表示回数、掲載順位、クリック数とは

このページでは、Search Console(特にパフォーマンス レポート)で使用される表示回数、掲載順位値、クリック数のデータについて説明します。

ここで説明するヒューリスティクス(カルーセル内の項目の表示要件、掲載順位の番号付けなど)は将来変更される可能性があります。

はじめに

Search Console を使用すると、Google 検索、Google ニュース、Discover において、サイトへのリンクやサイトのコンテンツがユーザーにどの程度の頻度で閲覧または操作されたかを示すデータが得られます。このデータは、各種のパフォーマンス レポートから入手できます。

パフォーマンス レポートには次の指標が表示されます。

  • 表示回数: サイトへのリンクが Google で閲覧された頻度です。結果タイプによっては、スクロールや展開によってリンクが見える状態になる必要があります。詳しくは、以下をご覧ください。
  • クリック数: Google からサイトへのリンクがクリックされた頻度です。詳しくは、以下をご覧ください。
  • (平均)掲載順位: サイトへのリンクの、Google における掲載順位の相対ランキングです。1 は掲載順位 1 位を、2 は 2 位を表します。3 以降も同様です。Google 検索の検索結果についてのみ表示されます。詳しくは、下記をご覧ください。
  • クリック率: クリック数を表示回数で割った値です。

このドキュメントでは、上記の指標について詳しく説明します。また、Google 検索の検索結果に表示されるさまざまな項目の実装の詳細についても説明します。

検索結果の構成

コンテンツは、リンク、画像、情報のスニペットなど、さまざまな形式で Google 検索に表示されます。次の例は、1 つのリンクのみを含む基本的な検索結果です(従来型の「通常の青色リンク」)。

リンクが 1 つの基本的な検索結果。これは意図的なスペリングなので、バグ報告はしないでください。

1 つの要素が、多くのリンクや、さらには複数のインタラクティブな要素まで含む複合要素である場合もあります。AMP ページの横方向にスクロールするリストや、多数のリンクがあるナレッジパネル エントリなどがそうです。

すべてのデータは要素内のリンクに割り当てられます(厳密には、各リンクの参照先の URL に割り当てられます)。クリック数、表示回数、掲載順位のデータは、リンクの正規 URL に関連付けられます。正規 URL とは、基本的には、複数の URL が実質的に同じ内容のページを指している場合(たとえば、サイトのページにモバイル版とパソコン版があり、それぞれが個別の URL を持つ場合など)に、そのページを代表する URL として Google が選択する URL のことです。詳しくはこちらをご覧ください

上記の「通常の青色リンク」のように、リンクが一目でリンクとわかる場合もありますが、そうでない場合もあります。たとえば、画像検索の画像は、実際にはホストページ内の画像へのリンクです。要素内の各リンクに、リンクごとのデータ(表示回数、クリック数など)を割り当てることができます。詳細は以下で説明します。

表示回数とは

ここでの表示とは、Google 検索、Discover、または Google ニュースでユーザーがサイトへのリンクを閲覧した(または閲覧した可能性がある)ことを意味します。

表示回数は通常、現在表示されている検索結果ページに項目が掲載されていればカウントされます。その項目が画面に表示されるまでスクロールされたかどうかは関係ありません。なお、ユーザーがクリックして検索結果の続きを表示する必要がある場合(そのリンクを表示するには「もっと見る」をクリックしなければならない場合など)は除きます。

ここで、検索結果ウィジェット内の独立したスクロール領域や展開領域(検索結果カルーセルや、よくある質問リッチリザルトなどの展開領域)の項目については注意が必要です。これらは通常、スクロールによりカルーセル内に表示されたり、クリックにより展開されたりすることで、はじめて表示回数にカウントされます。

また、モバイルの画像検索や Discover のカードのように、ページの切り替えなしでスクロール(無限スクロール)される検索結果の場合、項目の表示回数がカウントされるには、通常はスクロールにより表示される必要があります。

一般的なルールとして、検索結果の続きを表示するためにクリックが必要な場合、表示回数がカウントされるのは、リンクが現在の検索結果内に存在するとき(スクロールにより表示されるかどうかは無関係)です。ただし、項目タイプごとの詳細については下記をご確認ください。

1 回のクエリまたはセッション中に、スクロールしてリンクが画面外に移動し、再度スクロールによって表示された場合、またはページを離れてから戻ってきた場合は、複数の表示回数としてはカウントされません。

