「クロールを完了できませんでした」エラーとは
「クロールを完了できませんでした」エラーには、Google のクローラが完全にはたどることができなかった URL と、その理由に関する情報が一覧表示されます。Googlebot がサイト上の URL をたどることができない理由としては、次のようなものがあります:
Flash、JavaScript、アクティブなコンテンツ
JavaScript、Cookie、セッション ID、フレーム、DHTML、Flash などの機能が使用されていると、検索エンジンによるサイトのクロールが困難になることがあります。次の点を確認してください:
- Lynx(リンク先は英語)などのテキスト ブラウザを使用してサイトをチェックします。多くの検索エンジンは、Lynx と同程度にサイトを認識するからです。JavaScript、Cookie、セッション ID、フレーム、DHTML、Flash などの機能が使用されているためにサイトの一部がテキスト ブラウザで表示されない場合は、検索エンジン スパイダーがサイトを正常にクロールできない可能性があります。
- Fetch as Google を使用して、サイトが Google からどのように認識されるかを確認します。
- 動的なページ(たとえば、URL に「?」が含まれているページ)を使用する場合は、すべての検索エンジン スパイダーが動的ページと静的ページをクロールするのではないことに注意してください。原則として、パラメータは短くすることと、使いすぎないことをおすすめします。サイトでのパラメータの動作を十分に把握できている場合は、パラメータの処理方法について Google に知らせることができます。
リダイレクト
- あるページから別のページへのリダイレクトが恒久的なものである場合は、適切な HTTP ステータス コード(301 恒久的な移動)が返されるようになっていることを確認します。
- できるだけ相対リンクではなく絶対リンクを使用します(たとえばサイト内の別のページにリンクする場合、リンク先を mypage.html ではなく www.example.com/mypage.html とします)。
- サイト上のページがそれぞれ、少なくとも 1 つの静的テキスト リンクから到達可能になるように心がけます。原則として、あるページから別のページへのリンクをたどるのに必要なリダイレクトの数は最小限に抑えてください。
- リダイレクト先が適切なページであることを確認します。リダイレクト先が自分自身であるもの(ループ エラーの原因となります)や無効な URL であるものが見つかることがあります。
- リダイレクトされる URL をサイトマップに入れないようにします。
- URL はできる限り短くします。リダイレクト URL にセッション ID などの情報が自動的に付加されないようにします。
- 検索ロボットがセッション ID やサイト内の移動経路を追跡するための引数を取り込まずにサイトをクロールできるようにします。