速度レポート

低速なサイトを修正してユーザー エクスペリエンスを改善する

速度レポートは、実際の使用状況データ(フィールド データとも呼びます)に基づいて、ページの処理速度を示します。

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速度が重要な理由
  • ページの読み込みに時間がかかると、直帰率に深刻な影響を及ぼします。具体的には:
    • ページの読み込み時間が 1 秒から 3 秒に増加すると、直帰率は 32% 増加します。
    • ページの読み込み時間が 1 秒から 6 秒に増加すると、直帰率は 106% 増加する。
  • 遅いと判断されたページは、Google 検索での順位が下がる可能性がある。
  • ケーススタディをご覧ください。

レポートを理解する

レポートには、パフォーマンスが速度ステータス、指標タイプ、類似の URL タイプ別にグループ化されて表示されます。速度レポートは、FCPFID の 2 つの指標に基づいています。どちらの指標でもデータがしきい値に満たない URL は、レポートから除外されます。

「データがありません」

「データがありません」という画面が表示された場合、それは、Search Console がプロパティを認識したばかりであるか、または、CrUX レポートで利用できるユーザー アクセスデータが十分にないため、プロパティ内の特定のデバイスタイプ(モバイルまたはパソコン)について意味のある速度情報を提供できないことを示しています。ただし、PageSpeed Insights テストツール(ブラウザ内ツールを使用する場合は Chrome の Lighthouse ツール)を利用すれば、サイトの URL のライブテストを実施できます。

Search Console プロパティを最近作成した場合は、Google が CrUX データベースに存在するデータを分析して送信するまで数日かかることがあります。CrUX データベースは、URL が Search Console プロパティの一部であるかどうかにかかわらず、URL に関する情報を収集します。

 

レポートの詳細にドリルダウンするには:

  1. 概要ページのグラフで、低速、中速、高速のタブを切り替えると、過去のユーザーデータに基づいて、サイトの URL のパフォーマンスが表示されます。
  2. [レポートを開く] をクリックすると、モバイルまたはパソコンのサマリーページが表示され、そのプラットフォームの速度が示されます。
  3. 表内の行をクリックすると、詳細情報が表示されます(サンプル URL のセットなど、選択した問題の影響を受ける URL の詳細)。
  4. 問題の詳細ページのサンプル表内で URL をクリックすると、その URL および類似の URL の詳細が表示されます。

 

概要ページ

速度レポートの概要ページでは、URL を開いたデバイスタイプ(モバイルまたはパソコン。タブレットのデータは含まれません)別にデータが表示されます。すべてのデータは、ステータス(低速、中速、高速)別にまとめてグループ化されています。

特定のデバイスタイプのレポートを開くと、そのタイプの速度データの詳細が表示されます。

モバイルまたはパソコンのサマリーページ

特定のデバイスタイプ(モバイルまたはパソコン)の最上位レポートには、Google が把握している、サイトのすべての URL のステータスと問題が示されます。詳細に関する表の行をクリックすると、特定のステータスと問題タイプの組み合わせに関する詳細が表示されます。

グラフ

グラフの上にあるタブには、特定の速度ステータスに該当する URL の現在の合計数とあわせて、少なくとも 1 つの URL に影響を与える、その速度ステータスを示す表内行の数が表示されます。タブを切り替えて、グラフに表示する速度ステータスを選択します。グラフは、特定の日の特定の速度ステータスに該当する URL の数を示します。

グラフの合計数が表の合計数より少ない理由
グラフでは、URL に影響を与える最低速の問題について、各 URL が 1 回だけカウントされます。表では、URL に影響する問題ごとに URL が 1 回カウントされます。したがって、URL に 1 つの低速問題と 1 つの中速問題がある場合、グラフの合計では「低速」として 1 回カウントされますが、表では「低速」の行と「中速」の行の両方でカウントされて表示されます。

 

表では、URL は速度ステータス + 問題タイプ別にグループ化されます。各行には、検証ステータス、その行の簡略化されたタイムラインを示すスパークライン、そのステータス + 問題タイプに該当する現在の URL の数が表示されます。