表示回数が重要な理由

ユーザーがプロパティをクリックしてアクセスするにはリンクを閲覧する必要があるため、表示回数は重要です。ただし、表示回数を増やすだけでなく、意味のある表示回数になるようにする必要があります。つまり、情報が有用で読む価値があると感じるユーザーに閲覧してもらう必要があります。コンテンツが有用ではないと感じ、すぐに離れてしまうユーザーに閲覧またはクリックされることは、ウェブサイトのトラフィックやリピーターを獲得する健全な方法ではありません。「この世に悪評なんてものはない(悪評も宣伝のうち)」と考える人は、ユーザーの利益を第一に考えていません。

プロパティごとまたはページごとに表示回数を集計する

1 つの検索要素に複数のリンクが含まれている場合、表示回数は、パフォーマンス レポートのさまざまなフィルタ オプションに応じて、URL ごと、またはプロパティごとにカウントされます。

以下の例では、あるユーザーがいくつかの画像リンクとテキストリンクを含む次のようなナレッジパネルを閲覧する場合の、プロパティ別のグループ化と URL 別のグループ化を比較しています。

複数のリンクを表示するナレッジグラフ カード

  • パフォーマンス レポートでデータをプロパティ別にグループ化した場合、カウントされる表示回数はカード全体で 1 回のみです。
    • www.example.com - 表示回数 1

  • 一方、レポートでデータをページ別にグループ化した場合は、5 つのページがそれぞれ表示回数 1 回としてカウントされます。
    • www.example.com(テキストリンク)- 表示回数 1
    • www.example.com/rain(テキストリンク 1 個、画像リンク 1 個)- 表示回数 1
    • www.example.com/rainbow(テキストリンク 1 個、画像リンク 1 個)- 表示回数 1
    • www.example.com/shamrock(画像リンク 1 個)- 表示回数 1
    • www.example.com/lightning(画像リンク 1 個)- 表示回数 1

URL によってはナレッジパネル内に複数のリンクがありますが、データをページ別にグループ化した場合は、同じページの表示回数はすべてまとめられて 1 回となっています。

何が表示回数としてカウントされるかについて詳しくは、検索結果要素ごとの詳細をご覧ください。

掲載順位とは

掲載順位は、Google 検索の検索結果からのみ計算されます。

Google 検索の検索結果ページは、さまざまな検索結果要素で構成されています。「掲載順位」指標の目的は、そのリンクが検索結果ページの他の検索結果と比較して、だいたいどの位置に表示されていたかを示すことです。この指標は、Search Console では「平均掲載順位」として示されます。これは、すべての表示について掲載順位の平均をとったものです(リンクの掲載順位は表示されるたびに変わるため)。

Google 検索での掲載順位は、矢印が示すようにページのメイン部分(左側)の上から下、ページのサブ部分(右側)の上から下の順に計算されます(左から右に読む言語の場合には左側がメインで、右から左に読む言語の場合は右側がメイン)。ただし、この計算方法は将来変更される可能性がありますので注意してください。

検索結果の各要素には、含まれているのが単一のリンクか、複数のリンクか、子要素かにかかわらず、単一の掲載順位が付与されます。ほとんどの検索結果では、要素内のすべてのリンクに同じ掲載順位(親要素の掲載順位)が付与されます。ただし、リスト / 詳細のリッチリザルトなどの一部の複合要素の場合、親自身の順位ではなく、親の中での掲載順位が表示される場合があります。詳細については個々の要素タイプの詳細を確認してください。ここで説明されていない要素タイプの場合は、要素の掲載順位レベルが各要素内のすべてのリンクに適用されます。

以下は、パソコンでの検索結果を表す概略図です。さまざまな種類の検索結果があります。

2 列の結果セットでの掲載順位の番号付け

  • 掲載順位 1 位、3 位、4 位、5 位は、通常の青色リンクに付与されています。
  • 掲載順位 2 位は、AMP カルーセル(複合要素)に付与されています。このカルーセルには複数の AMP 検索結果があり、そのすべてに掲載順位 2 位が付与されています。
  • 掲載順位 6 位は、ナレッジパネル(複合要素)に付与されています。パネル内のすべてのリンクには掲載順位 6 位が付与されています。

平均掲載順位

パフォーマンス レポートに表示される掲載順位値は、検索結果内のプロパティまたはページへのリンクに付与される最上位の掲載順位であり、そのプロパティが表示されるすべてのクエリでの平均です。

例:

  1. クエリ 1 から返されたプロパティの掲載順位が 2 位、4 位、6 位の場合、その掲載順位は 2 位(最上位の掲載順位)としてカウントされます。
  2. クエリ 2 から返されたプロパティの掲載順位が 3 位、5 位、9 位の場合、その掲載順位は 3 位(最上位の掲載順位)としてカウントされます。
  3. 2 つのクエリの平均掲載順位は (2 + 3)/2 = 2.5 となります。

