ウェブに関する主な指標レポート

低速なサイトを修正してユーザー エクスペリエンスを改善する

Core Web Vitals では、実際の使用状況データ(フィールド データとも呼ばれます)に基づくページのパフォーマンスを確認できます。

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レポートを理解する

Core Web Vitals には、URL のパフォーマンスがステータス(低速、改善が必要、良好)別、指標タイプ(CLS、INP、LCP)別、URL グループ(類似するウェブページのグループ)別に示されます。

このレポートは、実際のユーザーデータで測定される 3 つの指標(LCPINPCLS)に基づいています。URL グループのデータ量が LCP と CLS の両方についてしきい値に達すると、URL グループのステータスは、最もパフォーマンスの低い指標のステータスになります。そのため、たとえば、ある URL グループの CLS が低速で INP が良好の場合、その URL ステータスは「低速」となります。

URL グループのレポート対象のデータ量が LCP と CLS の両方について最低限に満たない場合、URL はレポートから除外されます。

このレポートに表示されるのはインデックスに登録されている URL のみです。他のほとんどのレポートと同様に、データは正規 URL ではなく実際の URL に割り当てられます。

すべての地域のすべてのリクエストのデータが結合されます。たとえば、インターネット接続速度が遅い国からのトラフィックが大量にある場合、全体的なパフォーマンスが低下します。パフォーマンス低下の原因がそれであると考えられる場合は、BigQuery を使用してパフォーマンスを国ごとに分類できます。

「データがありません」

「データがありません」という画面が表示された場合は、Search Console のプロパティがまだ新しいか、CrUX レポートで利用できるデータが不足しているため、選択したデバイスタイプ(パソコンまたはモバイル)に関して有意義な情報を示すことができません。

プロパティが新しい場合: CrUX データベースには Search Console プロパティに含まれていない URL に関する情報も収集されますが、CrUX データベースにあるデータを分析して結果を示すには、プロパティの作成から数日かかることがあります。

PageSpeed Insights テストツールChrome の Lighthouse ツールまたは AMP ページ エクスペリエンス ガイド(AMP ページの場合)を使用して、個々の URL のライブ パフォーマンス テストを実施できます

レポートの操作

レポートには、プラットフォーム(モバイルまたはパソコン)ごとに、「低速」または「改善が必要」という問題(URL が「良好」とみなされない理由)がある URL の表と、LCP、INP、CLS のスコアがすべて「良好」である URL の表(良好な URL のデータを表示)が表示されます。

  1. ランディング ページですべてのプラットフォームの一般的なトレンドのグラフを確認します。
  2. いずれかのグラフの横にある [レポートを開く] をクリックして、プラットフォームごと(モバイルまたはパソコン)にドリルダウンします。
  3. 過去のユーザーデータに基づいて、サイトの URL のパフォーマンスを表示するには、パフォーマンス グラフで低速、改善が必要、良好の各タブを切り替えます。
  4. 「良好な URL と判断されなかった理由」という表で、パフォーマンスの問題の一覧を確認します。表示される各 URL は、それぞれの URL グループを代表するものです。
  5. 問題の詳細ページのサンプル表内で URL をクリックすると、その URL グループの詳細が表示されます。

 

概要ページ

ウェブに関する主な指標レポートの概要ページには、URL を開いたデバイスタイプ(モバイルまたはパソコン)別にデータが表示されます。データは URL ステータス(低速、改善が必要、良好)ごとにグループ化され、各 URL グループでパフォーマンスが最も低いステータスが表示されます。

特定のデバイスタイプのレポートを開くと、そのタイプのパフォーマンス データの詳細が表示されます。

モバイルとパソコンの概要ページ

プラットフォーム(モバイルまたはパソコン)の概要レポートには、Google がデータを持っているサイトのすべての URL グループのステータスと問題が表示されます。詳細に関する表の行をクリックすると、特定のステータスと問題タイプの組み合わせに関する詳細が表示されます。

グラフ

グラフの上にあるタブには、各ステータスに該当する(URL グループではなく)URL の現在の合計数とともに、そのステータスの問題数が表示されます。タブを切り替えることで、グラフに表示するステータスを選択できます。グラフは、特定の日の特定のステータスに該当する URL の数を示します。

グラフの合計数が表の合計数より少ない理由
グラフでは、URL に影響を与える最低速の問題について、各 URL が 1 回だけカウントされます。一方、表では URL に関連付けられているすべての問題がカウントされます。たとえば、URL に低速の問題と改善が必要な問題が 1 つずつある場合、グラフの合計数では低速として 1 回がカウントされますが、表では低速の行と改善が必要の行の両方がカウントされます。

