RAW ファイルを開くと、[現像] 機能がすぐに起動します。RAW ファイルを開いているときに [ツール] メニューや [フィルタ] メニューからこの機能を利用することもできます。ファイルを開いたら、画像を縦にスワイプして編集メニューを表示します。オプションの選択が完了したら、横にスワイプして補正を行います。次のメニューを選択できます。
- 露出 画像の光量を調整します。
- シャドウ 画像の影の部分(最も暗い領域)のみを対象として明るさを調整します。
- ハイライト 画像で光が当たっている部分(最も明るい領域)のみを対象として明るさを調整します。
- コントラスト シャドウとハイライトの明るさの差を調整します。
- ストラクチャ 画像の細部でテクスチャの量を増やします。独自のアルゴリズムが使用されており、被写体の輪郭に影響を与えることなく写真全体で被写体のテクスチャを強調できます。
- 温度 画像の寒色(青)と暖色(黄色)のバランスを調整します。
- ティント 画像の緑とマゼンタのバランスを調整します。
RAW 形式について
デジタルカメラでは、赤、緑、青の光を個別に測定し、測定値を分析して色を作成します。このときデジタルカメラで検出される色には、肉眼では捉えきれないさまざまな色もあります。
たとえば、JPEG ファイルの画像では肉眼で見えるとおりの色が使用されています。その他の色データは取り除かれ、単純化されます。ちょうど、画像の最も明るい部分と最も暗い部分を白黒 2 値で表現するのと似ています。
RAW ファイルには、センサーで測定された元のデータがそのまま保存されます。このため、RAW ファイルは実際に目で見える映像と同じではありません。RAW ファイルの白黒 2 色に見える部分を調整すると、色データを復元することもできます。
互換性
- Android: Snapseed では、DNG 形式対応の端末や、他のほとんどの最新式の端末で DNG RAW ファイルを編集できます。
- iOS: Snapseed では、下記のカメラ機種で撮影した RAW ファイルを、最新式のすべての Apple 製モバイル端末で編集できます*。
- キャノン EOS: 1Ds Mark II、1D Mark III、1Ds Mark III、1D Mark IV、1Dx、5D、5D Mark II、5D Mark III、6D、7D、7D Mark II、20D、30D、40D、50D、60D、70D、100D(Kiss X7、Rebel SL1)、350D(Kiss Digital N、Digital Rebel XT)、400D(Kiss Digital X、Digital Rebel XTi)、450D(Kiss X2、Rebel XSi)、500D(Kiss X3、Rebel T1i)、550D(Kiss X4、Rebel T2i)、600D(Kiss X5、Rebel T3i)、650D(Kiss X6i、Rebel T4i)、700D(Kiss X7i、Rebel T5i)、750D(Kiss X8i、Rebel T6i)、1000D(Kiss F、Rebel XS)、1100D(Kiss X50、Rebel T3)、RebelT6 760D、Rebel T6 8000D、1200D、M
- キャノン Powershot: G1X、G7X、G12、G16、S100
- 富士フィルム: X100
- ニコン: 1AW1、1J1、1J2、1J3、1J4、1S1、1S2、1V1、1V2、1V3、D3、D3X、D4、D4S、D40、D40X、D50、D60、D70、D70s、D80、D90、D200、D300、D300s、D600、D610、D700、D750、D800、D800E、D810、D3000、D3100、D3200、D3300、D5000、D5100、D5200、D5300、D5500、D7000、D7100、D7200、Df、Coolpix A、Coolpix p7800
- オリンパス: E-M1、E-M5、E-M10、E-P1、E-P2、E-P3、E-P5、E-PL3、E-PL5、E-PL7、OM-D E-M5 Mark II
- パナソニック: CM1、FZ300、G70、GF1、GF3、GF5、GF7、GH3、GH4、GM1、GM5、GX1、GX8、LX5、LX7、LX100
- ソニー: A7、A7R、A7S、A7 Mark II、A55、A58、A65、A77、A77 Mark II、A99、A700、A3000、A5000、A5100、A6000、QX1、NEX-5、NEX-5N、NEX-5R、NEX-6、NEX-7、NEX-C3、NEX-F3、RX1、RX1R、RX10、RX10 Mark II、RX100、RX100 Mark II、RX100 Mark III、RX100 Mark IV
- DNG ファイル: すべての .dng ファイル
* iPad 2、iPad 3、iPad 4、iPad mini では、一部のカメラで撮影された写真にアーティファクトが生じることが報告されています。
読み込み方法
モバイル端末に RAW ファイルを読み込む方法は次のとおりです。
iOS 端末
- Lightning - SD カード カメラリーダー: サポートされているすべての RAW ファイルを読み取り、カメラロールに読み込むことができます。一部の DNG ファイルは、インターフェースやカメラロールで空白のように表示されることがありますが、Snapseed では正常に表示されます。Apple Store で製品の詳細をご確認ください。
- Lightning - USB カメラ アダプター: カメラの USB ポートや USB SD カードリーダーに接続すると、サポートされているすべての RAW ファイルを読み取り、カメラロールに読み込むことができます。Apple Store で製品の詳細をご確認ください。
- Eyefi Mobi Pro: Eyefi Mobi アプリを使用して、写真の共有や保存を選択すると、Wi-Fi 経由で RAW ファイルを iOS 端末に転送できます。写真は、カメラロールに RAW ファイル形式で保存されます。iOS 9.3.4 が必要です。
- Google ドライブ: ドライブで写真を選択して、その他アイコン(点 3 つのアイコン)をタップし、[コピーを送信] を選択すると、ファイルがダウンロードされます。[写真を保存] を選択するとカメラロールに保存され、[アプリで開く] を選択すると直接 Snapseed で開きます。ドライブ v4.12 と iOS 9.3.4 が必要です。
- Apple Mail: メールで RAW ファイルを送信し、Apple Mail でファイルのダウンロードが完了したら、写真をプレビューで開き、共有アイコンをタップします。[写真を保存] を選択するとカメラロールに保存され、[Snapseed にコピー] を選択すると直接 Snapseed で開きます。