Google はパートナーとともに、世界中で販売されているハードウェア製品を製造しています。残念なことに偽造品が出回っているため、Google の公式ストアまたは正規販売店で販売されているデバイスのみを購入(および使用)することをおすすめします。
偽造品は違いが微妙であることが多く、見つけるのが難しい場合があります。しかし、他の場所で購入した場合、本物の製品を入手する可能性は低くなります。
「偽造品」とはどのような意味ですか?
定義は明確です。見分けやすいかどうかにかかわらず、偽造品には次のような特徴があります。
- Google または Google の認定パートナーが製造したものではない
- デバイスやパッケージでそっくりな商標やロゴを使用している
- 本物の製品のブランドを模倣している
- 製品を本物として販売しようとしている
本物の Google デバイスは高品質な素材を使って設計、製造されており、工場から出荷する前に必ず品質テストを実施しています。偽造品のデバイスはこのような基準で製造もテストもされていないため、性能が低かったり、故障したりする可能性があります。そのため、Google ストアや Google の正規販売店から購入していない場合、Google はその製品の動作を保証することは一切できません。保証を履行したり、返品を受け付けたりすることもできません。
偽造品がどこで誰によって製造されているのか、新品あるいは中古品なのか、いくらで販売されているのか、どのようにパーツを入手したのかなどは、Google にはまったく見当がつかないことです。
なぜ本物か偽物かを気にする必要があるのですか?
不正な製品は、Google に関心をお寄せいただくお客様に不利益をもたらすものです。
偽造品は通常、(仮に利用できる状態だとしても)品質が基準を下回っており、また、利用の可否を問わず規制基準を満たしていません。
Google には偽造品の製造工程をコントロールできないため、部品に不具合が生じたり、部品が有害なものと判明したりする可能性もあります。当然のことながら、Google の製品は必ず安全性がテストされています。さらに、偽造品にはセキュリティの問題、たとえば知らないうちに個人情報が盗まれるリスクもあります。
このように、偽造品にはさまざまな問題があります(法律にも違反しています)。
本物のデバイスかどうかを確認するにはどうすればよいですか?
2018~2021 年のデバイスの場合2018 年から 2021 年中頃までに購入された Google 製品の場合は、まず、製品パッケージの偽造防止ラベルをご確認ください。マルチカラーのドットの上にマルチカラーの G ロゴが表示されているラベルです。
正面からラベルを見た場合は、シルバーに見えます。
左右に傾けると、Google カラーが表れます。
製品パッケージにこのラベルがない場合、お手元にあるのは偽造品です。
Google Pixel 6 以降の場合は、スマートフォンの箱に記載された QR コードをスキャンして、デバイスの詳細情報を確認できます。スキャンすると、ランディング ページが表示されます。ページに表示された詳細情報(デバイスのステータスなど)がお手元のスマートフォンと一致するかどうかを確認してください。
以下の表に、偽造品の Chromecast、Chromecast Ultra デバイス、Google Pixel、Pixel イヤホンの例をいくつかご紹介します。本物の製品と比較してみましょう。
偽造品 | 本物 |
文字の間隔とフォントが正しくありません。写真のデバイスが間違っています。 |
2 つの部分で構成されたスリーブ仕様のパッケージ、正しいフォント、正しく表示されたデバイスに注目してください(HDMI ケーブルにシルバーのストリップもあります)。 |
全体がマット仕上げになっているように見えますが、本物は違います。 |
本物は高光沢仕上げで、中央にマット仕上げの Chrome ロゴがあります。 |
Chrome や Google のロゴがない場合は、偽物です。 |
本物の場合は、マット仕上げの充電器に光沢のある Chrome ロゴが入っています。 |
「G」の文字の代わりに「C」を使用しています。外装パッケージは薄いボール紙素材です。リストに「Mirascreen」などの汎用的なブランドが含まれている場合、Google の製品ではありません。 |
Google はデバイス上で「G」の文字を使用しています。文字を触ってみると、表面にくぼみ(デボス加工)があることがわかります。Google のパッケージは厚いボール紙製の頑丈な箱で、箱の上部にプラスチック製のタグが付いています。 |
Google の製品の中央に「C」の文字はありません。 |
Google は Chromecast with Google TV の中央で「G」の文字を使用しています。デバイスにはリモコンが付属していますが、偽物にはリモコンが同梱されていない場合があります。 |
デバイスを操作するために Google 以外のアプリをダウンロードする必要がある場合は、おそらく偽物です。 |
本物の Chromecast をセットアップするには、Google Home アプリをダウンロードするよう求められます。表示される手順に沿ってデバイスをセットアップします。Google がセットアップ サービスの料金をユーザーに請求することはありません。 |
Google Pixel の箱の背面で印刷の位置がずれていることがわかります。 |
印刷は箱の側面と平行になっています。 |
Google Pixel 3 以降、Google は偽造防止用ステッカーを使用しています。ここでは、偽物のステッカーをご紹介します。 |
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商品をオンラインで購入し、Google のパッケージがなく、商品がビニール袋に入って届いた場合は、偽造品の可能性があります。また、商品を組み合わせて 1 つのパッケージにまとめている場合も注意してください。Google の公式なセットでない限り、中古品や偽造品を入手している可能性があります。 |
Google Pixel USB-C イヤホンは、上の画像のように個別のパッケージになっているか、一部の Google Pixel に同梱されています。 |
偽造品のデバイスを報告するにはどうすればよいですか?
偽造品を購入したと思われる場合や、偽造品と考えられる商品が販売されていると思われる場合は、偽造品を報告してください。
Google はどのように対応していますか?
Google はこの問題を深刻に受け止めています。報告された偽造品の可能性のあるケースをすべて調査しており、必要に応じて提訴することもあります。