 

表の行には、ステータス + 問題別に URL がグループ化されています。各行には、検証ステータス、その行の簡略化されたタイムラインを示すスパークライン、そのステータス + 問題タイプに該当する現在の URL の数が表示されます。

URL が複数の問題の影響を受けている場合は、表の複数の行に表示されることがあります。

モバイルとパソコンの問題の詳細ページ

モバイルまたはパソコンの最上位サマリーページで表内の行をクリックすると、該当する組み合わせ(デバイス + ステータス + 問題)の詳細ページが開きます。詳細ページには、選択した問題の URL とその他の詳細が表示されます。

グラフ

問題の詳細グラフには、特定の日のステータス + 問題の URL 数と、選択したステータス + 問題の影響を受けている URL の合計数が表示されます。

問題の詳細に関する表には、選択した問題の影響を受けていることが判明している URL のサンプルが表示されます。各サンプル URL は、それに類似する複数の URL のひとつです。

表には次の情報が含まれています。

  • URL: 表の各行は、類似する複数の URL を表します。
  • 良好以外のステータスのページの場合: 調査している問題に応じて、下記の適切な列が表示されます。1 つの URL が複数の問題の影響を受けていることがありますが、表示されるのは、選択した問題に適した列のみです。

サンプル URL をクリックすると、同じグループの他のページの一部と、グループの詳細情報のほか、外部テストを実施するためのリンクが表示されます。表の最大行数は 200 行です。

その他の情報
問題の詳細ページのサンプル表内で URL をクリックすると、その URL で表されるページグループに関する詳細情報が表示されます。これには、グループ内の他の URL や、それらの URL のスコア(表示できる十分なデータが URL にある場合)が含まれます。
グループ内の URL をクリックすると、その URL に対して PageSpeed Insights テストを実行できます。ただし、PageSpeed Insights とウェブに関する主な指標の情報の間にあるいくつかの重要な違いについて理解しておくことは有用です。
  • ウェブに関する主な指標では、データとステータスを URL グループに結合します。PageSpeed Insights では通常、個々の URL のデータが表示されます(その URL だけでは情報が不十分な場合を除く)。PageSpeed Insights の特定の URL の統計情報は、ウェブに関する主な指標のグループの結果と一致しないことがあります。個々の URL がグループ内で外れ値になっていることがあるためです。
  • ウェブに関する主な指標の URL には、ページを区別するための URL パラメータが含まれます。PageSpeed Insights では URL からすべてのパラメータ データが削除され、すべての結果が通常の URL に割り当てられます。

特定の URL のステータスを検出する

ウェブに関する主な指標レポートは、特定の URL のステータスを検出するためではなく、サイトの全体的なパフォーマンスを確認して、サイトの複数のページに影響を与える問題のトラブルシューティングを行うために設計されています。特定の URL に関するパフォーマンス データを確認するには、外部テストをお使いください。ウェブに関する主な指標レポートでは、ステータスと問題をドリルダウンし、その影響を受ける URL を表示することはできますが、特定の URL の確認は難しい場合があります。

レポートのデータソース

ウェブに関する主な指標レポートのデータは、CrUX レポートに基づいています。CrUX レポートでは、実際にユーザーが URL にアクセスしたときのパフォーマンス時間について、匿名化された指標(フィールド データ)が収集されます。CrUX データベースでは、Search Console プロパティに含まれていない URL に関する情報も収集されます。

グループのステータス: 低速、改善が必要、良好

特定のデバイスタイプの URL グループに、「低速」、「改善が必要」、「良好」の各ラベルが適用されます。LCP と CLS のしきい値データがない URL グループはレポートに含まれません(たとえば、URL に LCP のしきい値データのみがあり、CLS のしきい値データがない場合は表示されません)。

URL グループのステータスは、デバイスタイプに割り当てられた最も遅いステータスにデフォルトで設定されます。次に例を示します。

  • URL のモバイルでの CLS が低速、LCP が改善が必要である場合、モバイルでは低速とラベル付けされます。
  • URL のモバイルでの LCP が改善が必要、CLS が良好である場合、モバイルでは改善が必要とラベル付けされます。
  • URL のモバイルでの LCP、INP、CLS が良好、パソコンでの LCP、INP、CLS が改善が必要である場合、モバイルでは良好、パソコンでは改善が必要となります。

 

