一括送信シートを使用して Yahoo! JAPAN のターゲティングを指定する

Yahoo! JAPAN では、キャンペーンで地域ターゲットを指定できます。広告グループは常にこのターゲットを継承します。Yahoo! JAPAN ではデバイスタイプ（タブレットやパソコン）によるターゲティングはサポートされませんが、キャンペーン レベルと広告グループレベルの入札単価調整比を設定することでモバイル デバイスをターゲティングできます。

一括送信シートによるキャンペーンや広告グループの更新方法

一括送信シートを使ってキャンペーンと広告グループを更新する一般的な手順:

1. 更新するキャンペーンと広告グループが含まれる編集可能なレポートをダウンロードします。

2. 一括送信シートの列の値を変更します。詳細と例については、下記をご覧ください。

3. 一括送信シートを検索広告 360 に再度アップロードします。

異なるエンジン アカウント タイプのキャンペーンや広告グループを含む一括送信シートをダウンロードした場合、すべての広告グループには適用されない列が表示されることがあります。たとえば、Microsoft Advertising と Yahoo! JAPAN の両方の広告グループを含む一括送信シートをダウンロードすると、一括送信シートには、[Country] 列、[Region] 列、[Metro] 列、[City] 列が表示されます。この各列は Microsoft Advertising の広告グループには適用されますが、Yahoo! JAPAN の広告グループには適用されません。Yahoo! JAPAN の広告グループを対象に、このような列に設定を追加したとしても、無視されます。

地域ターゲットの列

一括送信シートの次の列では、Yahoo! JAPAN キャンペーンの地域ターゲットを指定します。

• Region
• Metro
• Excluded region
• Excluded metro

これらの列の値を次のように変更できます:

• 空欄
  既存のキャンペーンを編集して列を空欄のままにした場合、現在の設定がそのまま維持されます（つまり、値を空欄にすると「変更しない」という意味になります）。新しいキャンペーンを作成する際、列を空欄のままにすると、そのキャンペーンはすべての地域をターゲティングすることになります（Yahoo! JAPAN のデフォルト設定です）。

• [Region] または [Excluded region] 列に日本の都道府県コードのリストを入力するか、[Metro] または [Excluded metro] 列に小区コードのリストを入力します。どちらのリストも「|」（垂直バー）で区切ります。

  次に例を示します。

  • 広告を東京都と京都府だけに表示するには、[Region] 列に「JP-13 | JP-26」と指定します（この地域コードは、Google 広告がサポートする都道府県コードと同一です）。

  • 北海道厚岸郡をターゲティングするには、[Metro] 列に「JP-01-0002」と指定します。Yahoo! JAPAN では郡の指定に使用するコードを定義しています。

  • 小樽市を除く北海道全域をターゲティングするには次のようにします。

    • [Region] 列に JP-01 と指定します。

    • [Excluded metro] 列に JP-01-0049 と指定します。

  Region	Metro	Excluded metro
  JP-13 | JP-26 | JP-01	JP-01-0002	JP-01-0049

  小区と除外地域は、検索広告 360 管理画面には表示されません。代わりに、キャンペーン設定の [ターゲティング] に、ターゲティングする都道府県の名前と、管理対象外ターゲット地域の数をリスト表示したメッセージが表示されます。上記の例であれば、「地域: 東京、京都、北海道（2 件の管理されていない地域もターゲティング）」というメッセージが表示されます。この数には、小区と除外した地域が含まれます。

• remove_content
  以前に指定した地域コードがあれば、列から削除されます。たとえば、[Region] 列で remove_content と指定した場合、そのキャンペーンでは都道府県をターゲティングしなくなります。地域に関する両方の列から地域コードを削除した場合、キャンペーンは Yahoo! JAPAN のデフォルト設定であるすべての地域のターゲティングに戻ります。

• (inherited)
  Yahoo! Japan 広告グループ専用です。Yahoo! JAPAN 広告グループは地域ターゲットを常に継承するため、地域ターゲット列は読み取り専用となり「(inherited)」と表示されます。

「Effective」列

一括送信シートの以下の列は読み取り専用です。これらの列は整合性を保つために一括送信シートに含まれていますが、Yahoo! JAPAN キャンペーンのレベルでは関連がありません。これらの列には、常にキャンペーンの現在のターゲティング設定が表示されます。広告グループレベルの列には、広告グループがキャンペーンから継承した現在のターゲティング設定が表示されます。

• Effective region
• Effective metro
• Effective excluded region
• Effective excluded metro

デバイス ターゲット

一括送信シートの次の列には、モバイル端末の入札単価調整比を指定します。

• Mobile bid adjustment %

モバイルの入札単価調整比を設定するには、モバイル入札単価を増減させる比率を入力します。モバイル入札単価を増減させる比率を入力します。

• モバイル端末の入札単価を引き上げるには比率を大きくします（最大 300%）。
• モバイル端末の入札単価を引き下げるには、負の比率を指定します（最小 -100%、ただし -91% ～ -99% は指定できません）。

広告グループがキャンペーンの設定を継承していても、この列に「(inherited)」とは表示されません。