掲載順位が記録されるためには、そのリンクが実際に表示されなければなりません。ある検索結果が表示されなかった(たとえば検索結果は 3 ページあったのにユーザーが 1 ページ目しか見なかった)場合、その検索結果の掲載順位はそのクエリには記録されません。レポートの設定によっては、掲載順位値がダッシュ(-)で表示されることがあります。そのような場合、該当のクエリではユーザーがプロパティを表示したことがないため、掲載順位が一切記録されていません。たとえば、特定のページに関してパソコンとモバイルでの検索結果を比較したとき、パソコンでの表示回数が 10 回でモバイルが 0 回だったとすると、パソコンについては 10、モバイルについてはダッシュが表示されます。

掲載順位の分析

掲載順位値は複雑な指標なので、微妙な部分まで理解していないと誤解を招くおそれがあります。たとえば、上で示した図内のナレッジパネルの掲載順位は 6 位で一番低くなっていますが、実際には非常に目立つ位置に表示されています。また、画像検索でページ全体と各行に表示される検索結果の数は画面の幅などの要因によって変化するため、各画像の掲載順位値は最上部からどの程度離れているかをおおまかに表す数字でしかありません。

以下に、掲載順位値が 11 になる可能性のある要素の一例を示します。

  • パソコンでの検索では、右上のナレッジパネルである可能性があります。
  • パソコンでの検索では、2 ページ目の最初の項目である可能性があります(1 ページ目に項目が 10 個あり、その右側にサブ部分がない場合)。
  • パソコンでの画像検索では、検索結果の 2~3 行目である可能性があります(スクロールなしで表示される)。
  • モバイルでの画像検索では、検索結果の 6 行目である可能性があります(スクロールしないと表示されない)。

このように、掲載順位値が何を意味するかは状況によって変化するため、数字だけを見て判断すべきものではありません。掲載順位の絶対値に加え、時系列での掲載順位の変動、特に突然の変動を把握することをおすすめします。

パフォーマンス レポートではページの掲載順位が 5 位なのに、実際の検索では 8 位になる

掲載順位値はすべての検索の平均値です。一部の検索では、検索履歴、場所などの多くの変数によって、掲載順位が平均と異なる場合もあります。

掲載順位の計算

Google 検索のページは大変複雑で、要素の掲載順位を決めるのは簡単ではありません。検索結果では、クエリによる絞り込み以外のリンクが 1 つ以上含まれている要素のみに掲載順位が付与されます。リンクがまったく含まれていない要素や、「クエリによる絞り込み」のリンクしかない要素には、掲載順位は付与されません。たとえば、ゴッホの絵の検索で表示されるカルーセル(各画像からは「クエリによる絞り込み」が開き、新たに Google 検索を行えます)は、掲載順位のプレースホルダとしてはカウントされません。つまり、こうしたカルーセルの存在が、ページ内でその下に表示される要素の掲載順位値に影響することはありません。上の図の例で、AMP ページ カルーセル(掲載順位 2 位)の上に掲載順位としてカウントされないカルーセルが表示されたとしても、ページ内の掲載順位値には影響しません。

一方、メインの検索ページ内の画像サムネイルが最終的に(たとえばクリックして展開した後)ウェブページにリンクしている場合、このサムネイルは掲載順位のプレースホルダとしてカウントされます。たとえば、強調スニペットは、元のプロパティへのリンクが含まれるため、(通常は)掲載順位が 1 位となります。なお、広告には掲載順位は付与されません。

クリックとは

ほとんどの検索結果タイプの場合、ユーザーを Google 検索、Discover、Google ニュース以外のページに移動させるクリックが、すべてクリック数にカウントされます。リンクをクリックしても Google プラットフォーム内に留まる場合は、クリック数にカウントされません(AMP をクリックすると通常 Google AMP リーダーが開きますが、これもクリック数にカウントされます)。Google 検索から移動しないクリックについて詳しくは、クエリによる絞り込みとはをご覧ください。

検索結果をクリックして外のページに移動した後、元のページに戻って同じリンクをクリックしても、クリック数としてカウントされるのは 1 回のみです。別のリンクをクリックした場合は、リンクごとにクリック数としてカウントされます。

検索結果のタイプによっては、クリックのカウント方法が異なる場合があります。詳しくは、お使いの検索要素タイプに関するドキュメントをご覧ください。

クエリによる絞り込みとは

検索結果内のリンクをクリックすると新しいクエリが実行されることがあります。これを「クエリによる絞り込み」といいます。たとえば「猫の品種」で検索すると、さまざまな品種の写真のギャラリーが検索結果に表示されます。ギャラリー内のいずれかの画像をクリックすると、選択した品種で新しいクエリが実行されますが、Google 検索からは移動しません。