ステータスの定義

各ステータスのパフォーマンス範囲は次のとおりです。

  良好 改善が必要 低速
LCP 2.5 秒以下 4 秒以下 4 秒を超える
INP 200 ミリ秒以下 500 ミリ秒以下 500 ミリ秒を超える
CLS 0.1 以下 0.25 以下 0.25 を超える

 

  • LCPLargest Contentful Paint): ユーザーが URL をリクエストしてから、ビューポートに表示される最大のコンテンツ要素がレンダリングされるまでの時間。通常、最大の要素となるのは、画像、動画、大きなブロックレベルのテキスト要素です。URL が実際に読み込まれていることをユーザーが確認するまでの時間がわかるという点で、この指標は重要です。
    • レポートに表示されるグループ LCP は、グループ内 URL へのアクセスの 75% が LCP 状態になるまでに要した時間です。
  • INPInteraction to Next Paint): ページがユーザーによるページアクセスの全期間中に発生するすべてのクリック、タップ、キーボード操作に応答するのに要する時間をモニタリングすることで、ユーザー インタラクションに対するページの全体的な応答性を評価するための指標です。最終的な INP 値は、最大時間を要したことがモニタリングされたインタラクションであり、外れ値は無視されます。 
    • レポートに表示されるグループ INP は、このグループ内 URL へのアクセスの 75% において、この値以上であったことを示しています。
  • CLSCumulative Layout Shift): CLS は、ページのライフスパン全体で発生した予期せぬレイアウト シフトを対象として、個々のレイアウト シフトの合計スコアを測定します。スコアは 0 から正数の間で変動します。0 の場合はレイアウト シフトがなかったことを示し、数値が大きいほど、ページ上のレイアウト シフトが大きかったことを示します。この指標が重要なのは、ユーザーが操作しようとしたときにページ要素が移動すると、ユーザー エクスペリエンスが低下するためです。数値が高い理由を見つけられない場合は、ページを操作してみて、実際の挙動がスコアにどのように影響しているかを確認してください。
    • レポートに表示されるグループ CLS は、グループ内 URL へのアクセスの 75% に対する一般的な CLS の最低値です。

外部テストを実施すると、このような問題を解決するための推奨事項を確認できます。

URL グループ

レポート内の URL は、ユーザー エクスペリエンスが類似するページにグループ化されます。LCP、INP、CLS のステータスはグループ全体に適用されます。一部の外れ値の URL では、アクセスによってはさらに良い値になる場合も悪い値になる場合もありますが、グループ内のすべての URL へのアクセスの 75% は、表示されるグループ ステータスに該当します。これらのグループには共通のフレームワークがあり、グループのパフォーマンスが低い原因は、同じ根本原因によるものである可能性が高くなると想定されます。

ユーザーのプライバシーを尊重するため、URL グループでは、レポートに表示するデータ量を最小限に抑える必要があります。レポートに表示する情報が URL グループに十分ない場合、レポートに表示する URL とデータを確保するために、Search Console は上位レベルのオリジン グループを作成します。このオリジン グループには、同じ protocol://host:port グループ内のすべての URL に関するデータが含まれています。たとえば、URL https://m.example.com/a/b/c.html が、表示できるだけのデータがないグループに含まれている場合、Search Console は、オリジン グループ https://m.example.com を作成します。このオリジン グループには、https://m.example.com 以下のすべての URL に関するデータが含まれています。その URL が、データが十分にあるグループに属しているかどうかは関係ありません。

以下にご注意ください。

  • オリジン グループの定義にはプロトコルが含まれます。そのため http://m.il.example.com と https://m.il.example .com は別のオリジン グループとなります。
  • オリジン グループには、その URL が、レポートに表示される別のグループに含まれているかどうかにかかわらず、そのオリジンの下にあるすべての URL に関するデータが含まれています。
  • オリジン グループに十分なデータがない場合、表示されません(つまり、オリジン グループが複数ある場合を除き、サイトには、このレポートに表示するのに十分なデータがありません)。
  • オリジン グループのデータは、そのグループが現在のプロパティ内にあるかどうかにかかわらず表示できます。ただし、表示できるのは現在のプロパティ内のサンプル URL のみです。
  • Search Console では、グループ メンバーがインプレッション数の降順で表示されます。

