Search Console における一括データ エクスポートの設定ページでは、一括データ エクスポートの開始や停止、現在のステータスの確認を行います。
設定ページでは、Search Console から BigQuery への一括エクスポートの開始や停止ができるほか、スケジュール設定したエクスポートを開始した後に、前回行われたエクスポートのステータスを確認できます。
*[一括データ エクスポート] ページには、[プロパティ設定] > [一括データ エクスポート] からアクセスすることもできます。
データセットの場所を移動する
データをエクスポートする
パイプラインをエクスポートする
一括データ エクスポートを開始すると、停止するまで毎日その日のデータが Search Console によってエクスポートされます。エクスポートの正確なタイミングは異なる場合がありますが、エクスポート間でデータのギャップが生じることはありません。
一時的でないエクスポート エラーが発生した場合、Search Console はスケジュールどおり翌日にエクスポートを再試行します。その際、エクスポートされていないデータも対象となります。Search Console は、エクスポートに失敗したデータを約 1 週間保持します。それ以降、Search Console はその日のデータをドロップしますが、データのエクスポート(またはその試行)は引き続き行います。
一括エクスポート エラーを確認して修正する
エクスポート エラーを確認する
エクスポート エラーが発生したり、いずれかのテーブルで解決されたりすると、Search Console はすべてのプロパティ オーナーとフルユーザーにメールを送信します(メッセージはプロジェクトのメッセージ ペインにも表示されます)。一括エクスポート エラーに関するメッセージが表示された場合は、プロジェクトの一括エクスポートの設定ページを開き、試行のステータスと詳細情報を確認します。一時的と見なされるエラー(サーバー接続エラーなど)に関しては、Search Console はメッセージを送信しません。
Search Console における一括データ エクスポートの設定ページには、前回のエクスポートの試行中に発生した一時的でないエラーも表示されます。
エクスポート エラーは、BigQuery の ExportLog テーブルに記録されません。エラーの詳細は、Cloud ログ エクスプローラで確認できます。「search-console-data-export
」というテキストを探すと、関連するアクションを特定できます。
エラーの修正をテストする
一括データ エクスポートの設定ページに表示された問題を修正したら、[レポートをテスト] をクリックして、設定(プロジェクト名や Cloud アクセスの設定などが正しいかどうかなど)を簡単にテストします。テストに合格しても新しいエクスポートはトリガーされません(エクスポートは定期的にスケジュール設定された間隔でのみ行われます)。また、割り当てなどの一部の条件はテストされないため、テストが成功したからといって、次回のエクスポート試行中にエラーが発生しないとは限りません。そのため、問題を修正して約 1 日待ってから、最新のエクスポートで問題が発生していないか確認してください。
エクスポート エラーのリスト
Search Console で報告されるエクスポート エラーには,、次のようなものがあります。
Cloud プロジェクトが存在しません
誤ったプロジェクト名を入力した可能性があります。名前は IAM 設定ページまたはプロジェクトの URL からコピーできます。
データセットの場所が一致しません
このプロジェクトには、別の場所に同じ名前のデータセットがすでに存在しているため、エクスポート先としてリクエストされたデータセットの場所は使用できません。このエラーは、エクスポートの設定時に、誤った場所が指定された場合に発生します。また、地域をまたいだレプリケーションの設定後にプライマリの場所が変更された場合、既存のエクスポートでも発生する可能性があります。
設定プロセス中にエクスポートが失敗した場合の対処方法は次のとおりです。
- データセットの実際の場所と一致するように、設定フォームの [場所] フィールドを編集します。
- 目的の新しい場所にある別のデータセットを選択します
既存のエクスポートの場所を変更した場合に、数日以内にプライマリの変更を元に戻すと、データを失うことなくエクスポートを復元できます。一括データ エクスポートでは、データセットの場所は変更できません。
宛先のデータセットには別の一括データ エクスポートがすでに存在します
2 つのプロパティを同じデータセットに書き込むことはできません。Search Console の一括エクスポートごとに、異なる宛先データセットまたは個別のプロジェクトを選択します。
Cloud プロジェクトに権限がありません
Search Console に Cloud プロジェクトへのアクセス権を付与する必要があります。
Cloud プロジェクトに BigQuery API がありません
Cloud プロジェクトで BigQuery を有効にする必要があります。
- プロジェクトのサイドバーで、[API とサービス] > [有効な API とサービス] に移動します。
- [+ API とサービスの有効化] をクリックして、BigQuery API と BigQuery Storage API を有効にします。
Cloud プロジェクトにお支払い情報がありません
Cloud プロジェクトには有効な課金設定が必要です。有効な課金設定がない場合、権限を付与しても書き込みが失敗します。
課金の問題に関する BigQuery のドキュメントをご覧ください。
クラウドの割り当てを超過しました
宛先の Cloud プロジェクトがプロジェクトの割り当てを超過しています。
期限を過ぎています
エクスポートが完了するまでに時間がかかりすぎています。これは Search Console の問題である可能性が高く、修正できません。
エクスポートが破棄されました
特定の日付におけるデータのエクスポートが一定回数失敗したため、Search Console は当該日のデータのエクスポートを再試行できなくなります。
不明なエラーが発生しました
不明な理由によりエクスポートが失敗しました。次回のスケジュール設定されたエクスポートで、この問題が解決したかどうかを確認します。
エクスポート先がユーザーの組織で禁止されている場所です
Google Cloud プロジェクトに組織レベルの制限があるため、選択した場所に BigQuery データを保存できません。別の場所を選択するか、プロジェクト サイトの管理者に連絡して、制限を変更できるか確認してください。
スキーマの不一致
テーブルを作成した後、パーティションの有効期限は設定できますが、スキーマの変更(列の追加など)はできません。スキーマを変更すると、エクスポートは失敗します。誤って新しい列を追加した場合は、列を削除することで問題を解決できる場合があります。それで解決できない場合は、テーブルを削除する必要があり、データが失われる可能性があります。
データセット ID が無効です
選択したデータセット名が無効です。BigQuery のデータセットの命名に関するドキュメントに沿って名前を選択してください。
Google Cloud のドメイン制限ポリシー
Cloud の組織のポリシーでは、ドメインまたは組織のリソースに基づいてリソースの共有を制限します。エクスポートをセットアップするには、セットアップ時に強制的にアカウントにアクセスさせる必要があります。