同様に、デフォルトのウェブビューで「太った猫」と検索した後で、[画像] ビュー、[動画] ビュー、[ニュース] ビューなど、検索結果タイプを切り替えると、そのたびにクエリによる絞り込みが実行されます。

リンクが「クエリによる絞り込み」リンクである場合、クリック数や表示回数はカウントされません。なぜかといえば、「クエリによる絞り込み」リンクのターゲット ページの所有者は Google だからです。ユーザーを Google 検索の外のページに(最終的に)転送するリンクのクリック数と表示回数のみが Search Console に記録されます。

ユーザーが「クエリによる絞り込み」リンクをクリックすると、実質的には検索キーワード ボックスに表示された新しいクエリが実行されます。新しい検索結果ページの表示回数、掲載順位、クリック数のすべてのデータは、この新しいユーザークエリからのものとしてカウントされます。

データが割り当てられる URL

Search Console では、ページのすべてのバリエーションを表す正規 URL を 1 つだけ選択することで、簡単にパフォーマンス データを分析できます。このバリエーションには、デバイス(パソコンまたはモバイル)ごとのバリエーション、同じページを指す URL のバリエーションが含まれ、ページの別言語のバージョンが含まれる場合もあります。

ページの全バリエーションのクリック数、表示回数、掲載順位のデータは、Google が各ページに選択する正規 URL に割り当てられます(場合によっては、正規 URL ではなく実際の URL に割り当てられることもあります)。つまり、ページのモバイル版とパソコン版に別々の URL がある場合でも、パフォーマンス レポートでは、すべてのクリックデータが同じ URL に割り当てられるということです。このように、モバイル向け URL のデータをすべて対応するパソコン向け URL に手作業で追加しなくても、ページのパフォーマンスを確認できます(レポートにフィルタを追加して、デバイスやその他のカテゴリごとにデータを分割することもできます)。

ユーザーが Google からウェブサイトを訪れた後で、別のページにリダイレクトされた場合でも、表示回数やクリック数が割り当てられる URL は変更されません。

結果タイプ別方法の詳細

ここでは、結果タイプごとにクリック数、表示回数、掲載順位を記録する方法について詳しく説明します。なお、以下はすべてを網羅したものではありませんのでご注意ください。

通常の青色リンク

誰にも好まれる標準のシンプルな検索結果です。データは、この検索結果の正規 URL に関連付けられます。

リンクが 1 つの基本的な検索結果。これは意図的なスペリングなので、バグ報告はしないでください。

タイトルの下に表示されるリンク URL はハイパーリンクではないため、表示回数としては記録されません。また、この表示される URL が、この検索結果をクリックしたときに移動する先のターゲット URL と一致しているとは限りません。

  • クリック数 - ユーザーによるメインリンクのクリック数です。
  • 表示回数 - 標準の表示回数ルールが適用されます。
  • 掲載順位 - 標準の掲載順位ルールが適用されます。
AMP ページ

AMP ページは、標準の検索結果リンクとして表示される場合と、カルーセル内に要約された形式で表示される場合があります。カルーセル内の要約された AMP ページをクリックすると、特殊な AMP ビューアに完全な AMP ページが表示されます。このビューアを使用すると、カルーセルでホストされている順番で完全な AMP ページを見ることができます。レポートに記録される URL は AMP ページの正規 URL です。

  • クリック数 - カルーセル内の要約された AMP ページをクリックする(ページを開く)と、クリック数としてカウントされます。AMP ビューアで完全な AMP ページを表示すると、クリック数と表示回数の両方がカウントされます。つまり、AMP ビューアでページを開いて順番に見ていくと、それぞれのページを初めて表示したときにのみクリック数と表示回数がカウントされます。
  • 表示回数 - AMP ページの表示回数は、AMP ページが検索結果のカルーセル内に表示されるか、AMP ビューアで完全な AMP ページが表示されたときにカウントされます。ユーザーがカルーセルやビューアに何度表示したとしても、カウントされる表示回数は 1 回のみです。カルーセルではなく、検索結果に表示された「青色のリンク」が AMP ページを指している場合も表示回数としてカウントされます。
  • 掲載順位 - 掲載順位は、AMP ページが含まれている検索結果要素(カルーセル、青色のリンクのグループなど)の掲載順位です。カルーセル内の位置は関係ありません。
Discover の結果

