概要ページに各質問への回答数を示すグラフが表示されます。
回答数は質問ごとにさまざまな理由で減少します。こちらの例は、回答数が減少した理由と、アンケートの回答と無回答の分類方法を表しています。
- 無回答:「ユーザー 1」のように、ユーザーからまったくアンケートへの回答を得られなかったことを表します。
- スクリーニング基準を満たさない回答: スクリーニングの質問に対して、ユーザーからスクリーニング基準を満たす回答が得られなかったことを表します。例では、「質問 1」に対するスクリーニング基準を満たす回答は「はい」です。したがって、「ユーザー 2」はスクリーニング基準を満たさない回答をしたことになります。
- 部分的な回答: ユーザーがスクリーニング基準を満たさない回答をしたのではなく、アンケートの一部しか回答していないことを表します。「ユーザー 3」は「質問 1」でスクリーニング基準を満たしましたが、その後アンケートに回答するのをやめました。「ユーザー 4」は「質問 1」でスクリーニング基準を満たし、「質問 2」に回答しましたが、「質問 3」には進まず回答をやめました。いずれも「部分的な回答」ということになります。
- 完了した回答:「ユーザー 5」のように、ユーザーがアンケートのすべての質問に回答したことを表します。
「質問の回答率低下率」グラフ（この記事の 1 つ目のグラフ）では、「質問 1」と「質問 2」の間で回答数が 576 から 210 に大幅に低下していますが、これは「質問 1」がスクリーニングの質問であるためです。「質問 2」と「質問 3」の間では、「部分的な回答」の結果、わずかに低下しています。「質問 3」から「質問 4」では回答数が 210 から 100 にまた大幅に低下していますが、これはスクリーニングの質問のためではありません。
スクリーニングの質問がないのに回答数が大幅に低下している場合は、ユーザーが途中でアンケートの回答をやめた理由を考えます。「部分的な回答」があまりに多いと偏りが生じます。たとえば、知名度の低いスポーツ用品について質問した場合、そのスポーツ用品を知らないユーザーは質問にまったく答えない可能性があります。そして、アンケート結果はそのスポーツ用品を知っているユーザーに偏る可能性があります。このような場合には、スクリーニングの質問をするか、質問の言い回しを変えてみることをおすすめします。