検証の詳細

修正を検証する

サイト上で特定の問題のあるインスタンスをすべて修正したら、Google に修正の検証をリクエストできます。既知のインスタンスがすべて修正されると、問題テーブル中の問題の件数が 0 になり、テーブルの下部に移動します。

検証のメリット

特定の問題ステータスや問題カテゴリの問題をすべて修正した際、そのことを Google に通知すると次のようなメリットがあります。

  • Google によってすべての URL で修正済みであることが確認されたこと、または逆に、その問題のインスタンスが引き続き検出されたことを、メールで知ることができます。
  • Google による修正確認の進行状況をトラッキングでき、チェック待ちのキューに登録されたすべてのページのログや、各 URL の修正ステータスを表示できます。

ウェブサイトに関する問題によっては、修正して検証することに常に意味があるとは限りません。たとえば、robots.txt により URL がブロックされているという問題は、意図的である場合がほとんどです。各問題への対処の必要性については、状況に応じてご判断ください。

検証せずに修正を済ますこともできます。修正の検証を明示的にリクエストしたかどうかにかかわらず、Google は既知の問題のあるページをクロールするたびにインスタンス数を更新します。

ヒント: サイトマップで修正を検証する
修正リクエストの処理を高速化するには、特に重要なページのみを含むサイトマップを作成して送信し、そのサイトマップでレポートをフィルタしてから、修正の検証をリクエストします。一部の該当 URL に対する検証リクエストは、サイト上のすべての該当 URL を含むリクエストよりも短時間で完了する可能性があります。

検証を開始する

問題を修正したことを Search Console に通知する手順:

  1. サイト上で問題のあるインスタンスをすべて修正します。修正に見落としがあると、Google はその問題のインスタンスをひとつでも検出した時点で検証を停止します。
  2. 修正した問題の詳細ページを開きます。レポートの問題リストで、その問題をクリックします。
    • ⚠️ レポートを特定のサイトマップでフィルタした場合、検証をリクエストした時点のサイトマップ内の項目にのみ検証が適用されます。これが望ましい場合もありますが、そうでない場合もありますので、ご注意ください。
  3. [修正を検証] をクリックします。検証に合格するか不合格となるまで、[修正を検証] を再度クリックしないでください。詳しくは、Google による修正のチェック方法をご覧ください。
  4. 検証の進行状況を確認できます。検証は通常 2 週間ほどで完了しますが、それより長くかかる場合もあります。検証完了までしばらくお待ちください。検証に合格するか不合格となった時点で通知が届きます。
  5. 検証に不合格となった場合は、問題の詳細ページで [詳細を表示] をクリックすることで、不合格の原因となった URL を表示できます。このページを修正し、保留中ステータスのすべての URL について修正を確認したら、検証を再度開始します。

URL や項目の問題が「修正済み」とみなされる条件

次のいずれかの条件を満たすと、URL や項目の問題は修正済みとして記録されます。

  • URL のクロール時に、ページ上で問題が検出されなくなったこと。AMP タグのエラーの場合は、タグが修正されたか、必須のタグでない場合は削除されたと考えられます。検証中は「合格」というラベルが付きます。
  • なんらかの理由で Google がページにアクセスできないこと(ページが削除されている、noindex と記録されている、認証が求められるなど)。この場合も、その URL の問題は「修正済み」とみなされます。検証中は「その他」の検証ステータスに分類されます。

問題の継続期間

問題の「継続期間」とは、サイトでその問題のインスタンスが初めて見つかったときから、最後のインスタンスが消滅と記録された後 90 日経過したときまでの期間を指します。90 日間再発しなければ、その問題は問題テーブルから削除されます。

問題の「初検出日」とは、その問題の継続期間において問題が最初に検出された日付です。この日付は変更されません。そのため、次のようになります。

  • 問題のインスタンスがすべて修正されたものの、15 日後に同じ問題の新たなインスタンスが検出された場合、その問題は未解決として記録され、初検出日は以前のままとなります。
  • 最後のインスタンスが修正されてから 91 日後に同じ問題が検出された場合、以前の問題は解決済みとなっているため、この問題は新たな問題として記録され、初検出日は今回の検出日となります。
検証フロー

ある問題について [修正を検証] をクリックしてからの検証処理の概要は次のとおりです。この処理には数日以上かかることがあります。進行状況はメールで通知されます。

  1. [修正を検証] をクリックすると、直ちに Search Console によりサンプルとして数ページがチェックされます。
    • サンプルのページに現在も問題が存在する場合、検証は終了し、検証ステータスは変更されません。
    • サンプルのページにエラーが見つからなかった場合は、検証が続行され、検証ステータスは「開始」となります。この検証において他の無関係な問題が検出された場合、他の種類の問題としてカウントされ、検証は続行されます。
  2. Search Console の処理には、検証対象の問題に関係する既知の URL のリストが使用されます。サイト全体ではなく、この問題の既知のインスタンスが存在する URL のみが再クロールのキューに追加されます。Search Console の検証履歴にはチェックしたすべての URL が記録されます。検証履歴には問題の詳細ページからアクセスできます。
  3. URL のチェック時に次の処理が行われます。
    1. 問題が検出されない場合、そのインスタンスの検証ステータスは「合格」に変更されます。これが検証開始後にチェックされた最初のインスタンスである場合、問題の検証ステータスは「修正を確認しました」になります。
    2. URL にアクセスできなくなっている場合、インスタンスの検証ステータスは「その他」(エラー状態ではありません)になります。
    3. インスタンスがまだ存在する場合は、問題のステータスが「不合格」になり、検証は終了します。これが通常のクロールで検出された新しいページである場合は、この既存の問題の新たなインスタンスとみなされます。
  4. キュー内の URL がこの問題についてチェックされ、すべて修正済みであることが確認されると、問題のステータスは「合格」に変わります。ただし、すべてのインスタンスが修正されても、問題の重大度レベルのラベル(「エラー」または「警告」)は変わらず、該当する項目の数が 0 になるのみです。