Discover は、ユーザーがモバイル デバイスでスクロールしながらブラウジングできるトピックカードのリストです。Discover のコンテンツは、ユーザーの興味に基づいて表示されます。各トピックカードには、タイトル、数行のテキスト、ソースページの画像が含まれます。ユーザーは、こうしたカードをタップすることで、ソースページにアクセスできます。

また、Discover では、水平方向にスクロールできるカルーセルをカード内に表示することもできます。このようなカルーセルには、そのトピックに関連するさまざまなページが含まれます。

Discover の表示回数は、Google 検索結果とは異なり、プロパティごとに集計されることはありません。同一のプロパティから 2 つの Discover 結果が同じ Discover リストに表示される場合、それぞれ別個に表示回数がカウントされます。

  • 表示回数: スクロールすることで、Discover カードが標準の検索のリストに表示されるか、リストに含まれるカルーセル内に埋め込まれた状態で表示される場合に表示回数がカウントされます。表示回数がカウントされるのは、1 つのセッションにつき結果ごとに 1 回のみです。ユーザーがスクロールで特定のカードを素通りしてから、再びスクロールしてそのカードに戻った場合、表示回数は 1 回のみ記録されます。
  • クリック数: 結果 URL のクリック(タップ)数としてカウントされるのは、ユーザーがカードをクリックしたときのみです。ユーザーが結果を共有したり、結果に対して別の操作を行ったりしても、カウントされません。
  • 掲載順位: Discover の結果については、掲載順位は記録されません。
検索結果の [ニュース] タブ
Google 検索の [ニュース] タブにニュースの検索結果が表示されるときは、通常の青色リンクと同様に検索結果がページに読み込まれます。
  • クリック数: ニュースリンクのクリックは、受信 URL のクリック数としてカウントされます。
  • 表示回数: 現在のページのすべてのリンクは、スクロールにより表示されたかどうかにかかわらず、モバイルとパソコンの両方で表示回数としてカウントされます。
  • 掲載順位: 標準の掲載順位ルールが適用されます。
ニュースアプリと news.google.com
Google ニュースのパフォーマンス レポートには、news.google.com から取得されたデータと、Android および iOS の Google ニュースアプリから取得されたデータが表示されます。
  • クリック数: ユーザーが Google ニュースをクリックしてサイトに移動した回数です。
  • 表示回数: Google ニュースに表示されたサイトへのリンクの数です。表示回数は、スクロールによって実際にリンクが表示された場合にのみカウントされます。1 回のセッション中に、スクロールしてリンクが画面外に移動し、再度スクロールによって表示された場合、またはページを離れてから戻ってきた場合は、表示回数は 1 回としてカウントされます。
  • 掲載順位: 記録されません。
強調スニペット

強調スニペットには、単一の特定のウェブページから抽出された情報が表示されます。元のウェブページへのリンクも含まれています。

  • クリック数 - 強調スニペット内の外部ページへのリンクをクリックすると、クリック数としてカウントされます。
  • 表示回数 - 標準の表示回数ルールが適用されます。
  • 掲載順位 - 標準の掲載順位ルールが適用されます。
一般的なリッチリザルト

リッチリザルトは、構造化データを使って定義されており、Google 検索結果内にさまざまな方法で表示できます。次の一般的なルールは、このページの他の箇所に記載されていないすべてのリッチリザルトに適用されます。

  • クリック数 - 検索結果内のリンクをクリックし、ユーザーが検索結果の外に転送されるとクリック数としてカウントされます。
  • 表示回数 - 標準の表示回数ルールが適用されます。
  • 掲載順位 - 標準の掲載順位ルールが適用されます。
カルーセルのリッチリザルト

カルーセルのリッチリザルトは、スクロールするコンテナ(通常は横方向)に、同じタイプの項目(画像サムネイル、AMP ページなど)を複数配置できる検索結果要素です。

  • クリック数 - 配置する項目のタイプにより異なります。
  • 表示回数 - カルーセルをスクロールして実際に表示された項目についてのみカウントされます。カルーセル自体は、現在のページをスクロールして表示する必要はありません。
  • 掲載順位 - カルーセルに付与される掲載順位は検索結果内で 1 つのみです。同じカルーセルのすべての項目に同じ掲載順位が割り当てられるということです。ただし、カルーセルに掲載順位が付与されるのは、カルーセルに含まれる要素タイプに掲載順位を付与できる場合のみです。たとえば、AMP ページには掲載順位を付与できるため、AMP ページのカルーセルには掲載順位が付与されます。一方、「クエリによる絞り込み」リンクには掲載順位を付与できないため、そのようなリンクで構成されたカルーセルには掲載順位は付与されません。
よくある質問のリッチリザルトと「他の人はこちらも検索」の結果