問題を修正する

技術者以外のユーザー

  1. 問題に優先順位を付ける: まず、「低速」とラベル付けされたものをすべて修正し、その後、大多数の URL に影響を与える問題、または重要な URL に影響を与える問題に対処することをおすすめします。「改善が必要」の URL は、改善の余地はありますが、「低速」の URL に比べると重要度は下がります。
  2. 優先順位によって問題を分類したら、エンジニアまたは URL の更新担当者とレポートを共有します。
  3. 一般的なページ修正方法:
    • ページサイズを小さくします。リソースを含めた 1 ページあたりのサイズを 500 KB 未満にすることをおすすめします。
    • モバイルで最高のパフォーマンスを実現するには、ページリソース数を 50 に制限します。
    • 外部テストを使用して、ページを修正することをおすすめします。
  4. 外部テストを使用して、修正内容をテストします。
  5. 特定の問題が解決したと思われる場合は、Search Console のウェブに関する主な指標レポート内の問題の詳細ページで、[トラッキングを開始] をクリックします。
  6. 検証プロセスをトラッキングします。

ウェブ デベロッパー

  1. 問題に優先順位を付ける: まずは「低速」とラベル付けされたものをすべて修正することをおすすめします。「改善が必要」というラベルの付いた URL は改善の余地がありますが、「低速」の URL に比べると重要度は下がります。ステータスに関しては、最も多くの URL に影響する問題か、最も重要な URL に影響する問題のいずれかを優先して修正します。
  2. 特定のグループに表示される URL は、インプレッション数の降順で表示されるため、グループのステータスへの影響が最も大きいのは上位の URL です。表示されている順序で URL を修正すると、ステータスを最も効果的に改善できます。ただし、できる限り多くの URL を修正することをおすすめします。グループがステータスの境界近くにあると、リストの下位のグループ内 URL をいくつか修正しただけでもステータスに影響を与える可能性があります。
  3. ページ速度の向上に関する理論とガイドラインについては、web.dev に掲載されている高速読み込みのためのガイドラインと、developers.google.com の「ウェブの基礎」にあるパフォーマンスに関するページをご覧になることをおすすめします。
  4. 外部テストを使用して、ページを修正することをおすすめします。
  5. 外部テストを使用して、修正内容をテストします。
  6. 特定の問題が解決したと思われる場合は、Search Console のウェブに関する主な指標レポート内の問題の詳細ページで、[トラッキングを開始] をクリックします。
  7. 検証プロセスをトラッキングします。

その他の有用なリソース:

何も変更していないのにサイトのステータスが変わった

サイトに変更を加えていないにもかかわらず、多くのページでステータスが大きく変化した場合は、もともと多くのページがステータスの境界近くにあり、なんらかのサイトワイドのイベントをきっかけにその境界を超えた可能性があります。たとえば、サイトのトラフィックが急激に増えたり、画像ファイルを配信するサービスで遅延が発生したりすると、サイトの速度が低下する可能性があります。小さくてもサイト全体に及ぶ変化であれば、境界近くにある多くのページのカテゴリが「良好」から「改善が必要」、「改善が必要」から「低速」に変わる十分な理由になります。

可能性は高くないものの、もう 1 つ考えられる理由は、クライアント側の大規模な変化です。たとえば、広く採用されているブラウザのバージョンの更新、低速のネットワークを使用するユーザーの増加などです。パフォーマンスは実際の使用状況データによって測定されます。ログをチェックすることで、ユーザーのブラウザ、デバイス、場所に変化があった時期とサイトのステータスが変化した時期が一致するかどうかを確認できます。

その時期のサイトのトラフィック データに急激な変動がないかを確認します。具体的な問題を詳しく分析し、影響を受けていたページのグループ LCP、グループ INP、グループ CLS の数値を確認します。それらの数値が低速、改善が必要、良好の境界上にある場合は、小さな変化でもステータスが変わる原因になった可能性があります。

 

レポートを共有する

ページの共有ボタン をクリックすると、カバレッジ レポートまたは拡張レポートで問題の詳細を共有できます。このリンクでは、現在の問題の詳細ページと、この問題についての検証履歴ページへのアクセス権のみが付与されます。リソースのその他のページへのアクセス権は付与されません。また、共有ユーザーは、あなたのプロパティやアカウントに対して操作を実行することもできません。このページの共有を無効にすることで、いつでもリンクを取り消すことができます。

レポートデータをエクスポートする

多くのレポートには、レポートデータをエクスポートするためのエクスポート ボタン がありますこのボタンを使用すると、グラフと表の両方のデータがエクスポートされます。レポートで「~」または「-」(データが存在しない、数値ではない)として表示される項目は、ダウンロードしたデータでは「0」と表示されます。

