ヒストグラムの使用

ヒストグラムを使用して、画像の適切な露出を決定することができます。メイン画面の左下にある をタップするとヒストグラムが開きます。グラフをタップすると最小化します。微調整ツール内で露出のガイドとして使用されるヒストグラムは、常に表示されます。

ヒストグラムについて

ヒストグラムとは、画像の中で使用されている色調（トーン）がどのように分布しているかを示すシンプルなグラフです。グラフの左端は暗い部分（シャドウ）を表し、その中で最も左側の点は純粋な黒を表します。グラフの右端は明るい部分（ハイライト）を表し、その中で最も右側の点は純粋な白を表します。グラフの中間部分は、中間の灰色を表します。

理想のヒストグラム

理想的な分布は、グラフの両端に届き、純粋な黒から純粋な白まで、中間の色調もすべて含んだものになります。画像のコントラストや明るさを変更すると、それに伴って分布も変化するため、理想的な分布の形はひとつではありません。適切な露出が行われた画像などでは、多くの場合分布の形はベルカーブ（鐘形曲線）になります。ただし、画像の露出が適正であっても、分布が左右対称の曲線になるとは限りません。

したがって、どのような形のヒストグラムが「不適切」であるかを理解するのが早道であると考えられます。分布がグラフの一方の端または両端まで届いておらず、かつ通常の露出を行いたい場合は、分布がグラフの両端に達するように画像を調整する必要があります。このような調整には、微調整ツールを使用します。