  2. インストーラの言語を選択し、[OK] をクリックします。
  3. 使用許諾契約書に同意して [Next(次へ)] をクリックします。
  4. Google Workspace Migrate プラットフォームをインストールする場所を選択し、[Next(次へ)] をクリックします。
  5. [スタート] メニュー フォルダを選択し、[Next(次へ)] をクリックします。
  6. 追加のショートカット オプションを選択し、[Next(次へ)] をクリックします。
  7. ポート番号を入力するか、デフォルトのポート 5131 のまま、[Next] をクリックします。
  8. Google OAuth クライアント ID を入力し、[Next(次へ)] をクリックします。

    この ID は、Google Cloud console のセットアップ時に作成したものです。詳しくは、OAuth ウェブ クライアント ID を作成するをご覧ください。

  9. [Browse(参照)] をクリックし、サービス アカウント鍵が含まれる JSON ファイルの場所を選択して [Next(次へ)] をクリックします。

    この JSON ファイルは、Google Workspace サービス アカウントの作成時に作成したものです。ファイルが見つからない場合、あるいは Google Cloud console で鍵を削除した場合は、同じ手順を繰り返して新しいファイルを作成する必要があります。詳しくは、認証用のサービス アカウントを作成するをご覧ください。

  10. 移行先の Google Workspace ドメインの特権管理者のメールアドレスを入力し、[Next(次へ)] をクリックします。

    サービス アカウントの認証に使用したものと同じメールアドレスを使用します。詳しくは、認証用のサービス アカウントを作成するをご覧ください。

  11. [インストール] をクリックします。
  12. インストールが完了したら、[Finish(完了)] をクリックします。

: この Windows サーバーのホスト名または内部 IP アドレスは後の手順で必要となるため、記録しておいてください。

コマンドラインを使用してプラットフォームをインストールする

コマンドラインからインストールする場合は、次のセットアップ オプションが自動選択されます。

  • Google Workspace Migrate のインストール場所(C:\Program Files\Google Workspace Migrate)
  • [スタート] メニュー フォルダ(Google Workspace Migrate)
  • 全ユーザーにデスクトップ ショートカットを作成
  • Windows 起動時に Google Workspace Migrate 管理アプリを自動起動

Windows サーバーで、次の操作を行います。

  1. 管理者として PowerShell を実行します。
  2. Google Workspace Migrate をインストールするには、次のコマンドと追加パラメータを入力します(詳細は下記参照)。

    GoogleWorkspaceMigrate_Platform_Installer_version-number.exe /CLIENTID=client-ID /SERVICEACCOUNT=C:\path-to-service-account.json /ADMINEMAIL=admin-email

  3. Google Workspace Migrate プラットフォーム サービスを開始するには、次のコマンドを入力します。

    Start-Service -Name AppBridge.Local.ServiceHost

  4. [スタート] メニューから Google Workspace Migrate 管理アプリを開きます。または、Windows を再起動するとアプリも自動的に再起動します。

コマンドラインのパラメータ

使用できるコマンドライン パラメータについて詳しくは、Inno Setup のドキュメントをご覧ください。

パラメータ 説明
/ADMINEMAIL 移行先 Google Workspace アカウントの特権管理者のメールアドレス。
/CLIENTID Google Cloud console のセットアップ時に作成された OAuth ウェブ クライアント ID。詳しくは、OAuth ウェブ クライアント ID を作成するをご覧ください。
/LOG (省略可)ログファイルのファイル名。

ログファイルにインストーラからの出力を記録します。インストーラが想定どおりに動作しない場合は、ログファイルで情報を確認できます。

/NORESTART (省略可)インストール中にシステムを再起動しません。
/PORT (省略可)Google Workspace Migrate サービスのポート番号(デフォルトは 5131)。
/SERVICEACCOUNT サービス アカウントの JSON ファイルへのパス。詳しくは、認証用のサービス アカウントを作成するをご覧ください。

パスにスペースが含まれている場合は、パスを引用符で囲みます。

/SP- (省略可)設定開始時にプロンプトをオフにします。
/SUPPRESSMSGBOXES (省略可)すべてのメッセージ ボックスを非表示にします。
/VERYSILENT (省略可)インストール処理中に設定ウィザードとウィンドウをオフにします。

プラットフォームのアップグレード

CLIENTIDSERVICEACCOUNTADMINEMAIL の各パラメータは、それらの値を変更したい場合を除き、アップグレードには必要ありません。

例:

GoogleWorkspaceMigrate_Platform_Installer_<バージョン番号>.exe /SP- /VERYSILENT /SUPPRESSMSGBOXES /NORESTART

手順 2: 必要な手順をすべて完了する

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HTTP プロキシ サーバーを使用するようにプラットフォームを設定する

プラットフォームをインストールしたサーバーでプロキシ サーバーを使用している場合:

  1. Google Workspace Migrate アプリをダブルクリックします。
  2. タスクバーの Google Workspace Migrate アイコン を右クリックし、[Edit host settings(ホストの設定を編集)] を選択します。
  3. [Use a proxy server(プロキシ サーバーを使用)] チェックボックスをオンにします。
  4. [Address(アドレス)] に「http://<プロキシの IP アドレス>:<ポート>」の形式でプロキシのアドレスを入力します。

    例: http://192.0.2.1:8888

  5. [OK] をクリックします。
  6. タスクバーの Google Workspace Migrate アイコン を右クリックし、[Stop Google Workspace Migrate service(Google Workspace Migrate サービスを停止)] を選択します。
  7. Google Workspace Migrate アイコン を右クリックし、[Start Google Workspace Migrate service(Google Workspace Migrate サービスを開始)] を選択します。

ネットワーク環境を変更してプロキシ サーバーを削除する場合は、上記のステップ 1 と 2 を繰り返して、[Use a proxy server(プロキシ サーバーを使用)] チェックボックスをオフにして [OK] をクリックします。

TLS 証明書を使用してポートを設定する

注: 自己署名証明書の使用はおすすめしません。

プラットフォームをインストールしたサーバーで、次の操作を行います。

  1. TLS 秘密鍵を Windows の個人用証明書ストアに読み込みます。TLS 秘密鍵の読み込みについて詳しくは、Microsoft のドキュメントをご覧ください。
  2. パソコンから信頼されていない認証局(CA)によって証明書が発行された場合は、その CA 証明書を信頼されたルート認証局ストアに追加します。証明書をストアに配置する方法について詳しくは、Microsoft のドキュメントをご覧ください。
  3. コマンド プロンプトを管理者として開きます。
  4. 証明書のサムプリントを確認するには、次のコマンドを入力します。

    PowerShell -Command dir cert:\LocalMachine\My

  5. ローカルのパソコンの個人用ストアにある証明書の一覧から、使用する証明書のサムプリントをコピーします。
  6. ポートを設定するには、次のコマンドを入力します。

    netsh http add sslcert ipport=0.0.0.0:プラットフォーム-ポート番号 certhash=証明書のサムプリント appid= {3e3783f6-b92c-4546-8dee-672bf5c665ef}

     

設定に関するトラブルシューティング

Google Workspace Migrate プラットフォームの設定やログインに関する問題のトラブルシューティングを行うには、プラットフォームに関する問題のトラブルシューティングをご覧ください。

次のステップ

ノードサーバーのインストール


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