パフォーマンス レポート(Discover)

Discover のパフォーマンス レポートには、Discover でのサイト パフォーマンスに関する重要な指標が表示されます。このレポートは、Discover におけるプロパティのインプレッション数が最低限必要な数に達した場合にのみ表示されます。

新規ユーザー向け
ウェブサイトの分析を初めて行う場合は、このレポートの簡単な概要をご覧ください。

 

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Search Console のパフォーマンス レポート - Google Search Console のトレーニング

レポートを設定する

レポートのデフォルト ビューには、Discover におけるプロパティの合計クリック数と合計インプレッション数が表示されます。

  • 表示する指標を選択する: グラフの上にある目的の指標を選択します。
  • データをグループ化する: 表のグループタブを選択します。ページ、国、外観の種類、日付別にデータをグループ化できます。
  • (任意)データをフィルタする: 日付、ページ、国などのディメンションでデータをフィルタします。
  • (任意)データグループを比較する: たとえば、ブラジルと中国のインプレッション数を比較できます。
  • 期間を変更する: デフォルトでは過去 3 か月の数値が表示されますが、必要に応じて期間を変更できます。期間を変更するには、レポートの上部にある [日付] フィルタをクリックします。

レポートデータをエクスポートする

多くのレポートには、レポートデータをエクスポートするためのエクスポート ボタン がありますこのボタンを使用すると、グラフと表の両方のデータがエクスポートされます。レポートで「~」または「-」(データが存在しない、数値ではない)として表示される項目は、ダウンロードしたデータでは「0」と表示されます。

データについて

  • データ行は、Discover でページのインプレッション数が最小しきい値に達した場合にのみ表示されます。ただし、行のデータは、このしきい値を下回ってもサイトの合計に加算されます。
  • データは、[日付] フィルタで指定した期間のデータに制限されます。デフォルトの期間は過去 3 か月間です。この期間を変更するには、[日付] フィルタをクリックして日付範囲を変更します。
  • データはすべて、ページごとに集計されます。同じプロパティから 2 つの Discover 結果が同じ Discover リストに表示される場合、インプレッションはそれぞれ別個にカウントされます。
  • すべてのページ指標は、ユーザーが Discover の結果をクリックしたときに表示されるページではなく、正規 URL に割り当てられます。これはレポートの表示に次の 2 つの重要な影響を与えます。
    • 表に示される URL は正規 URL です。
    • データは、正規 URL を含むプロパティにのみ表示されます。そのため、重複するページがある場合、クリック数、インプレッション数、クリック率のすべてのデータは正規 URL の方に含まれ、重複 URL ではゼロと表示されます。
  • Discover トラフィックは、ユーザーのクエリに依存せず Google が積極的に提供するため、いくぶん検索トラフィックより予測しにくくなります。そのため、Discover トラフィックでは検索トラフィックよりもばらつきが大きくなることがあります。
  • レポートの暫定データ: パフォーマンス レポートの最新のデータは暫定値の可能性があり、データが確定するまでに若干変わる場合があります。暫定データが使われるのは通常 3 日未満であり、最終的にはすべてのデータが確定済みになります。暫定データかどうかは、グラフ上でそのデータにカーソルを合わせるとわかります。暫定データは、グラフと表の両方、さらに Search Console の概要ページのパフォーマンス グラフに含まれます。

指標について

レポート上でタブを選択することで、表示する指標を選択します。以下の指標を選択できます。

インプレッション数: Discover アイテムは、標準の Discover アイテムとして、またはカルーセルに埋め込まれて、スクロールにより表示されます。インプレッションがカウントされるのは、1 回のユーザー セッションにつき結果ごとに 1 回のみです。つまり、ユーザーがスクロールして特定のアイテムを通り過ぎてから、逆方向にスクロールしてそのアイテムに戻った場合、インプレッションは 1 回しか記録されません。ウェブストーリーの場合は、Discover で表示されたストーリーと、Discover で最初にクリックされたウェブストーリーから開かれた他のストーリーに対して、インプレッションがカウントされます。(ユーザーが 1 回のセッションで同じウェブストーリーを複数回閲覧した場合、インプレッションは 2 回カウントされません)。

クリック数: ユーザーが Discover アイテムをクリックした回数です。ユーザーがアイテムを共有するか、別の操作を行った場合、クリック数はカウントされません。ウェブストーリーの場合は、Discover でクリックされたストーリーと、Discover で最初にクリックされたウェブストーリーから開かれた他のストーリーに対して、クリック数がカウントされます。

