自分のサイトへの不自然なリンクに対して手動で対策を行っている場合や、スパムに関するポリシーに違反する有料リンクなどのリンク プログラムに対処するために、手動で対策を行おうとしている場合は、他サイトからの自分のサイトへのそのようなリンクを削除してください。自分ではリンクを削除できず、削除してもらうこともできない場合は、リンク元の疑わしいページやドメインの URL を「否認」します。
否認ツールは複雑な機能であるため、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。
手順 0: 必要性を判断する
ほとんどの場合、Google は詳しい情報を提供されなくても、どのリンクが信頼できるものかを評価することができます。そのため、ほとんどのサイトではこのツールを使う必要はありません。
次の場合にのみ、バックリンクを否認する必要があります。
- サイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くある。
かつ - そのようなリンクが、自分のサイトで手動の対策を行わなければならない原因となっている、または今後、手動による対策を行わなければならなくなる可能性がある場合。
Google は、第三者サイトでの行為がウェブサイトに悪影響を及ぼすことがないよう、できる限りの取り組みを行っています。それでも場合によっては、他サイトからのリンクがページやサイトの Google での評価に影響を及ぼすことがあります。たとえば、自身または利用する SEO 業者が、Google のスパムに関するポリシーに違反する有料リンクなどのリンク プログラムを利用することで、サイトへの不適切なリンクが作成された場合などです。まず、ウェブからスパム性のリンクや品質の低いリンクをできる限り削除することをおすすめします。
手順 1: 否認するリンクのリストを作成する
否認するページまたはドメインのリストをテキスト ファイルで作成します(後で Google にアップロードします)。
否認リストのファイル形式:
- 否認する URL またはドメインを 1 行につき 1 つ指定してください。サブパス(
example.com/en/
など)全体を否認することはできません。 - ドメイン(またはサブドメイン)を無効にするには、「
domain:
」というプレフィックスを付けます。例:domain:example.com
- ファイルは UTF-8 または 7-bit ASCII でエンコードされたテキスト ファイルにする必要があります。
- ファイル名の末尾は .txt にする必要があります。
- URL の最大長は 2,048 文字です。
- 最大ファイルサイズは 100,000 行(空白行とコメント行を含む)および 2 MB です。
- 行の先頭に # を付けることでコメントを追加できます。# で始まる行は無視されます。
例:
# 否認するページ 2 件 http://spam.example.com/stuff/comments.html http://spam.example.com/stuff/paid-links.html # 否認するドメイン 1 件 domain:shadyseo.com
サイトのリンクレポートで否認すべき URL やサイトが見つかった場合、[エクスポート] ボタンをクリックすることでリンクレポートからデータをダウンロードできます。ダウンロードしたファイルから、否認しない URL を必ず削除してください。
ステップ 2: 否認リストをアップロードする
- 所有するプロパティごとに 1 つの否認リストを送信できます。新しいリストをアップロードすると、そのプロパティの既存のリストが置き換えられます。
- 否認リストをアップロードするには、プロパティの所有者である必要があります。
- 否認したリンクもリンクレポートに引き続き表示されます。
- 否認リストは、アップロード先の特定のプロパティと子プロパティにのみ適用されます。このため、http と https の両方のプロパティがある場合は、プロパティごとに否認リストをアップロードする必要があります。example.com に否認リストを適用している場合は、m.example.com にも適用されます。example.com と m.example.com の両方の否認リストを適用している場合、両方のプロパティのリストは両方のリストを組み合わせたものになります。
否認するページまたはドメインのリストをアップロードする手順:
- リンクの否認ツールのページにアクセスします。
- プロパティの一覧からプロパティを選択します。リストは選択したプロパティにのみ適用されます。このプロパティにすでに否認リストが存在する場合は、否認されたページとドメインの概要が表示されます。別のリストをアップロードすると、このプロパティの既存のリストが置き換えられます。
- ボタンをクリックして、リストをアップロードします。
- 指示に従って、ローカル コンピュータ上の否認リストファイルを選択します。
- ファイルにエラーがある場合は、すぐにエラーの一覧が表示されます。この場合、既存のリストは置き換えられません。新しいリストを修正して、もう一度アップロードしてみてください。
- アップロードが成功した場合、Google はウェブを再クロールしてページの再処理を行うため、リストがインデックスに反映されるまで数週間かかることがあります。
プロパティの否認をすべて削除する
特定のプロパティの否認をすべて削除する場合は、次の手順を行います。既存のリストを新しいリストに置き換える場合は、この操作を行う必要はありません。新しいリストをアップロードするだけで済みます。
- リンクの否認ツールのページにアクセスします。
- プロパティの一覧からプロパティを選択します。
- [否認をキャンセル] をクリックします。選択したプロパティの否認リストが削除されます。Google はウェブを再クロールしてページの再処理を行うため、この変更がインデックスに反映されるまで数週間かかることがあります。