Search Console における一括データ エクスポートの管理とモニタリング

Search Console における一括データ エクスポートの設定ページでは、一括データ エクスポートの開始や停止、現在のステータスの確認を行います。

設定ページでは、Search Console から BigQuery への一括エクスポートの開始や停止ができるほか、スケジュール設定したエクスポートを開始した後に、前回行われたエクスポートのステータスを確認できます。

 

一括データ エクスポートを管理する*

 

*[一括データ エクスポート] ページには、[プロパティ設定] > [一括データ エクスポート] からアクセスすることもできます。

 

一括データ エクスポートを開始する

一括データ エクスポートを開始または停止するには、Search Console のプロパティに対する所有者権限が必要です。

一括データ エクスポートを開始する手順の詳細については、こちらをご覧ください

一括データ エクスポートを停止する

一括データ エクスポートの開始または停止を行うには、Search Console のプロジェクト オーナーである必要があります。

進行中の一括データ エクスポートを停止するには:

  1. 一括データ エクスポートの設定ページを開きます。
  2. [エクスポートを無効化] をクリックします。
  3. 選択内容を確認します。
  4. 一括エクスポートは 24 時間後に停止します。そのため、スケジュール設定されたエクスポートが停止する前に、プロジェクトへのデータのエクスポートがもう 1 回行われる可能性があります。すべてのデータ エクスポートを直ちに停止する必要がある場合は、[IAM と管理] > [IAM] > [権限] > [プリンシパル別に表示] で、Cloud プロジェクトの Search Console プリンシパルの権限を削除できます。
  5. 既存のテーブルは削除されないため、BigQuery で引き続き使用できます。
  6. 停止した一括データ エクスポートはいつでも再開できますが、その場合には Cloud コンソールのターゲット プロジェクトでアクセス設定が変更されていないことを確かめてください。
一括データ エクスポートを再開する

一括データ エクスポートの開始または停止を行うには、Search Console のプロジェクト オーナーである必要があります。

以前に実行していた一括データ エクスポートを再開するには:

  • 手順に沿って一括データ エクスポートを開始します。
    • 同じプロジェクトとデータセットを引き続き使用するには、以前に使用した Cloud プロジェクト ID とデータセットの場所の値を再利用します。
    • 新しい場所にエクスポートするには、Google Cloud コンソールの設定手順に沿って、エクスポートの設定時にその値を使用します。
  • 既存の場所にエクスポートするにあたり、以前のテーブルがまだ存在する場合、そのテーブルにデータが追加されます。以前のテーブルが削除されている場合、Search Console は新しいテーブルを作成します。
エクスポートのステータスを確認する

Search Console で、最近行われたデータ エクスポートのステータスを確認できます。

[設定] を開いて、[一括データ エクスポート] 設定の横にある最新のステータスを確認します。

一括データ エクスポートの設定ページをクリックして開き、詳細を確認します。データのエクスポートで生じる問題が一時的でなく、ある程度続く場合は、その旨を知らせるメッセージが表示されます。発生する可能性のあるエラーと推奨される修正の一覧をご覧ください。

ある日付のエクスポート試行が約 1 週間失敗し続けた場合、Search Console はそのエクスポートを停止し、エクスポート試行の失敗が約 1 か月間続いた場合は一括エクスポート自体を完全に停止します。報告された問題は速やかに解決するようにしましょう。

エクスポート履歴を確認する

Search Console には、直近に行われたエクスポートのステータスのみが表示されます。これを確認するには、プロジェクトの一括データ エクスポートの設定ページを開きます。

成功したエクスポートの一覧を確認するには、一括エクスポートのエクスポート ログ テーブルを開きます。

Search Console では、最後の試行を除き、失敗したエクスポートの試行は記録されません。

データセットの場所を移動する

一括データ エクスポートのエクスポート先の移動は、ネイティブでサポートされていませんが、BigQuery には回避策が用意されています。場所を移動する必要がある場合、移行プロセスで 1~2 日分のデータが失われる可能性があります。
  1. 一括データ エクスポートを停止し、最後のデータが保存されていることを確認するために 24 時間待ちます。
  2. 最後のデータのエクスポートが成功したことを確認します。
  3. データセットを新しい場所にコピーします
  4. 新しい場所で新しい一括データ エクスポートを開始します。

データをエクスポートする

データを BigQuery にエクスポートしたら、必要に応じてデータをエクスポートして使用できます。

パイプラインをエクスポートする

一括データ エクスポートを開始すると、停止するまで毎日その日のデータが Search Console によってエクスポートされます。エクスポートの正確なタイミングは異なる場合がありますが、エクスポート間でデータのギャップが生じることはありません。

一時的でないエクスポート エラーが発生した場合、Search Console はスケジュールどおり翌日にエクスポートを再試行します。その際、エクスポートされていないデータも対象となります。Search Console は、エクスポートに失敗したデータを約 1 週間保持します。それ以降、Search Console はその日のデータをドロップしますが、データのエクスポート(またはその試行)は引き続き行います。

