to:
と from:
を Google Vault で使用した場合の一致対象が変わります。2021 年 3 月より前に共有されたファイルは一致しなくなります。2021 年 2 月から、現在の to:
演算子と同様に機能する新しい検索演算子 sharedwith:
が利用可能です。変更の対象、対応方法、時期
ドライブの検索演算子 to:
または from:
を使用している場合は、引き続き期待どおりの結果が返されるように Google Vault の保存済みクエリを調整してください。
- 現在の
to:
と類似の結果を得るには、検索クエリをsharedwith:
に変更します。 - 現在の
from:
と同じ結果を得るには、検索クエリをowner:
に変更します。
検索演算子の動作の変更は、次のセクションで説明するように段階的に展開される予定です。検索クエリの更新はすでに行うことが可能です。to:
または from:
を使用する検索に新しい動作が適用されると、Vault に通知が表示されます。
移行のタイムライン
フェーズ 1: ドライブで sharedwith:
検索演算子がリリースされます(2021 年 2 月)
すべての組織がドライブと Vault で sharedwith:
検索演算子を利用できるようになります。この最初のフェーズが完了してから、保存済みクエリを更新することをおすすめします。sharedwith:
で一致するファイルは、最初は to:
と同じですが、次のフェーズで少し変わります。
フェーズ 2: sharedwith:
で一致するファイルが増えます(2021 年 3 月中旬)
sharedwith:
検索演算子を使用すると、指定したアカウントで閲覧、コメント、または編集できるファイルに加えて、指定したアカウントにオーナー権限があるファイルも一致します。sharedwith:
と to:
の検索結果を比較した場合、アカウントにオーナー権限があるファイルも一致する sharedwith:
の結果でファイル数が多くなります。
フェーズ 3: ドライブでの to:
と from:
の動作が変わります(2021 年 3 月~2021 年 4 月)
新しい動作は、ドライブでの検索から徐々に展開されます。このフェーズでは、Vault で to:
または from:
を使用してドライブ ファイルを検索した場合の動作は現在と同じです。したがって、ドライブと Vault の検索結果を比較すると、ドライブへの変更が組織に適用された後は結果が一致しません。
フェーズ 4: Vault での to:
と from:
の動作が変わります(2021 年 4 月 27 日)
2021 年 4 月 27 日に、to:
と from:
の新しい動作が Vault でのすべてのドライブ検索に適用されます。
検索演算子の動作の変更点について
ドライブ検索での to:
と from:
の新しい動作により、これらの演算子をより直感的に使えるようになります。また、ファイルにアクセスできるユーザーだけでなく、彼らにアクセス権を付与したユーザーも特定できます。ただし、電子情報開示のニーズに対応できるものではありません。動作の変更の詳細と例については、以下の表をご覧ください。
ドライブの検索演算子 | 現在の動作 | 新しい動作(2021 年 4 月 27 日以降) |
---|---|---|
to: |
指定したアカウントに閲覧、コメント、または編集の権限があり、かつオーナー権限はないすべてのファイルが一致します。 指定したアカウントと共有されたフォルダ内にあるファイルは、直接共有されていなくても一致します。 例
|
指定したアカウントと直接共有されているファイルが一致します。 2021 年 3 月より前に共有されたファイルは一致しません。 指定したアカウントと共有されたフォルダ内にあるファイルでも、直接共有されていなければ一致しません。 例
|
from: |
指定したアカウントにオーナー権限があるファイルが一致します( 例 ファイルのオーナーが
|
指定したアカウントが共有元であるファイルが一致します。 2021 年 3 月より前に共有されたファイルは一致しません。 例 ファイルのオーナーが
|
sharedwith: |
なし - 新しい演算子 |
アカウントに、ドライブで閲覧、コメント、編集する直接的または間接的な権限があるすべてのファイル(アカウントが所有するファイルも含む)が一致します。 現在の |