URL が複数の問題の影響を受けている場合は、表の複数の行に表示されることがあります。

モバイルまたはパソコンの問題の詳細ページ

モバイルまたはパソコンの最上位サマリーページで表内行をクリックすると、速度と問題の組み合わせの詳細ページが開きます。詳細ページには、選択した問題の URL とその他の詳細が表示されます。

グラフ

問題の詳細グラフには、特定の日の速度 + 問題の URL 数と、選択した速度 + 問題に現在影響を受けている URL の合計数が表示されます。

問題の詳細に関する表には、選択した問題の影響を受けていることが判明している URL のサンプルが表示されます。各サンプル URL はそれに類似する複数の URL の 1 つです。サンプル URL をクリックすると、類似 URL のページの一部と諸情報のほか、URL で PageSpeed Insights のテストを実施するためのリンクが表示されます。表の最大行数は 200 行です。

表には次の情報が含まれています。

 

PageSpeed Insights を使用して URL をテストするには、問題の詳細ビューで、サンプルの表の URL をクリックして詳細を表示し、Pagespeed Insights のリンクをクリックします。

 

特定の URL のステータスを検出する

速度レポートは、特定の URL のステータスを検出するためではなく、サイトの全体的なパフォーマンスを確認して、サイトの複数のページに影響を与える問題のトラブルシューティングを行うために設計されています。特定の URL の速度データを確認するには、PageSpeed Insights を使用して、特定の URL の過去のユーザーデータとライブテストのデータを表示します。このレポートでは、ステータスと問題をドリルダウンし、それに影響を受ける URL を表示することはできますが、特定の URL の確認は難しい場合があります。

レポートのデータソース

速度レポートのデータは、CrUX レポートに基づいています。CRUX レポートは、実際のユーザーが URL にアクセスしたときのパフォーマンスに関する匿名化された指標(フィールド データとも呼びます)を収集します。

速度ステータス: 低速、中速、高速

特定のデバイスタイプの URL に、低速、中速、高速の各ラベルが適用されます。

URL 速度

URL 速度は、URL に適用された最も遅い速度ラベルです。つまり、モバイルで URL の FCP が低速で FID が中速の場合、この URL にはモバイルでは低速のラベルが適用されます。モバイルで URL の FCP が中速 で FID が高速の場合、モバイルでは中速であると判断されます。モバイルで URL の FID が高速で FCP も高速の場合、または FID が高速で FCP のデータがない場合、モバイルでは高速であると判断されます。

URL のデータが特定の指標(FCP または FID)のしきい値に満たない場合、その指標はその URL のレポートから除外されます。1 つの指標のデータしかない URL には、その指標の速度カテゴリが適用されます。どちらの指標でもデータがしきい値に満たない URL は、レポートに表示されません。

問題速度

問題速度は、次の指標で評価されます。

  高速 中速 低速
FCP 1 秒未満 3 秒未満 3 秒以上
FID 100 ミリ秒未満 300 ミリ秒未満 300 ミリ秒以上

FCP と FID

  • FCPコンテンツの初回ペイント): ユーザーが URL をリクエストしてから、ブラウザが URL の最初の表示要素をレンダリングするまでの時間。この指標は、URL が実際に読み込まれていることをユーザーに知らせるものであり、重要です。
    • 集計 FCP(レポートに表示される FCP の集計値): グループ内の URL へのアクセスの 75% が FCP 状態になるまでの時間です。
  • FID初回入力遅延): ユーザーが最初にページを操作したとき(リンクのクリックやボタンのタップなど)から、ブラウザがその操作に応答するまでの時間です。この測定値は、ユーザーが最初にクリックした任意のインタラクティブ要素から取得されます。この指標は、ページが操作可能になる時間を示すものであり、ユーザーがなんらかの操作を行う必要があるページでは重要です。
    • 集計 FID(レポートに表示される FID の集計値): グループ内の URL へのアクセスの 95% で測定された最低の FID です。

