GTFS を使って乗車率データを提供する

乗車率データのソースについて

Google マップでは、次のようなさまざまな種類の乗車率データを確認できます。

  • 乗車率
  • 駅の利用率
  • 車両の乗車率(試験運用)

乗車率データはさまざまなソースから取得されます。

  • 乗車率では以下が優先されます。
    • ユーザーの選択。ユーザー フィードバックは最優先で表示されます。
    • リアルタイムの GTFS データ。これは交通機関から送信されるものです。
    • Google の内部予測。これらは、過去の混雑状況やユーザー フィードバックなどに基づきます。
  • 駅の利用率は、実際の訪問データまたは推定値から取得されます。詳しくは、混雑する時間帯、待ち時間、滞在時間に関する記事をご覧ください。
  • 車両の乗車率は、GTFS データ(message CarriageDetails の「occupancy_status」という試験運用フィールド)から取得されます。

ヒント: 交通機関またはユーザー フィードバックからのデータがない場合、Google によって推定値が表示されることがあります。

Google マップの乗車率について

次のスクリーンショットでは、Google マップ アプリで、さまざまなソースから取得した乗車率データがどのように表示されるかを示しています。

ルートの検索結果の乗車率データ
「南ライン」から「大学」までのルートの例を示す画像。2 つのルート間で、各ルートは乗車率データ(「通常は混んでいます」または「車内はどのような状況ですか?」)を表示または収集します。
交通機関レイヤの乗車率データ
「ダウンタウン駅」の乗換案内ページ、直近の交通手段、各手段の乗車率データの評価の例を示す画像。
ルートの検索結果の車両の乗車率
ジャマイカからフリーポートまでのルートの例を示す画像。ルートではライブデータを使用して、直近の電車で最も空いている車両が表示されます。
乗車率データのソース

次の表に、スクリーンショット内の各コールアウト番号と、その混雑状況に関するデータのソースについて示します。

数字 混雑状況に関するデータのソース
1 駅の混雑状況
2 Google による内部予測は、過去の混雑状況やユーザー フィードバックなどに基づきます
3 entity.vehicle.occupancy_status
4 message CarriageDetails の occupancy_status

リアルタイムの GTFS フィードに乗車率を追加する

車両の混雑状況を示すには、乗車率データを提供します。このデータは Android と iOS の Google マップに表示されます。

車両の混雑状況に関するリアルタイムのデータは、GTFS リアルタイムの VehiclePositions フィードの一部である OccupancyStatus によって提供されます。

Google マップの解釈 occupancy_status 値 コメント
混んでいない
(空席が多い)
EMPTY

ほぼ空車であると考えられる状態。車内に乗客はほとんど、またはまったくいませんが、乗車はできます。

Google マップの混雑状況インジケーター「0」:

混んでいない
(空席が多い)
MANY_SEATS_AVAILABLE

空席率が高い状態。利用可能な座席のうち、空いている座席の割合がどのくらい高ければこのカテゴリに分類されるかは、フィード制作者の裁量で決定されます。

Google マップの混雑状況インジケーター「0」:

それほど混んでいない(空席が多少ある) FEW_SEATS_AVAILABLE

空席率が低い状態。利用可能な座席のうち、空いている座席の割合がどのくらい低ければこのカテゴリに分類されるかは、フィード制作者の裁量で決定されます。

Google マップの混雑状況インジケーター「1」:

混んでいる
(空席はほとんどなく、立つ必要がある)
STANDING_ROOM_ONLY

現在席は空いておらず、立っていれば乗れる状態。

Google マップの混雑状況インジケーター「2」:

とても混んでいる(立つ場所がほとんどない) CRUSHED_STANDING_ROOM_ONLY

立っていれば乗れるものの、スペースは限られている状態。

Google マップの混雑状況インジケーター「3」:

とても混んでいる(立つ場所がほとんどない) FULL

ほぼ満員であると考えられるが、まだ乗車できる可能性がある状態。

Google マップの混雑状況インジケーター「3」:

満員
(乗車不可)
NOT_ACCEPTING_PASSENGERS

乗車できない状態。

Google マップの混雑状況インジケーター「なし」:

 

乗車率に関するガイドライン

  • OccupancyStatus には、可能な値のサブセットだけを指定できます。たとえば、データの中で低、中、高の 3 つのバケットのみが識別可能な場合は、MANY_EMPTY_SEATSFEW_EMPTY_SEATSSTANDING_ROOM_ONLY のみを使用します。

  • VehiclePositions フィードで車両の位置情報を提供できない場合でも、TripUpdates フィードで到着時刻を指定していれば、VehiclePositions で乗車率データを提供できます。VehiclePositions フィードを使用して乗車率データのみを提供する場合は、サポートチームに連絡して VehiclePositions フィードの設定を依頼してください。

Google と連携して乗換案内パートナー ダッシュボードでフィードを設定すると、適切なフィードでルート予測が計算されるようになります。

関連リソース

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