一括エクスポート エラーを確認して修正する

エクスポート エラーを確認する

エクスポート エラーが発生したり、いずれかのテーブルで解決されたりすると、Search Console はすべてのプロパティ オーナーとフルユーザーにメールを送信します(メッセージはプロジェクトのメッセージ ペインにも表示されます)。一括エクスポート エラーに関するメッセージが表示された場合は、プロジェクトの一括エクスポートの設定ページを開き、試行のステータスと詳細情報を確認します。一時的と見なされるエラー(サーバー接続エラーなど)に関しては、Search Console はメッセージを送信しません。

Search Console における一括データ エクスポートの設定ページには、前回のエクスポートの試行中に発生した一時的でないエラーも表示されます。

エクスポート エラーは、BigQuery の ExportLog テーブルに記録されません。エラーの詳細は、Cloud ログ エクスプローラで確認できます。「search-console-data-export」というテキストを探すと、関連するアクションを特定できます。

エラーの修正をテストする

一括データ エクスポートの設定ページに表示された問題を修正したら、[レポートをテスト] をクリックして、設定(プロジェクト名や Cloud アクセスの設定などが正しいかどうかなど)を簡単にテストします。テストに合格しても新しいエクスポートはトリガーされません(エクスポートは定期的にスケジュール設定された間隔でのみ行われます)。また、割り当てなどの一部の条件はテストされないため、テストが成功したからといって、次回のエクスポート試行中にエラーが発生しないとは限りません。そのため、問題を修正して約 1 日待ってから、最新のエクスポートで問題が発生していないか確認してください。

エクスポート エラーのリスト

Search Console で報告されるエクスポート エラーには,、次のようなものがあります。

Cloud プロジェクトが存在しません

誤ったプロジェクト名を入力した可能性があります。名前は IAM 設定ページまたはプロジェクトの URL からコピーできます。

データセットの場所が一致しません

このプロジェクトの別の場所に同じ名前のデータセットがすでに存在するため、エクスポート先としてリクエストされたデータセットの場所は使用できません。このエラーはエクスポートの設定時にのみ発生します。

宛先のデータセットには別の一括データ エクスポートがすでに存在します

2 つのプロパティを同じデータセットに書き込むことはできません。Search Console の一括エクスポートごとに、異なる宛先データセットまたは個別のプロジェクトを選択します。

Cloud プロジェクトに権限がありません

Search Console に Cloud プロジェクトへのアクセス権を付与する必要があります。

Cloud プロジェクトに BigQuery API がありません

Cloud プロジェクトで BigQuery を有効にする必要があります。

  1. プロジェクトのサイドバーで、[API とサービス] > [有効な API とサービス] に移動します。
  2. [+ API とサービスの有効化] をクリックして、BigQuery APIBigQuery Storage API を有効にします。

Cloud プロジェクトにお支払い情報がありません

Cloud プロジェクトには有効な課金設定が必要です。有効な課金設定がない場合、権限を付与しても書き込みが失敗します。

課金の問題に関する BigQuery のドキュメントをご覧ください。

クラウドの割り当てを超過しました

宛先の Cloud プロジェクトがプロジェクトの割り当てを超過しています。

期限を過ぎています

エクスポートが完了するまでに時間がかかりすぎています。これは Search Console の問題である可能性が高く、修正できません。

エクスポートが破棄されました

特定の日付におけるデータのエクスポートが一定回数失敗したため、Search Console は当該日のデータのエクスポートを再試行できなくなります。

不明なエラーが発生しました

不明な理由によりエクスポートが失敗しました。次回のスケジュール設定されたエクスポートで、この問題が解決したかどうかを確認します。

エクスポート先がユーザーの組織で禁止されている場所です

Google Cloud プロジェクトに組織レベルの制限があるため、選択した場所に BigQuery データを保存できません。別の場所を選択するか、プロジェクト サイトの管理者に連絡して、制限を変更できるか確認してください。

スキーマの不一致

テーブルを作成した後、パーティションの有効期限は設定できますが、スキーマの変更(列の追加など)はできません。スキーマを変更すると、エクスポートは失敗します。誤って新しい列を追加した場合は、列を削除することで問題を解決できる場合があります。それで解決できない場合は、テーブルを削除する必要があり、データが失われる可能性があります。

データセット ID が無効です

選択したデータセット名が無効です。BigQuery のデータセットの命名に関するドキュメントに沿って名前を選択してください。

Google Cloud のドメイン制限ポリシー

Cloud の組織のポリシーでは、ドメインまたは組織のリソースに基づいてリソースの共有を制限します。エクスポートをセットアップするには、セットアップ時に強制的にアカウントにアクセスさせる必要があります。

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