平均クリック率: クリック数 / インプレッション数。

グラフの読み方

グラフの上部にある指標を選択または選択解除することにより、グラフに表示する指標を指定します。

各指標の合計がグラフの上に表示されます。これらの合計は選択した期間の正確な値であり、切り捨て値ではありません。グラフに表示される 1 日の値は、しきい値に達していない場合は省略されることがありますが、しきい値に達しているかどうかにかかわらず、合計には加算されます。

表の読み方

表には、選択したディメンションごとにグループ化されたデータが表示されます。上記のグラフで選択した指標に関するデータが表示されます。

なお、この表の行数は 1,000 に制限されています。データは、このレポートが生成される前に切り捨てられて 1,000 行になります。そのため、仮に 1,001 行分のデータが存在した場合、表の並べ替え順序を逆にしても(すでに切り捨てられているため)1,001 行目が表示されることはありません。

表のデータは、[日付] フィルタで指定した期間のグラフと同じ期間のデータに制限されます。日付フィルタを変更するには、クリックして期間を変更します。

表のデータをグループ化する

表の指標は、次のカテゴリ別にグループ化できます。

  • ページ: ユーザーに表示される情報のソースとして使用されるページ。これは、ユーザーが Discover の結果をクリックしたときに表示されるページではなく、正規ページの URL です。正規 URL がこのプロパティ内にない場合、このプロパティの表に代替ページの URL は表示されません。
  • : コンテンツが表示またはクリックされた国。
  • Discover の外観: 結果にリンクされたページのタイプ。次のいずれかの値となります。
    • AMP 記事: AMP ストーリーの結果を含むすべての AMP ページ。
    • ウェブストーリー: AMP 記事のサブセットで、テキスト コンテンツではなくビジュアル コンテンツ向けに最適化されています。
    • 動画: Discover に表示されるサイト上の動画。
    • Google ニュース ショーケースの記事: ニュース メディアがキュレートした Google ニュース ショーケース パネルに表示される記事。
  • 日付: 発生した日付でグループ化されたデータ。日付は、ユーザーの現地時間ではなく太平洋時間です。グラフ内の個々の日付データが特定の値を下回ると、切り捨てられることがあります。合計は、日付フィルタで指定した期間の合計です。

データをフィルタする

日付、ページ、国、Discover の外観の種類別にデータをフィルタできます。

フィルタを追加するには:

  • ページ内の既存のフィルタの横にある [+ 新規] ラベルをクリックします。

フィルタを削除するには:

  • 既存のフィルタの横にある [X] をクリックします。日付フィルタを削除することはできません。

フィルタを変更する

  • フィルタをクリックし、値を変更します。
フィルタによってデータの不一致が発生することがあります

大文字と小文字の区別

大文字と小文字が区別される [正確な URL] を除き、すべてのページ URL のフィルタでは、大文字と小文字は区別されません。つまり、[次を含む URL]、[次を含まない URL]、[正確な URL]、[カスタム(正規表現)] のフィルタのうちの [正確な URL] フィルタ以外では、大文字と小文字が区別されません。

正規表現で大文字と小文字が区別されるようにするには、下記のようにします。

正規表現フィルタ

[カスタム(正規表現)] フィルタを選択すると、選択したアイテムの正規表現(ワイルドカード一致)でフィルタできます。ページ URL とユーザークエリに正規表現フィルタを使用できます。正規表現には RE2 構文が使用されます。

  • 正規表現に一致する文字列を表示するか、一致しない文字列を表示するかを選択できます。デフォルトでは、正規表現に一致する文字列が表示されます。
  • デフォルトの一致は「部分一致」です。つまり、文字列の先頭に一致する ^ または文字列の末尾に一致する $ を使用する場合を除き、正規表現はターゲット文字列のどこにでも一致します。
  • デフォルトの正規表現一致では、大文字と小文字は区別されません。大文字と小文字を区別する場合は、正規表現文字列の先頭に「(?-i)」を追加します。例: (?-i)AAA は https://example.com/AAA に一致しますが、https://example.com/aaa には一致しません。
  • 無効な正規表現構文は、一致する結果を返しません。
  • 正規表現一致の使用には注意が必要であるため、ライブテスト ツールで試してください。また、RE2 構文ガイドをすべてお読みください。
一般的な正規表現

以下に、基本的な正規表現をいくつか示します。

ワイルドカード 説明
.