修正を検証する

特定の問題をすべての URL で修正したら、その問題が実際にすべての URL で解決されたかどうかを確認します。[トラッキングを開始] をクリックすると、28 日間のモニタリング セッションが開始され、サイトでこの問題が実際に発生するかどうかをチェックできます。28 日間、サイトのどの URL でも問題が発生しなければ、その問題は解決したと判断されます。いずれかの URL でその問題が発生したら、問題は未解決と判断されます。個々の URL のステータスに関する評価は、問題のステータスに関係なく、28 日間にわたって続行されます。

[トラッキングを開始] をクリックしても、Google による能動的なアクション(再インデックス登録など)は行われません。Search Console により、サイトの CrUX データに関する 4 週間のモニタリングが開始(再開)されるだけです。
  • 進行中の検証リクエストまたは失敗したリクエストについて検証の詳細を確認するには:
    • 問題の詳細ページ内の検証ステータス セクションで、[詳細を表示] をクリックします。
  • 任意の時点で検証トラッキング期間を再開するには:
    • 検証の詳細ページを開き、[新しい検証を開始] をクリックします。
  • 検証が失敗した場合:
    1. もう一度問題を修正します。
    2. 検証の詳細ページを開き、[新しい検証を開始] をクリックして、トラッキング期間を再開します。

問題の検証ステータス

検証ステータスとは、検証リクエスト全体のステータスのことです。これは、サマリーページと問題の詳細ページで問題ごとに表示されます。

検証ステータスがとりうる値を以下に示します。

  • 開始前: この問題がありながら、検証リクエストに含まれていない URL が 1 つ以上あります。
  • 開始: 検証が開始されました。この問題が残っているページは今のところ見つかっていません。
  • 修正を確認しました: 検証が開始され、これまでにチェックした問題はすべて修正されています。
  • 合格: すべての URL が「合格」状態です。このステータスは、[修正を検証] をクリックした場合にのみ表示されます(検証をリクエストしておらず、問題が解決されたことが Google により検出された場合、ステータスは「該当なし」になります)。
  • 該当なし: 検証をリクエストしていませんが、すべての URL で問題が修正されていることが Google により検出されました。
  • 不合格: 検証の実施後、1 つ以上の URL が「不合格」の状態になっています。

URL 検証ステータス

これは、検証の進捗状況ページに表示される各 URL の検証ステータスです。検証中は「保留中」、「合格」および「不合格」が表示されます。この期間が終了すると、「不合格」のステータスのみが表示されます(「修正済み」の項目は、期間が終了するとリストから削除されます)。

  • 保留中: この URL がまだ問題の影響を受けているかを判断するために必要な量のデータが集まるのを待機しています。
  • 合格: この URL は、現在は問題の影響を受けていないと考えられます。
  • 不合格: この URL は、一覧に表示されている問題の影響を依然として受けています。

合格」および「不合格」の URL ステータスは、検証トラッキング期間中にのみ表示されるステータスです。検証リクエストに含まれていない URL で問題が発生し、その後問題が消滅した場合、その URL はステータスが付かずにリストから削除されます。

ウェブから削除された URL は、過去 28 日分のデータがなければ、検証履歴とレポートに表示されなくなります。

 

外部テストツール

ウェブに関する主な指標レポートには、追加のページテストに使用できる 2 つの外部テストツールへのリンクがあります。使用するツールはページの種類によって異なります。

  • 非 AMP ページ: PageSpeed Insights テストツールは、モバイルとパソコンの両方のページにおけるパフォーマンスに関するレポートと、そのページの改善方法を提供します。テストでは、ライブテスト データと実際のユーザーのフィールド テスト データの両方が表示されます。PageSpeed Insights の情報は、ウェブに関する主な指標レポートの情報と異なる場合があります。理由をご確認ください。
  • AMP ページ: AMP ページ エクスペリエンス ガイドでは、Core Web Vitals の指標を含む、AMP ページの包括的なライブテスト データを提供します。テストでは、ライブテスト データと実際のユーザーのフィールド テスト データの両方が表示されます。

これらの外部ツールへのリンクはサンプル URL の横に表示されます([概要] ページの [詳細] テーブル > ステータス行をクリック > サンプル URL をクリック > [例の詳細] ペインで類似 URL にカーソルを合わせる)。または、これらの外部ツールにアクセスして URL を指定することもできます。

Chrome のブラウザ内テストツールを使用することもできます(Chrome の Lighthouse ツール)。

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