問題の影響を受けている URL で PageSpeed Insights テストを実施すると、問題を解決するための推奨事項を確認できます。

URL グループ

各問題は、ユーザー エクスペリエンスが類似する複数の URL に割り当てられます。これは、類似するページでパフォーマンス問題が発生する場合、ページに共通する読み込み機能が遅いなど、同じ問題が根底にあると推測できるためです。

ページ速度の問題を解決する

技術者以外のユーザー

  1. 問題の優先順位を決める: 「低速」と判断された URL をすべて修正することをおすすめします。「中速」と判断された URL は改善の余地がありますが、低速の URL を修正する方が重要です。多くの URL に影響する問題と重要な URL に影響する問題のいずれを重視するかによって、作業の優先順位を決定します。
  2. 優先順位によって問題を分類したら、エンジニアまたは URL の更新担当者とレポートを共有します。
  3. 一般的なページ修正方法:
    • ページのサイズを縮小します(1 つのページとそのすべてのリソースは 500 KB 未満にすることをおすすめします)。
    • モバイルで最高のパフォーマンスを実現するには、ページリソース数を 50 に制限します。
    • AMP の使用を検討します。モバイルとパソコンの両方でページが高速に読み込まれる可能性が高くなります。
  4. PageSpeed Insights テストツール(ブラウザ内ツールを使用する場合は Chrome の Lighthouse ツール)を実行して、修正内容をテストします。
  5. 特定の問題が解決したと思われる場合は、Search Console の速度レポート内の問題の詳細ページで、[トラッキングを開始] をクリックします。
  6. 検証プロセスをトラッキングします。

ウェブサイト デベロッパー

  1. 問題の優先順位を決める: 「低速」と判断された URL をすべて修正することをおすすめします。「中速」と判断された URL は改善の余地がありますが、低速の URL を修正する方が重要です。多くの URL に影響する問題と重要な URL に影響する問題のいずれを重視するかによって、作業の優先順位を決定します。
  2. ページ速度の向上に関する理論とガイドラインについては、web.dev に掲載されている高速読み込みのためのガイドラインと、developers.google.com の「ウェブの基礎」にあるパフォーマンスに関するページをご覧になることをおすすめします。
  3. PageSpeed Insights テストツール(ブラウザ内ツールを使用する場合は Chrome の Lighthouse ツール)を実行して、修正内容をテストします。
  4. 特定の問題が解決したと思われる場合は、Search Console の速度レポート内の問題の詳細ページで、[トラッキングを開始] をクリックします。
  5. 検証プロセスをトラッキングします。

その他の有用なリソース:

 

サイトを変更していないにも関わらず、サイトの速度が変わった

サイトに変更を加えていないのに多くのページで速度ステータスが大きく変動した場合は、多くのページのステータスがボーダーライン上にあり、なんらかのサイト全体のイベントが原因でページがそのボーダーラインを越えた可能性があります。たとえば、サイトのトラフィックの急激な増加や、画像ファイルを配信するサービスでのレイテンシの変化により、サイトの動作が遅くなった場合などが考えられます。小さな変更でもサイト全体の変更であれば、多くのページの速度カテゴリが高速から中速、または中速から低速に変わる十分な理由になります。

可能性は高くないものの、もう 1 つ考えられる理由は、クライアントの大規模な変化です。たとえば、広く採用されているブラウザのバージョンの更新、低速のネットワークを使用するユーザーの増加などです。速度は実際の使用状況データによって測定されます。ユーザーのブラウザ、デバイス、または場所に変化があった時期とサイトの速度が変化した時期が一致するかどうかをログで確認できます。

その時期のサイトのトラフィック データに急激な変動がないかを確認します。具体的な問題を詳しく分析し、影響を受けていたページの集計 FCP と集計 FID の数値を確認します。それらの数値が低速、中速、高速ステータスのボーダーライン上にある場合は、小さな変更でもステータス変動の原因になった可能性があります。