任意の 1 文字に一致します。

  • 「m.n」は「men」と「man」に一致しますが、「meen」には一致しません。
[文字]

[ ] 内の任意の 1 文字に一致します。

  • 「c[aie]t」は「cat」、「cit」、「cet」に一致します。
  • 「i[o0-9]n」は「ion」と「i7n」に一致しますが、「ian」には一致しません。
*

直前の文字またはパターンの 0 回以上の繰り返しに一致します。

  • 「fo*d」は「fd」、「fod」、「food」、「foooooooood」に一致します。
  • 「https*://example」は「http://example」と「https://example」に一致します。
+

直前の文字またはパターンの 1 回以上の繰り返しに一致します。

  • 「fo+d」は「fod」、「food」、「foooooooood」に一致しますが、「fd」には一致しません。
|

OR 演算子。| 演算子の前または後のいずれかの表現に一致します。

  • 「New York|San Francisco」は「I love New York」と「I love San Francisco」の両方に一致します。
\d

0~9 の 1 つの数字

  • 「\d\d\d abc」は「123 abc」に一致します。
\D

数字以外の文字(例: 任意の 1 文字、+ , ? などの記号)

  • 「\D\D\D 123」は「aaa 123」に一致しますが、「123 123」には一致しません。
\s

任意の空白文字(タブ、スペース)

  • 「1\s2\s3」は「1 2 3」に一致します。
\S

空白文字以外の文字。

  • 「(\S)+」は文字列「fire and ice」内の「fire」と「ice」に一致しますが、文字列内の空白と文字列全体には一致しません。
(?-i)

この後に続くすべての文字について、大文字と小文字が区別されます。

  • (?-i)AAA は https://example.com/AAA に一致しますが、https://example.com/aaa には一致しません
^

正規表現の先頭に指定され、ターゲット文字列の先頭にのみ一致します。

  • 「^example」は「example」に一致しますが、「an example」には一致しません。
  • 「example」は「example」と「an example」の両方に一致します。

グループを比較する

同じタイプの 2 つのグループ間でデータを比較できます。たとえば、フランスとイギリス(国)のデータ、または今月と先月(日付)のデータを比較できます。比較はグラフと表の両方に表示されます。

グループのデータを比較するには:

  1. 比較はフィルタ(日付検索タイプなど)によって管理します。既存のフィルタを編集するか、[新規] をクリックして新しいフィルタを追加します。
  2. フィルタのプロパティ ダイアログ ボックスで、[比較] を選択します。
  3. 比較するディメンションまたは時間を追加し、[適用] をクリックします。
  4. 一度に保持できる比較は 1 つのみです。新しい比較フィルタを追加すると、既存の比較が消去されます。たとえば、日付を比較してから国の比較を追加すると、日付の比較が国の比較によって消去されます。
一度に比較できるのは、1 つのディメンション内(日付、国など)のデータのみです。別のグループ ディメンションの新しい比較を追加すると、既存の比較は削除されます。たとえば、先週と今週(日付)でクリック数を比較し、その後で米国と日本(国)の比較を追加すると、国の比較によって日付の比較が消去され、日付の範囲はデフォルト値にリセットされます。

データの不一致

グラフの合計と表の合計の不一致

次のような理由により、グラフの合計と表の合計が異なる場合があります。

全般:

  • まれに、ページでフィルタすると、グラフと表でデータに差異が生じることがあります。これは、グループ化とフィルタリングの組み合わせによって、データの切り捨てが異なるためです。このようなケースで合計が異なる場合、実際の合計は少なくとも表示されている大きな方の値(それ以上のこともある)になります。
  • ページでフィルタする場合、[次を含む:] と [次を含まない:] の合計が、フィルタしない場合の合計よりも少なくなることがあります。たとえば、「https://」を含む URL と「https://」を含まない URL の合計は、URL のフィルタを使用しない場合の合計よりも少なくなることがあります。これは表示制限によりデータが切り捨てられるためです。
  • サイトのルート URL「example.com/」の結果に対するフィルタリングなど、無効なフィルタを追加すると、さまざまな理由で不一致が生じることがあります。

グラフの合計の方が大きい:

  • 表には 1,000 行までしか表示されないため、一部の行が省略される可能性があります。

Search Console と他のデータソースのデータの不一致

Search Console のデータは、他のツールに表示されるデータとは若干異なる場合があります。その理由として、以下が考えられます。

  • 数字が計算されてからその計算結果が表示されるまでに時間差が生じる場合がある。データの公開には間隔がありますが、収集は常に行われています。収集されたデータは通常、2~3 日以内に利用可能になります。レポートに暫定データが含まれている可能性もあります。
  • タイムゾーンが異なる。検索パフォーマンス レポートは、日ごとのデータをカリフォルニア州の現地時間に基づいてトラッキングしているため、タイムスタンプもカリフォルニア州の現地時間で設定されます。他のシステムで別のタイムゾーンを使用している場合、1 日あたりのデータが一致しないことがあります。たとえば Google アナリティクスでは、ウェブマスターのローカル タイムゾーンに基づいてデータが表示されます。
  • 表の合計がグラフの合計より少ない場合がある。表の行数は 1,000 に制限されているため、表示されるデータの量が制限されることがあります。

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