よくある質問のリッチリザルトと [他の人はこちらも検索] の候補は、サイトのコンテンツが含まれる検索結果に表示される展開可能な Q&A の項目です。よくある質問のリッチリザルトは、サイトで構造化データを使用して明示的にコーディングできます。[他の人はこちらも検索] セクションには、Google によるアルゴリズムで選ばれた候補が表示され、サイトの情報とサイトへのリンクが提供されます。

  • クリック数: 項目をクリックして展開しても、カウントされません。展開したセクションでサイトへのリンクをクリックすると、クリックとしてカウントされます。
  • 表示回数: 項目が展開されると、展開されているセクション内のあらゆるリンクに対して表示回数がカウントされます。
  • 掲載順位: 標準の掲載順位ルールが適用されます。
リスト / 詳細のリッチリザルト タイプ(求人とイベント)

一部のリッチリザルト タイプは、2 段階の検索結果に対応しています。最初に表示される検索結果は、上位の検索結果が含まれた短いリストで、それぞれの項目について最小限の情報と詳細ビューへのリンクが記載されます(リスト表示)。リスト項目をクリックすると、選択した項目に関する詳細ビューが開きます(詳細表示)。詳細ビューには、その項目の 1 つ以上のプロバイダへのリンクが含まれます。

リスト表示では、次の操作をサポートしています。

  • クリックしてリストを展開する:
    • モバイルでの検索結果では、リスト表示の項目の詳細なリストが展開されます。
    • パソコン上の検索結果では、リストが展開され、リストの最初の項目の詳細表示も開きます。
  • 短いリスト内の特定の結果をクリックする:
    • モバイルでの検索結果では、クリックされた項目の詳細表示のみが掲載されます。
    • パソコン上の検索結果では、リストが展開され、クリックされた項目の詳細表示も掲載されます。

各ビューのクリック数、表示回数、掲載順位の計算方法については、以下のセクションをご覧ください。

以下は、モバイルでの検索結果であり、最初のリスト表示と、特定の求人情報の詳細表示を示しています。

 

次のリッチリザルト タイプはリスト / 詳細タイプです。

検索パフォーマンス レポートをフィルタリングして、特定のリッチリザルト タイプのデータについてリスト表示または詳細表示を使用できます(例: 求人のリスト表示、求人の詳細表示、イベントのリスト表示、イベントの詳細表示)。

リスト表示の指標

リスト表示の項目に複数のプロバイダがある場合、最初のプロバイダのみが表示されます。たとえば、求人が 3 つの異なる代理店を通じて提供されている場合、プロバイダ リストにある最初の代理店のみがリスト表示に掲載され、表示回数がカウントされます。リスト表示では、各リスト項目に記載されるプロバイダは 1 つのみです。これが、クリック数、表示回数、掲載順位がカウントされる URL です。

  • クリック数: リスト表示内の項目をクリックすると(短いリストと詳細なリストのいずれの場合でも)、リスト項目に表示されているプロバイダのクリックとしてカウントされます。パソコン上で短いリストを展開すると、最初の項目の詳細表示が自動的に開きますが、最初のリスト項目のクリック数としてはカウントされません。
  • 表示回数: 短いリスト表示でリスト項目が表示された場合、さらにリスト表示が展開された場合に、項目がスクロールされて表示されたかどうかにかかわらず、1 回の表示としてカウントされます。したがって、項目が短い表示に含まれており、ユーザーがクリックしてリストを展開すると、表示回数は 2 回としてカウントされます。項目が短い表示に含まれておらず、ユーザーがクリックしてリストを展開すると、表示回数は 1 回のみとしてカウントされます。
  • 掲載順位: 短い表示に表示されるすべてのリスト項目に、1 の掲載順位(リスト表示コンテナの順位)が割り当てられます。展開されたリストでは、各リスト項目にリスト内の掲載順位が割り当てられます(最上位は 1、2 番目は 2 など)。したがって、短い表示で項目が 2 番目の掲載順位である場合、ユーザーがクリックしてリストを展開すると、リスト項目の掲載順位は次のように計算されます。

