この記事では、Google サーベイでアンケートを作成する 6 つの簡単なステップとアンケートの作成時に注意が必要な留意点について説明します。
この記事の内容:
アンケートにわかりやすい名前を付けておけば、複数のアンケートが同時進行している場合でもアンケートの管理が容易になります。
ステップ 2 - 対象者の設定: 調査の目的に適したユーザーを選択する
国内のオンライン ユーザー全般から、ウェブサイトの訪問者まで、最適なユーザーを選択して、アンケートの対象者とすることができます。どのような対象者が最適かは、調査の目的によって異なります。
1 つのアンケートでターゲットに設定できるのは 1 つの国または州のみです。また、同時に両方のユーザー(Android スマートフォン ユーザーとユーザー全般)を対象者にすることはできません。
ステップ 3 - ユーザー属性の選択: ユーザー属性でフィルタリングする
このオプションを使用して、アンケートの対象とするユーザー属性を指定します。
対象ユーザーをさらに絞り込む場合:
→ 選別用の質問を使用すれば、対象者をさらに絞ることができます。ステップ 4 - 質問形式の選択: さまざまな質問形式の特徴を理解する
12 のタイプの質問形式があります。
選択肢から 1 つの回答を選択するタイプの質問形式
質問形式 | 参考画像 | 説明 | アンケートを作成する際の留意点 |
単一回答 |
回答者は回答を 1 つしか選択できません。 選別用の質問として使用できます。 |
いずれにも該当しない場合の選択肢がない | |
画像付き二択 |
回答者は、アップロードされた画像と 2 つの選択肢を見て、1 つの回答を選択します。 GIF 形式、JPEG 形式、PNG 形式の画像を使用できます。 300×250 ピクセルより大きい画像はこのサイズに縮小されます。 アニメーション GIF は使用できません。 選別用の質問として使用できます。 |
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画像比較 |
回答者は 2 つのサムネイル画像を見て、いずれかを選択します。 GIF 形式、JPEG 形式、PNG 形式の画像を使用できます。 125×125 ピクセルより大きい画像はこのサイズに縮小されます。 アニメーション GIF は使用できません。 |
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選択式(画像) |
回答者は、1 つの大きな画像と最大 5 つの選択肢を見て、1 つの回答を選択します。 GIF 形式、JPEG 形式、PNG 形式の画像を使用できます。 300×250 ピクセルより大きい画像はこのサイズに縮小されます。 アニメーション GIF は使用できません。 選別用の質問として使用できます。 |
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大きい画像 | |
回答者は、最大 5 つのサムネイル画像(拡大可能)を見て、1 つを選択します。 GIF 形式、JPEG 形式、PNG 形式の画像を使用できます。 300×250 ピクセルより大きい画像はこのサイズに縮小されます。 アニメーション GIF は使用できません。 |
複数の回答を選択するタイプの質問形式
質問形式 | 参考画像 | 説明 | アンケートを作成する際の留意点 |
複数回答 |
回答者は複数の回答を選択することができます。自動的に「上記のどれでもない」という選択肢が追加されます。 選別用の質問として使用できます。 |
選択肢に相反する項目がある | |
複数回答と画像 |
回答者は、大きな画像と最大 7 つの選択肢を見て、1 つ以上の回答を選択します。 選別用の質問として使用できます。 |
星評価の段階で回答するタイプの質問形式
質問形式 | 参考画像 | 説明 | アンケートを作成する際の留意点 |
段階別評価 | 回答者は、5、7、10、または 11 段階の星評価を使用して質問に回答します(例: 「関心がない」~「非常に関心がある」)。 | 段階別の評価が明確でない | |
段階別評価(テキスト) | 回答者は、掲示文を読み、どのように感じているかを 5、7、10、または 11 段階の星評価で回答します。 | ||
段階別評価(画像) |
回答者は、表示された画像を見て、5、7、10、または 11 段階の星評価で回答します。 GIF 形式、JPEG 形式、PNG 形式の画像を使用できます。 300×250 ピクセルより大きい画像はこのサイズに縮小されます。 アニメーション GIF は使用できません。 |
プレースホルダに回答を記述するタイプの質問形式
質問形式 | 参考画像 | 説明 | アンケートを作成する際の留意点 |
記述式 | 回答者は、簡単で短い語句を入力できます。 | 文字数制限 | |
記述式(画像) | |
回答者は、表示される画像を見て、プレースホルダに回答を記述します。 GIF 形式、JPEG 形式、PNG 形式の画像を使用できます。 300×250 ピクセルより大きい画像はこのサイズに縮小されます。 アニメーション GIF は使用できません。 |
ステップ 5 - 質問の記述: 質問を作成する
アンケートの作成プロセスでは、質問と回答を準備する際に使用できる便利なツールがあります。
ツール | 参考画像 | 説明 |
ゴミ箱 / 移動 |
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ピン留め |
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ランダムに表示 |
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選別用の質問 |
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ピン留めの使い方
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選択肢リストの一番下に固定したい回答の横にある「ピン留め」アイコンをクリックします。
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固定できるのは、1 つの回答のみです。
この機能を使用できるのは、「単一回答」と「複数回答」の質問形式のみです。
すべての回答者に適切な選択肢を提示できない場合もあるため、このような選択肢を追加すると、アンケートの品質を維持できます。
ランダムな表示の設定を変更する方法
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ランダムな表示の設定を変更するには、「回答選択肢をランダムな順序で表示」アイコンをクリックします。
ただし、この機能を利用できるのは一部の質問形式を選択している場合に限られます。[質問タイプをご覧ください]
選別用の質問の設定方法
- [入力した質問を選別に使用する] チェックボックスをオンにします。
- 目的のユーザー層が選択するはずの回答のチェックボックス
をオンにします(複数可)。
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ただし、この機能を利用できるのは一部の質問形式を選択している場合に限られます。[質問タイプをご覧ください]
ステップ 6 - 回答の購入: 購入する回答の数を決定する
購入する回答数は、求める結果の精度によって異なります。
理由
10% 以上の誤差を許容できる企業もあれば、より高い精度を必要とする企業もあります。インターネット ユーザー全般を対象とするアンケートの場合、回答数がおよそ 1,500 であれば、アンケート結果の誤差範囲を 3~5% に抑え、1 つまたは 2 つのディメンション(年齢や性別など)で分類した結果の誤差範囲を 10% 以内に抑えることができます。統計的に有意な結果を得るための推奨回答数は、どのようなユーザー層にアンケートを実施するか、あるいは独自のユーザー層を設定するかといった要素によって異なります。