Google Web Designer のシェル アプリケーションは、Chrome ブラウザと同じカスタム プロキシ設定をサポートしています。Chrome と Chromium の設定についてご確認ください。
プロキシ サーバーを使用できるように Chrome を設定したことがあるのであれば、Web Designer の設定も同じように行います。どの設定を使えばよいかわからない場合は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
1. Google Web Designer のアプリケーション設定の場所を確認する
Web Designer のアプリケーション設定の場所は、オペレーティング システムによって異なります。
Windows- レジストリ エディターを開きます。Windows のスタート メニューから [ファイル名を指定して実行] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] ダイアログで「
regedit
」と入力します。 - 次のレジストリキーに移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Web Designer\Settings
- 上記のレジストリキーを右クリックして、各プロキシ設定を新規の値として右側のペインに追加します。ブール型の設定では、DWORD(32 ビット)値を使用します。
0
は false を、ゼロ以外の値は true を意味します。
テキスト エディタを使用して Web Designer のアプリケーション設定を含む XML ファイルを編集するか、ターミナルでコマンドを実行します。
テキスト エディタを使用する場合は、次のようにします。
- 次の .plist ファイルを開きます。
~/Library/Preferences/com.google.WebDesigner.plist
- 各プロキシ設定を XML 形式で追加します。
ターミナルを使用する場合は、変更する設定ごとに次のコマンドを実行します。
defaults write com.google.WebDesigner.plist <設定名> -<型> <値>
- テキスト エディタで次の設定ファイルを開きます。
~/.local/share/google-web-designer/preferences/settings.conf
- Settings セクションがない場合は、新たな行に「
[Settings]
」と入力して作成します。 - Settings セクションに、各プロキシ設定を新たな行として追加します。
2. プロキシ設定を調整する
Google Web Designer で使用されるプロキシ設定は次のとおりです。
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
no-proxy-server |
ブール値 |
true の場合、Google Web Designer でプロキシは使用されません。他のプロキシ設定は無視されます。 |
proxy-auto-detect |
ブール値 |
true の場合、Google Web Designer でプロキシ設定が自動的に検出されます。 |
proxy-server |
文字列 |
使用するカスタム プロキシ設定。現在のところ、Google Web Designer では認証を必要とするプロキシはサポートされません。 |
proxy-bypass-list |
文字列 |
指定されたプロキシをバイパスするホストのリスト。 |
proxy-pac-url |
文字列 |
使用する PAC(プロキシ自動設定)ファイルの URL。 |
例
Google Web Designer でプロキシ設定を自動的に検出する場合は、オペレーティング システムに応じて次のように設定します。
Windows
レジストリキーを右クリックし、[新規] > [DWORD(32 ビット)値] を選択して、次のように入力します。
- 値の名前: proxy-auto-detect
- 値のデータ: 1
Mac
<key>proxy-auto-detect</key>
<true/>
ターミナルで次のコマンドを実行しても、同じ結果が得られます。
defaults write com.google.WebDesigner.plist proxy-auto-detect -bool true
Linux
proxy-auto-detect=true