ルート インスタンスはリアルタイムで追加できます。静的な GTFS データで定義されている既存のルート プロトタイプを複製し、別の時刻にスケジュール設定します。リアルタイムでルートを追加する方法は次のとおりです。
schedule_relationship
をADDED
として指定します。- 静的ルートを参照し、
trip_id
を使用して、新しいルートを特定します。 start_time
を使用して、新しいスケジュールを指定します。start_time
には、元のルートのstart_time
とは異なる値を設定することをおすすめします。駅 / 停留所の発着時刻はすべて元のルートからコピーされ、特に指定しない限り同じ運行になります。
ルートは、exact_times
ルートと運転時隔に基づくルートの両方の場合に追加できます。exact_times
が 0
に設定されている、運転時隔ベースの静的ルートの場合は、代わりに schedule_relationship
に SCHEDULED
を使用してください。ADDED
に指定されたルートもスケジュール設定されたルートとして扱われます。
ブロック乗換を含むルートはリアルタイムに追加できないため、追加されたルートにブロック乗換を含めることはできません。
TripUpdates で追加する追加されたルートへの参照を維持するには、<trip_id, start_time, schedule_relationship
> タプルが固定されている必要があります。追加されたルートの予測を定義するために、stop_time_update
を追加することもできます。
コードの例:
trip_update {
trip {
trip_id: xxx
start_time: 12:34:56
schedule_relationship: ADDED
}
}
追加されたルートへの参照を維持するには、<trip_id, start_time, vehicle_id, schedule_relationship
> タプルが固定されている必要があります。
コードの例:
vehicle {
trip {
trip_id: xxx
start_time: 12:34:56
schedule_relationship: ADDED
}
}
追加されたルートは結果の一部ではなく、既存のルートに追加の運行メッセージとして表示されます。追加のルートを示すには、アラートの effect
フィールドに ADDITIONAL_SERVICE
を指定して、適切な informed_entity
を指定します。アラートは交通機関、経路、ルートの単位で追加できます。
コードの例:
alert {
informed_entity {
trip: {
trip_id: "G5"
start_time: "15:15:00"
}
active_period {
start: 1284457468
end: 1284468072
}
effect: ADDITIONAL_SERVICE
...
}
ServiceAlerts 情報は次のように表示されます。
GTFS 仕様の変更について
schedule_relationship=DUPLICATED
ルートをサポートする GTFS プロポーザルが承認されました。Google では現在、DUPLICATE
ルートを提供する新しい GTFS 仕様への対応を進めています。その仕様では ADDED
ルートは非推奨になります。変更への対応が完了すると、この記事が更新されます。
DUPLICATE
ルートにすでに対応している場合は、移行ガイドをご覧ください。