カスタム イベント トリガーは、ウェブサイトやモバイルアプリで発生する可能性があるが、標準的な方法では処理されない操作をトラッキングするために使用します。最も一般的な使い方は、フォーム送信を追跡する場合ですが、フォームのデフォルトの動作が変更されています(たとえば、submit
ブラウザ イベントがオーバーライドされています)。
カスタム イベント トリガー
新しいカスタム イベント トリガーを作成するには:
- [トリガー] [新規] をクリックします。
- [トリガーの設定] をクリックして、[カスタム イベント] を選択します。
- [イベント名] を入力します。このフィールドで正規表現を処理できるようにするには、[正規表現一致を使用] を選択します。
設定の例
次に、「button1-click」というカスタム イベントがデータレイヤーにプッシュされたときに、タグを配信するウェブの設定例を紹介します。
- ボタンがクリックされたときに、イベントをデータレイヤーにプッシュするコードを追加します。
<a href="#" name="button1" onclick="dataLayer.push({'event': 'button1-click'});">Button 1</a>
- 新しいカスタム イベント トリガーを作成します。新しいタグの [トリガーの設定] で、次の設定を使います。
イベント名: button1-click
このトリガーの発生場所: すべてのカスタム イベント
このトリガーがタグに適用されると、デフォルトの送信イベントがオーバーライドされてもタグが配信されます。指定したボタンがクリックされると、button1-click の値を持つカスタム イベントがデータレイヤーにプッシュされます。button1-click がカスタム イベントの値として検出され、タグが配信されます。
イベントの発生時に複数の変数をまとめて送信するには、dataLayer.push()
を使用します。たとえば、カスタム イベント名でコンバージョン値を送信します。
dataLayer.push({'event':'button1-click','conversionValue':25});
さらに、タグ マネージャーでデータレイヤー変数を作成し、その変数を Google 広告コンバージョン トラッキング タグのコンバージョン値フィールドで使用できます。