[検証を開始] をクリックしなくても、Google は問題のインスタンスが修正されたことを検出できます。Google が通常のクロール中に、問題のインスタンスがすべて修正済みであることを検出すると、レポート中の問題件数を 0 に変更します。

再検証

現在の検証サイクル中に問題を修正した場合、新たな検証サイクルをリクエストするには、現在の検証サイクルが完了するまで待つ必要があります。

不合格となった検証を再度開始する手順:

  1. 不合格となった検証の検証ログに移動します。具体的には、検証に不合格となった問題の詳細ページを開き、[詳細を表示] をクリックします。
  2. [新しい検証を開始] をクリックします。
  3. 保留中または不合格として記録されたすべての URL と、前回の検証実施以降の通常クロールで検出された、この問題のすべての新たなインスタンスについて、検証が再度開始されます。合格またはその他として記録された URL については再チェックされません。
  4. 検証は通常 2 週間ほどで完了しますが、それより長くかかる場合もあります。検証完了までしばらくお待ちください。

検証の進行状況を確認する

現在の検証リクエストの進行状況(検証が進行中でない場合は前回のリクエストの履歴)を確認する手順:

  1. 問題の詳細ページを開きます。レポートのメインページにある問題の行をクリックして、問題の詳細ページを開きます。
  2. [詳細を表示] をクリックして、リクエストした検証の詳細ページを開きます。
    • リクエストに含まれる各 URL のインスタンスのステータスがテーブルに表示されます。
    • インスタンスのステータスは、確認対象の特定の問題に適用されます。あるページに「合格」のラベルの付いた問題が 1 つあったとしても、同じページに不合格保留中その他といったラベルの付いた問題もある場合があります。
    • AMP レポートとページのインデックス登録レポートでは、検証履歴ページのエントリは URL 別にグループ化されます。
    • モバイル ユーザビリティ レポートとリッチリザルト レポートでは、項目は URL と構造化データ項目(項目の「name」値に基づく)の組み合わせ別にグループ化されます。
検証リクエストのステータス

特定の問題の検証には、次の検証ステータスが適用されます。

  • 開始前: この問題に対するこれまでの検証リクエストに含まれていたことのないインスタンスが存在します。
    次のステップ:
    1. 問題をクリックしてエラーの詳細を確認します。個別のページを調査し、公開中のページ上でのエラーの例を確認します。
    2. 詳細ページで [詳細] をクリックして、問題の詳細を確認します。
    3. テーブル内の URL 例の行をクリックして、そのエラーの詳細を確認します。
    4. ページを修正し、[修正を検証] をクリックして検証を開始します。検証は通常 2 週間ほどで完了しますが、それより長くかかる場合もあります。検証完了までしばらくお待ちください。
  • 開始: 検証が開始されました。この問題の未修正のインスタンスは今のところ見つかっていません。
    次のステップ: 検証が進んだ段階で、必要に応じて対応方法を Google よりお知らせします。
  • 修正を確認しました: 検証が開始されました。これまでにチェックした問題インスタンスはすべて修正されています。
    次のステップ: 現時点で必要な作業はありませんが、検証が進んだ段階で Google から対応方法をお知らせします。
  • 合格: この問題の既知のインスタンスはすべて修正されています(または、該当する URL にアクセスできなくなっています)。このステータスは、[修正を検証] をクリックした場合にのみ表示されます(検証をリクエストしておらず、問題が解決されたことが Google により検出された場合、ステータスは「該当なし」になります)。
    次のステップ: 必要な作業はありません。
  • 該当なし: 検証をリクエストしていませんが、すべての URL で問題が修正されていることが Google により検出されました。
    次のステップ: 必要な作業はありません。
  • 不合格: [検証] がクリックされましたが、一部のページにまだこの問題が存在します。
    次のステップ: 問題を修正して、検証を再度開始します。
インスタンスの検証ステータス

検証をリクエストすると、問題のインスタンスそれぞれに次のいずれかの検証ステータスが割り当てられます。

  • 保留中: 検証待ちのキューに登録されています。Google による前回の確認時に、この問題インスタンスが存在していました。
  • 合格:一部のレポートには使用されません)Google がチェックしたところ、この問題インスタンスは存在しなくなっていました。このステータスになるのは、問題インスタンスに対して [検証] をクリックした場合のみです。
  • 不合格: Google がチェックしたところ、この問題インスタンスはまだ存在します。このステータスになるのは、問題インスタンスに対して [検証] をクリックした場合のみです。
  • その他: (一部のレポートには使用されません)このインスタンスをホスティングしている URL にアクセスできませんでした(または、構造化データの場合、ページ上に該当項目が見つからなくなっていました)。「合格」と同等とみなされます。

同じ URL でも、問題ごとにステータスが異なる場合があります。たとえば、ある 1 つのページ内に問題 X と問題 Y の両方がある場合に、同じページ内で問題 X の検証ステータスは「合格」、問題 Y の検証ステータスは保留中になる場合があります。

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