トランザクション ログをダウンロードする

トランザクション ログには、ブリッジによって処理されたすべてのオブジェクトの詳細が記録されます。トランザクション ログは、ブリッジの実行時にスタンドアロン コンソールを使用してダウンロードできるほか、コマンドラインを使用してダウンロードすることもできます。

トランザクション ログについて

トランザクション ログを使用すると、ブリッジの実行中に処理された各オブジェクトの詳細を確認できます。ログには移行対象の各オブジェクトが表示されるため、完全に読み込まれるまでに時間がかかることがあります。Google Workspace Migrate プラットフォーム上のブリッジに表示される失敗したトランザクションの数は、このログと実行ログのエラーの合計値です。

コンソールを使用してログをダウンロードする

始める前に: コンソールを起動する前に、タスクバーで Google Workspace Migrate アプリケーションが実行されていることを確認します(コンソールを起動した後に、タスクバーでアプリをオフにできます)。

  1. Google Workspace Migrate プラットフォームで、[Bridges(ブリッジ)] をクリックします。
  2. 目的のブリッジにカーソルを合わせ、ログアイコン 次にConsole Transaction Log(コンソール トランザクション ログ)] をクリックします。
  3. デフォルトのオプションをそのまま使用するか、コンソール設定を選択します。
    • Output path(出力パス) - トランザクション ログをエクスポートするパスを指定します(例: c:\gwm\logs)。このフィールドを空白のままにすると、ログは Google Workspace Migrate のデフォルトのインストール パスまたはシステムがコンソール アプリケーションを実行するディレクトリにエクスポートされます。
    • Max rows per file(ファイルあたりの最大行数) - ファイルあたりの行数を指定します。カンマ区切り値(CSV)ファイルごとに、最大 500,000 行を指定できます。
    • Zip the result(結果を ZIP 圧縮する) - (デフォルトでオン)オフにすると、ファイルを解凍せずにダウンロードできます。
  4. [確認] をクリックします。

    コンソールからログがパソコンにダウンロードされます。ダウンロードが完了すると、ログの出力パスを示すメッセージが表示されます。

コマンドラインを使用してログをダウンロードする

  1. Google Workspace Migrate をインストールしたサーバーで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
  2. ログにアクセスするには、必須の引数を 1 つ以上指定してツールを実行します。引数について詳しくは、このセクションの表をご覧ください。
  3. 引数名の前に 2 つのダッシュを付け、等号のつく引数値と区別します。

    Path-to-log-tool/AppBridge.Tools.LogsConsole.exe --projectId=Your-project-Id --executionId=Your-execution-Id --maxRows=number-of-rows --outputPath="name-of-path" --zipResult=true-or-false

  4. ログツールのパスを調べるには:
    1. Google Workspace Migrate をインストールしたサーバーで、プラットフォームがインストールされているフォルダに移動します(例: C:\Program Files\Google Workspace Migrate\Google Workspace Migrate Platform)。
    2. このフォルダからコマンド プロンプトを実行する場合は、パスを指定する必要はありません。
    3. フォルダの外部でコマンド プロンプトを実行する場合は、Path-to-log-toolPath-to-log-tool 変数を追加する必要があります。
  5. [Confirm(確認)] を押します。

    ログがパソコンにダウンロードされます。

引数名

すべての引数で大文字と小文字が区別されます

引数値の説明
projectId
(必須)
実行されたブリッジに関連付けられているプロジェクトのハッシュ ID。

ハッシュ ID を確認する手順は次のとおりです。

  1. Google Workspace Migrate プラットフォームで、上部にあるプロジェクト名をクリックします。
  2. プロジェクト名にカーソルを合わせ、メンバー アイコン をクリックします。
  3. URL を検査します。ハッシュは、projects/ /members の間の文字列です。

    たとえば、/projects/c490f1b0eec94eabbfd833e4/members です。

executionId
(必須)
ブリッジの最新の実行のハッシュ ID。

ハッシュ ID を確認する手順は次のとおりです。

  1. Google Workspace Migrate プラットフォームで、[Bridges(ブリッジ)] をクリックします。
  2. 目的のブリッジにカーソルを合わせ、ログアイコン 次にMigration Summary(移行サマリー)] をクリックします。
  3. URL を検査します。ハッシュは、execution-history/ /migration summary の間の文字列です。

    たとえば、/execution-history/00c993560324e8c935f2c8b19db0/migration-summary です。

maxRows ダウンロードする各 CSV ファイルの行数を制限する整数。指定しない場合のデフォルトは 500,000 です。
outputPath

トランザクション ログの出力先ディレクトリのパスを示す文字列。パスは引用符で囲みます。

この値が設定されていない場合、ログは Google Workspace Migrate のデフォルトのインストール パスまたはコンソール アプリケーションが実行されるディレクトリにエクスポートされます。

zipResult ダウンロードした CSV ファイルを ZIP ファイルに圧縮するかどうかを決定するブール値(true または false)。ファイルはデフォルトで ZIP 形式になります。
transactionState

トランザクションの状態を表す文字列。

デフォルトは All です。

queryState

MySQL データベースからのレスポンスを待機する秒数を表す整数。

  • デフォルトは 30 です。
  • 最小値は 1 です。
  • 最大値は 3,600 です。

例 1: すべてのデフォルト オプションを受け入れる

Path-to-log-tool/AppBridge.Tools.LogsConsole.exe --projectId=Your-project-Id --executionId=Your-execution-Id

例 2: すべてのオプション値を指定する

Path-to-log-tool/AppBridge.Tools.LogsConsole.exe --projectId=Your-project-Id --executionId=Your-execution-Id --maxRows=100000 --outputPath="C:\Users\YourUsername\Desktop\Output folder" --zipResult=false

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