 

レポートを共有する

問題の詳細を共有するには、ページで [共有] ボタンをクリックしてください。このリンクでは、現在のページと、この問題についての検証履歴ページへのアクセス権のみが付与されます。リソースのその他のページへのアクセス権は付与されません。また、共有ユーザーは、あなたのプロパティやアカウントに対して操作を実行することもできません。このページの共有を無効にすることで、いつでもリンクを取り消すことができます。

レポートをエクスポートする

多くのレポートには、レポートデータをエクスポートするためのエクスポート ボタン がありますこのボタンを使用すると、グラフと表の両方のデータがエクスポートされます。エクスポートされるデータの形式は、CSV または Google スプレッドシートを選択できます。

修正を検証する

特定の速度問題をすべての URL で修正したら、すべての URL で問題が解決したかどうかを確認します。[トラッキングを開始] をクリックすると、28 日間のモニタリング セッションが開始され、サイトでこの問題が実際に発生するかどうかをチェックできます。28 日間、サイトのどの URL でも問題が発生しなければ、その問題は解決したと判断されます。いずれかの URL でその問題が発生したら、問題は未解決と判断されます。個々の URL のステータスに関する評価は、問題のステータスに関係なく、28 日間にわたって続行されます。

  • 進行中の検証リクエストまたは失敗したリクエストについて検証の詳細を確認するには:
    • 問題の詳細ページ内の検証ステータス セクションで、[詳細を表示] をクリックします。
  • 任意の時点で検証トラッキング期間を再開するには:
    • 検証の詳細ページを開き、[新しい検証を開始] をクリックします。
  • 検証が失敗した場合:
    1. もう一度問題を修正します。
    2. 検証の詳細ページを開き、[新しい検証を開始] をクリックして、トラッキング期間を再開します。
検証を開始しても、Google による能動的なアクション(再インデックス登録など)は行われません。Search Console により、サイトの CrUX データに関する 4 週間のモニタリングが開始(再開)されるだけです。

検証ステータスには次のいずれかが表示されます。

問題の検証ステータス

サマリーページの各問題と、問題の詳細ページに表示される検証リクエスト全体のステータスを以下に示します。

  • 開始前: この問題がありながら、検証リクエストに含まれていない URL が 1 つ以上あります。
  • 開始: 検証が開始されました。この問題が残っているページは今のところ見つかっていません。
  • 修正を確認しました: 検証が開始され、これまでにチェックした問題はすべて修正されています。
  • 合格: すべての URL が「合格」または「その他」の状態です。このステータスは、[修正を検証] をクリックした場合のみ表示されます(検証をリクエストしていない場合に問題が解消したことが Google により検出されると、ステータスは「該当なし」になります)。
  • 該当なし: 検証をリクエストしていませんが、すべての URL で問題が修正されていることが Google により検出されました。
  • 不合格: 検証の実施後、1 つ以上の URL が「不合格」の状態になっています。

URL 検証ステータス

これは、検証の進捗状況ページに表示される各 URL の検証ステータスです。検証の実行中は、「保留中」、「修正済み」、「まだ影響あり」のいずれかです。検証期間が終了すると、「まだ影響あり」のステータスのみが表示されます(修正済みのアイテムは、検証期間が終了するとリストから削除されます)。

  • 保留中: Google は、この URL がまだ問題の影響を受けているかどうかを判断するのに十分な量のデータが集まるのを待っています。
  • 修正済み: この URL は、もう問題の影響を受けていないと考えられます。
  • まだ影響あり: この URL は、リストに表示された速度問題の影響を依然として受けています。

修正済み」と「まだ影響あり」の URL ステータスは、検証トラッキング期間中のみアクセスできます。検証リクエストに含まれていない URL で問題が発生し、その後問題が消滅した場合、その URL はステータスが付かずにリストから削除されます。

ウェブから削除された URL は、過去 28 日分のデータがなければ、検証履歴とレポートに表示されなくなります。

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