    (リストコンテナの掲載順位(通常は 1)+ リスト内の掲載順位(2))/ 2 = 1.5

詳細表示の指標

  • クリック数: 詳細表示でプロバイダをクリックすると、選択されたプロバイダのみのクリックとしてカウントされます。詳細表示には複数のプロバイダを掲載できますが、ユーザーは 1 つのみを選択する必要があります。
  • 表示回数: ユーザーがどのようにして詳細表示に移動したかにかかわらず、詳細表示に含まれるすべてのプロバイダに対して、表示回数が 1 回カウントされます。詳細表示は次の方法で開くことができます。
  • 掲載順位: この項目におけるプロバイダ リストでのプロバイダの掲載順位です。
  • URL: この指標はプロバイダの URL にカウントされます。
詳細表示での表示回数がリスト表示のクリック数を上回るのはなぜですか?複数の理由が考えられます。
  • 詳細表示への直接リンクを友人と共有し、友人がこれを開いた場合、詳細の表示回数は 1 になりますが、リスト表示のクリック数や表示回数は 0 になります。
  • パソコン上では、リスト表示を展開すると、最初のリスト項目の詳細が自動的に表示されます。これは、詳細の表示回数としてカウントされますが、これに対応するリスト項目のクリック数としてはカウントされません。
  • リスト項目がクリックされると、1 つのプロバイダに対して、クリック数が 1 回カウントされます。ただし、その結果表示される詳細では、詳細を掲載しているすべてのプロバイダに対して、表示回数が 1 回カウントされます。

求人情報のリッチリザルトについて、以下に例を示します。

例 1: 短いリスト表示に求人情報が表示されている場合(掲載順位 2 位)

アクション: ユーザーがクリックしてリストを展開し、求人情報をクリックして詳細を表示した後、求人の詳細表示をクリックして、プロバイダのページを閲覧した。

  • 求人のリスト表示:
    • 表示回数: 2 回(最小化したリストの表示で 1 回、展開したリストの表示で 1 回)
    • クリック数: 1 回(求人の詳細を表示するためにクリックした際)。
    • 掲載順位: 1.5((短いリスト表示 1 + 展開されたリスト内の掲載順位 2)/ 2)= 1.5
  • 求人の詳細表示:
    • 表示回数: 1
    • クリック数: 1
    • 掲載順位: 2

例 2: 最小化されたリストに求人情報が表示されない場合(掲載順位 5 位)

アクション: ユーザーがクリックしてリストを展開し、求人情報をクリックして詳細を表示するが、そこから外部ページにはアクセスしなかった。

  • 求人のリスト表示:
    • 表示回数: 1(最小化したリストの表示で 0 回、展開したリストの表示で 1 回)
    • クリック数: 1(求人の詳細を表示するためにクリックした際)
    • 掲載順位: 5(展開されたリスト内の掲載順位)
  • 求人の詳細表示:
    • 表示回数: 1
    • クリック数: 0
    • 掲載順位: 1

例 3: 最小化されたリストに求人情報が表示されない場合(掲載順位 10 位)

アクション: ユーザーがクリックしてリストを展開したが、求人情報が表示されるまでスクロールしなかった。

  • 求人のリスト表示:
    • 表示回数: 1(最小化したリストの表示で 0 回、展開したリストの表示で 1 回)
    • クリック数: 0
    • 掲載順位: 展開されたリストで 10(スクロールして表示されなかった場合でもカウントされる)
  • 求人の詳細表示:
    • 表示回数: 0
    • クリック数: 0
    • 掲載順位: なし

例 4: パソコン上での掲載順位 1 位の求人情報

アクション: ユーザーがクリックしてリストを展開すると、最初の項目が自動的に開き、2 つのプロバイダが表示された(1 番目に X、2 番目に Y)。その後、ユーザーは展開された項目内のプロバイダ X をクリックした。

プロバイダ X

  • 求人のリスト表示:
    • 表示回数: 1
    • クリック数: 0(パソコンでの自動展開は、求人情報のクリックとしてカウントされない)
    • 掲載順位: 1
  • 求人の詳細表示:
    • 表示回数: 1
    • クリック数: 1
    • 掲載順位: 1

プロバイダ Y

  • 求人のリスト表示:
    • 表示回数 / クリック数 / 掲載順位: 0
  • 求人の詳細表示:
    • 表示回数: 1
    • クリック数: 0
    • 掲載順位: 2
アプリ インストール リンク

ユーザーがモバイル端末で検索し、検索結果にその端末にインストールされていないアプリのアプリページが含まれている場合は、そのアプリをインストールするためのリンクが表示されることがあります(そのアプリのページを指す検索結果は除外されます)。

  • クリック数 - インストールするためのリンクをクリックするとクリック数としてカウントされます。ユーザーがアプリのインストールを完了したかどうかは保証されません。
  • 表示回数 - 標準の表示回数ルールが適用されます。
  • 掲載順位 - 標準の掲載順位ルールが適用されます。
  • URL - アプリ インストール リンクに関連付けられている URL がデバイスのルート URI(app://<package_or_id> プレフィックスなし)、つまり「/」です。
画像検索の結果

