プロパティに対する役割には、所有者とユーザーという 2 つの種類があります。行使できる権利と機能は、その役割によって異なります。他のユーザーに権限を付与できるのは、プロパティの所有者のみとなります。
ユーザーリストの表示と管理は、[ユーザーと権限] ページで行います。
権限
Search Console プロパティの各ユーザーには、次のいずれかの権限が割り当てられます。
- 所有者: 所有者は Search Console でプロパティを完全にコントロールできます。他のユーザーの追加と削除、設定、すべてのデータの表示、すべてのツールの利用が可能です。プロパティには確認済み所有者が 1 人以上必要です。確認済み所有者のないプロパティにはユーザーはアクセスできません。
- フルユーザー: すべてのデータに対する表示権限を持ち、一部の操作を実行できます。
- 制限付きユーザー: ほとんどのデータに対する表示権限を持ちます。
- 協力者: 協力者は、サイトに関わる特定のアクションを代行できる、あるいは特定のデータにアクセスできるユーザーまたはアカウントです。サイト所有者やユーザーとは異なり、協力者は Search Console アカウントやデータを直接開く、または表示することはできませんが、他のタスクを行う権限があります。アクションと権限は、関連付けの種類(Chrome ウェブストアや YouTube チャンネルなど)によって異なります。
機能 | 所有者 | フルユーザー | 制限付きユーザー |
---|---|---|---|
すべてのレポートを表示 | ![]() |
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プロパティ設定(地域ターゲティング、クロール頻度) | ![]() |
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表示のみ |
URL パラメータ | ![]() |
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表示のみ |
アドレス変更 | ![]() |
表示のみ | 表示のみ |
ユーザー管理 | ![]() |
詳細 | 詳細 |
インデックス登録の対象範囲 | ![]() |
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表示のみ |
ブロックされた URL | ![]() |
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URL 検査 | ![]() |
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取得のみ |
パフォーマンス | ![]() |
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リンク | ![]() |
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URL の削除 | ![]() |
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表示のみ |
リッチリザルトのステータス レポート | ![]() |
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メッセージの受信 | ![]() |
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再審査リクエスト | ![]() |
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リンクの否認 | ![]() |
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Google アナリティクス アカウントとのリンク | ![]() |
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プロパティ所有者の追加、削除 | ![]() |
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データ ハイライター | ![]() |
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修正の確認 | ![]() |
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レポートリンクの共有 | ![]() |
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ユーザーの追加 | ![]() |
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サイトマップの送信 | ![]() |
1 制限付きユーザーが受け取るのは、特にユーザーに影響するメッセージのみです。
サイト所有者が存在しない場合
確認済みのサイト所有者がいなくなった場合や、確認済みの所有者が不明の場合には、別のサイト所有者の確認を行います。新しい所有者は、該当のサイトについて確認が済んでいるすべての所有者とユーザーの一覧に加え、それぞれの所有者について行われた確認方法を閲覧できるようになります。必要に応じて、過去の所有者の確認に使用された確認トークンを削除することで、その所有者を未確認の状態に戻すこともできます(たとえば、HTML タグで確認済みの所有者については、その HTML タグをサイトから削除します)。詳しくは、所有者の追加と削除をご覧ください。
プロパティには、編集権限を持つユーザーまたは表示権限のみのユーザーを最大 100 名まで指定できます。
新しいユーザーを追加する
-
Search Console でプロパティを選択します。
- ナビゲーション パネルの設定アイコン
をクリックします。
- [ユーザーと権限] をクリックします。
- [ユーザーを追加] をクリックし、ユーザーに付与する権限を選択します。新しいユーザーの Google アカウント(メールアドレス)を入力します(Google アカウントを所有していないユーザーに Search Console プロパティへのアクセス権を付与することはできません)。
- ユーザーに付与する権限のレベルを選択します。
- 新しいユーザーがプロパティにアクセスするには、プロパティをプロパティ リストに追加する必要があります。
ユーザーを削除する
- Search Console でプロパティを選択します。
- ナビゲーション パネルの設定アイコン
をクリックします。
- [ユーザーと権限] をクリックします。
- 削除するユーザーの横にある
メニューを選択し、[権限の削除] をクリックします。変更はすぐに反映されます。
確認済み所有者
確認済み所有者は、なんらかの検証トークン(HTML のページまたはタグ、DNS レコードなど)を使用して自身を検証しています。
すべての確認済み所有者が削除された場合、すべてのユーザーは猶予期間の経過後、そのプロパティにアクセスできなくなります。プロパティのデータは引き続き収集されますが、誰かがプロパティの所有権を確認するまでは、誰もデータにアクセスできない状態となります。
確認済み所有者として自分を追加する
- 確認フローの手順に沿って設定します。
他のユーザーを確認済み所有者として追加することはできません。これは、追加するユーザーが自身の Google アカウントに関連付けられたトークンを作成する必要があるためです。確認フローに沿って作成されたトークン(たとえば、HTML ファイル確認のための HTML ファイル)がそのユーザーから提供されている場合、トークンをアップロードして所有権を確認できます。
確認済み所有者を削除する:
- プロパティから確認済み所有者を削除するには、プロパティに対する所有権の確認に使用したすべてのトークンを削除する必要があります。たとえば、HTML ファイルのアップロードでの確認で使用した HTML 確認ファイルや、アナリティクスのコードでの確認で使用した Google アナリティクスのトラッキング コードなどを削除する必要があります。
- [ユーザーと権限] ページを開きます。
- 削除する所有者の横の [プロパティ所有者の管理] を選択します。
- 手順に沿って、指定した所有者の確認を直ちに解除します。所有者の確認トークンを削除しておく必要があります。削除しないと、確認解除リクエストは失敗します。
別のユーザーの権限を変更できるのは、確認済み所有者のみとなります。
確認されていない任意の所有者の権限を変更できます。
ユーザーを所有者にアップグレードしたり、所有者をユーザーにダウングレードしたりする場合は、「所有者の追加と削除」をご覧ください。
ユーザー権限を変更する:
- プロパティの [ユーザーと権限] ページを開きます。
- 変更するユーザーの横にある、別の権限レベルを選択します。
- 変更はすぐに反映されます。