フィードやルートに問題を引き起こす可能性があるエラーを特定して修正できます。
重要: 英語を母国語としていない国にお住まいの場合、すべてのエラーは英語で表示されます。
フィードの有効期限フィード内のほとんどの運行が 60 日以内に期限切れになります。運行期間に空白が生じるのを防ぐには、現在の日付および近い将来の日付が設定されているフィードに切り替える必要があります。
詳しくは、フィードの有効期限とフィードに関するガイドラインをご覧ください。
フィードに 6 か月分以上のデータが含まれていますが、calendar_dates.txt
ファイルで休日やその他の運行スケジュールの変更など、日付による例外が設定されていません。こうした長期間のデータが含まれているフィードでは、ほとんどの場合で運行の例外が設定されているため、これにより問題が発生する可能性があります。
日付による例外を設定する必要がない場合は、この警告を無視してください。
詳しくは、フィードに関するガイドラインをご覧ください。
- 駅や停留所とシェイプをマッチする
- 駅や停留所が間違った順序でシェイプに配置されています
一般的には、経路やルートの shape
と駅または停留所をマッチします。shapes.txt ファイルを使用すると、特定の trip
の移動経路を定義できます。trips.txt
では、shape_id
フィールドを使用して trip
を shape
にリンクできます。
また、ある trip
は、その trip
の行程内で停車する駅や停留所について、stop_times.txt
ファイル内の連続した駅や停留所を定義します。ルートの検索結果に 2 つの停車地間の移動経路を表示するには、trip
の shape
を定義して、一連の停車地が trip shape
に沿った最も近い場所にマッチするようにします。
GTFS 検証ツールにより、stop-to-shape
のマッチングに関して、次の 2 つの警告が頻繁に報告されています。これらの問題の原因を突き止めるには、リンク先の記事を参考にしてください。
複雑なルートのシェイプ
trip
に支線や重なり合うセクションを含むような複雑な形状がある場合は、駅や停留所と trip
shape
をマッチすることが難しい場合があります。Google のソフトフェアは、shape
に沿って最も適した位置と stop
をマッチするようにしますが、処理に失敗すると、shape
のデータ、stop
の位置、trip
内の stop
の順序に問題があることが示されます。
複雑な shape
や stop
の順序については、GTFS 仕様に記載されている trip shape
に停車地をマッチする方法を定義する仕組みを参照してください。
shapes.txt
ファイルは、shape_dist_traveled
フィールドを定義しており、shape
の各ポイント間の距離を指定できます。- また、
stop_times.txt
ファイルはshape_dist_traveled
フィールドを定義しており、shape
上のtrip
の各stop
間の距離を指定できます。
trip
に属する shape
と stop
について両方のフィールドを定義すると、距離の値を使用して各 stop
が shape
にマッチする位置を定義できます。
例
trips.txt ファイル
trip_id,route_id,service_id,shape_id
t0,r0,weekly,shape0
shapes.txt ファイル
shape_id,shape_pt_sequence,shape_pt_lat,shape_pt_lon,shape_dist_traveled
shape0,0,47.0,-122.0,0
shape0,1,47.1,-122.0,100
shape0,2,47.1,-122.1,200
stop_times.txt ファイル
trip_id,stop_sequence,stop_id,arrival_time,departure_time,shape_dist_traveled
t0,0,stop0,09:00:00,09:00:00,50
t0,1,stop1,09:30:00,09:30:00,175
この例では、2 つの停留所の 1 つの単純なシェイプ、shape
と各 stop
の shape_dist_traveled
値で 1 つの単純な trip
を定義しています。
まず、stop0
の shape_dist_traveled
値が 50 になっています。shape
のポイントを見ると、50 は最初の 2 つのポイント(shape_dist_traveled
値が 0 と 100)の間にあることがわかります。つまり、stop-to-shape
のマッチは 2 つの shape
のポイントのだいたい中間(47.05、-122.0
付近)になります。
続いて、stop1
の shape_dist_traveled
値は 175
で、最後の 2 つの shape
のポイント間にあります。shape
の距離から、stop
は 2 つのポイントの 3/4 の地点にあるため、stop-to-shape
のマッチは 47.1、-122.75
付近になります。
なお、shape_dist_traveled
値にはメートルやフィートなど、どの単位でも使用できるため、フィード利用者には特定の単位の使用を想定していません。代わりに、値を使用して stop
が shape
上のどの位置にあるかを見極めるようにします。
「指定した日時では乗換経路を見つけることができません」というエラー メッセージが表示された場合は、指定した日時に利用可能な結果がない経路を検索した可能性があります。この原因としては、次のうち少なくとも 1 つが考えられます。
指定した日時には、24 時間以内に予定されている運行がない。
- 予定されている運行はあるが、フィードが期限切れであるかフィードにエラーがあるため、GTFS フィードにそれらの運行が含まれていない。
- 2 か月以上先のルートを検索した。Google マップで検索できるのは、2 か月以内に出発するルートです。
Error in English: Submit fares for multiple agencies
複数の交通機関の運賃をフィードに含めるには、fare_attributes.txt
に「agency_id
」列を追加し、各運賃に agency_id
を入力します。
ヒント: 運賃は交通機関ごとに指定する必要があります。複数の交通機関を対象とする場合は、運賃を重複して指定する必要があります。
徒歩で移動した方が目的地に早く到着する場合は、公共交通機関ではなく徒歩でのルートが表示されることがあります。
ご自身の交通機関である場合は、ルート内のすべての停車地の到着時刻と出発時刻をデータに含めるようにしてください。到着時刻が指定されていない停車地の情報は、その停車地に最も近い停車地の情報に基づいて決定されます。
それでも情報が表示されない場合は、Google 乗換案内チームにご連絡ください。
問題を報告する
Google マップの乗換案内の検索結果で問題が見つかった場合、よろしければフィードバックを送信してください。
よくある問題には次のようなものがあります。
- 「この地域の時刻表は最新ではありません。」という警告が表示される
- 公共交通機関が検索結果に含まれない
- ルートが見つからない(バス、電車、路面電車、フェリー)
- バス停の位置が間違っている
- 最適なルートが提案されない
- ルートのシェイプが間違っている
- ルートの色が間違っている
- 運賃が間違っている
- 運行スケジュールが間違っている
- 入口が間違っている
- 翻訳が間違っている
- 時刻表が間違っている
- 到着時刻の予測が間違っている
- 混雑度の情報が間違っている
- 駅のリンクが間違っている - Google マップでルートを検索して出発地または目的地として一般的な場所(都市や空港など)を入力すると、誤った入口や出口が Google マップに表示されます。
- 徒歩経路が間違っている - Google マップで、誤った道や不適切な徒歩経路が表示されます。
Google が問題を適切に調査できるよう、フィードバックでは詳細情報(例: 交通機関名、路線名)をご提供いただき、スクリーンショットも含めてくださいますようお願いいたします。