画像検索の結果は、統合された検索結果ページに埋め込まれたサムネイル、または画像検索結果ページ内のインラインとして表示されます。統合された検索結果ページには、画像のカルーセルが表示されることもあります。

検索アナリティクス データでは、画像はホストページの URL への単なるリンクとして認識されます。つまり、Search Console では同じページ上の画像は特に識別されず、クリック数、表示回数、掲載順位という観点では、すべての画像が単なるリンクと見なされるということです。

画像は、ウェブ検索結果と画像検索結果の両方に表示されます。検索アナリティクスでは、検索タイプごとにデータが別々に記録されます。異なる検索タイプのデータが結合されることはありません。

クリック数 - サムネイル画像を展開するためのクリックは、クリック数にはカウントされません。展開後の画像のクリックと、ユーザーを Google 検索の外に転送する画像クリックは、クリック数としてカウントされます。

表示回数 - 表示回数は、ユーザーに対してサムネイルまたは展開した画像が表示されるとカウントされます。表示回数はホストページ URL ごとに 1 回のみカウントされます。つまり、ユーザーがスクロールしてから戻ってきたり、サムネイルを大きな画像に展開したりしても表示回数は 1 回です。1 つの URL に対して記録される表示回数は 1 回のみですので、検索結果に同じページからの画像が複数表示されている場合も、記録される表示回数は 1 回のみです。表示回数が記録されるタイミングは、ユーザーが開いた検索ビューによって異なります。

  • 統合された検索結果タブ - すべてのタイプの結果が統合されたデフォルトの検索結果ページでは、ブラウザ ウィンドウ内でスクロールして画像が表示されたかどうかに関係なく、画像の表示回数がカウントされます。ただし、カルーセル内に画像が含まれている場合は、このデフォルト ページに限らずどのページにおいても、カルーセル内をスクロールして実際に画像を表示しないと表示回数としてはカウントされません。
  • 画像検索タブ - 画像の表示回数は、スクロールによって実際に画像が表示された場合にのみカウントされます。

掲載順位:

  • 統合された検索結果タブでの掲載順位は、標準の掲載順位ルールに基づいて計算されます(1 ブロックの画像がすべて同じ掲載順位になります)。
  • 画像検索結果の掲載順位は、左から右、上から下の順序でカウントされます(右から左に読む言語の場合は右から左)。たとえば日本語の画像検索結果では、次の図のように左から右に掲載順位がカウントされます。

画像検索結果(左から右の結果セット)での掲載順位の番号付け

画像検索結果ページでは、画面の幅が広いほど 1 行に表示される画像が多くなります。画面サイズだけでなく、各画像の幅によっても 1 行の画像数が異なってくるため、画像検索結果の掲載順位値で画像の正確な位置づけを判断するのは困難です。

URL - URL は正規画像ホストページの URL です。

メディア アクション

メディア アクションの結果では、ユーザーが検索結果から直接音声コンテンツや動画コンテンツを再生できます(ポッドキャストの結果はメディア アクションの結果に含まれません)。

  • クリック数: ユーザーがクリックしてブラウザやアプリで再生した回数です。
  • 表示回数: ユーザーがメディア アクションとともに表示された検索結果を閲覧した回数です。
  • 掲載順位: 標準の掲載順位ルールが適用されます。
  • URL: Action.url の値で、ユーザーが結果をクリックしたときに開いたページまたはアプリの URL です。
練習問題

練習問題の結果は、参照元サイトへのリンクが含まれている検索ページでユーザーが回答できる練習問題です。

  • クリック数: クリック数は、ユーザーが対応するリンクをクリックしてサイトを開くとカウントされます。検索ページ上の練習問題への回答に関連付けられたクリックはカウントされません。
  • 表示回数: 練習問題が表示されると、関連づけられている URL に対して表示回数がカウントされます。同じ URL が複数の練習問題に関連付けられている場合でも、1 つの URL に対してカウントされる表示回数は 1 回のみです。
  • 掲載順位: 標準の掲載順位ルールが適用されます。
  • URL: ユーザーが誘導されるページの URL です。

AI による概要

AI による概要には概要が表示され、情報を補完するウェブリソースへのリンクが含まれています。

  • クリック数: AI による概要で外部ページへのリンクをクリックすると、クリック数としてカウントされます。
  • 表示回数 - 標準の表示回数ルールが適用されます。リンクが表示回数としてカウントされるには、スクロールまたは開けば見える状態になっている必要があります。
  • 掲載順位: AI による概要に付与される掲載順位は検索結果内で 1 つのみです。AI による概要内のすべてのリンクに同じ掲載順位が割り当てられるということです。
: Search Console には、Search Labs の「AI による概要など」の試験運用版のデータは含まれません。

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