この記事では、単一の予算プランの予算の作成または編集について説明します。複数の予算プランの割り当て表を同時に設定する方法については、複数の予算プランでの割り当てを確認、設定するをご覧ください。
予算割り当て表には、デフォルトでは、予算プランの各週の推定累計費用と推定累計掲載結果(コンバージョン数 / クリック数 / 収益、CPA / CPC / ROAS / ERS)が表示されます。将来の期間区分の掲載結果の推定値は、斜体で表示されます。
特定の週または特定の日付に対して特定の金額を支出する必要がある場合は、[カスタムの予算] 列で金額を設定します。他の列では、カスタム割り当て額を前提に、将来の期間の金額が再計算されます。カスタム割り当て額の詳細についてご確認ください。
割り当て表内の値は、表の上部にある予算ペースグラフを反映していると同時に、予算ペースグラフを変更します。たとえば、[カスタムの予算] 列に割り当て額を入力すると、予算ペースグラフが変化する場合があります。同様に、予算ペースグラフ内で目標予算を変更すると、表内の割り当て額が更新されます。
実際の費用と収益は自動的に更新される
プラン期間中は、実際の費用や掲載結果の値が推定値に組み込まれたり、推定値を置き換えたりしていくため、表内の値や予算ペースグラフは随時更新されていきます。たとえば、今週はすでに 3 日経過しており、[費用] 列に表示されている金額が 1,000 ドルだったとします。この 3 日間の実際の費用は 400 ドルでした。この場合、残りの 4 日間の推定費用は 600 ドルになります。
割り当て表の仕組みについてご確認ください。
推定費用を手動で管理する場合に表示される割り当て表の列
プラン(予算)の管理方法には、手動で管理する方法と、予算入札戦略を使用して自動で管理する方法の 2 つがあります。選択した管理方法に応じて、表内に [目標予算] というラベルの付いた列が表示されるか、非表示になるかが決まります。予算を手動で管理している場合、キャンペーンの掲載結果履歴に基づく推定(推奨)割り当て額を示す列が割り当て表に表示されます。予算入札戦略を使用して予算を管理している場合、この列は表示されません。
[目標予算] 列を利用することで、最初に算出された推定目標予算と、予算や入札単価を手動で設定して実際に支出した金額とを比較することができます。
推定値には周期的な傾向が組み込まれる
検索広告 360 は、複数のキャンペーンの予算履歴やコンバージョン掲載結果履歴を分析して、日付単位の費用の相違を検出します。このような相違は「周期的な傾向」と呼ばれ、推定値や推奨値の計算に組み込まれます。その結果、プラン内のすべての週やすべての曜日に同じ金額が割り当てられるのではなく、検出された相違に基づいて、たとえば、プラン内の第 1 週よりも第 2 週の方が割り当て額が多くなったり、他の曜日よりも月曜日に対する割り当て額が多くなったりします。
予算割り当て表の各列
- 期間 - プランの期間区分を示します。デフォルトでは、プラン期間は週単位で分割されています。期間区分を変更して、日付単位でリスト表示することができます。
- 目標予算(手動プランのみ) - 各期間区分の推定(推奨)割り当て額を示します。カスタム割り当て額を設定した場合や、別の合計目標予算を指定した場合、予算グループに対してキャンペーンの追加や削除を行った場合、あるいは予算の割り当て方法を変更した場合などは、[目標予算] 列の金額が再計算されます。
累計額を表示している場合は、最後の期間区分の合計額がプラン全体の目標予算と一致します。
プランの進行中や完了後に、[目標予算] 列と [実際の費用] 列を比較することで掲載結果を評価できます。 - カスタムの予算 - 対象の期間区分に対してユーザーが指定した割り当て額を示します。デフォルトでは、この列は空欄です。予算入札戦略を使用して費用を管理している場合、この列で指定した金額は戦略をオーバーライドします。そのため、日付単位や週単位で費用を調整して目標額を支出しようとする戦略の機能に影響を及ぼすことがあります。詳細
- 調整後の目標 - 最初は、将来の期間区分の推奨割り当て額(個別単価設定の場合)または目標割り当て額(予算入札戦略の場合)を斜体で示します。プランが進行すると、現在の期間区分に、実際の費用と目標予算の合計が表示されるようになります。プラン期間中は、将来の期間区分の割り当て額が更新され、この列には更新後の金額が表示されます。
期間区分が過ぎると、[調整後の目標] 列は空欄になります。
累計額を表示している場合は、最後の期間区分の合計額がプラン全体の目標予算と一致します。 - 費用 - 対象の期間区分中に支出した実際の金額を示します。この列は、最初は空欄です。
- 掲載結果(数量、効率性) - 掲載結果は、数量指標と効率性指標によって示されます。各指標は、プランの目標によって定義されます。掲載結果は、「クリック数と CPC の額」、「コンバージョン数と CPA の額」、「収益と ROAS / ERS の割合」のいずれかの組み合わせで測定できます。
最初は、将来の期間の日付に対して、推定値が斜体で表示されます(推定値の算出が可能な場合)。そして、進行中の週(今週)に対しては、実際の金額と推定額の合計が斜体で表示されます。過去の期間区分に対しては、実際の金額が通常の字体で表示されます。
検索広告 360 が掲載結果を推定できない場合、[掲載結果] 列は空欄になります。
カスタム割り当て額を設定する
- 予算プランの作成を開始します。
- [ペースと割り当ての表示] ステップに到達するまで、[続行] をクリックします。
- (省略可)割り当て表内の金額や値の表示方法を設定します。
- デフォルトでは、割り当て表は週単位で分割されています。日付単位の割り当て額を表示する場合は、[表示] の横にある下矢印 、[日] の順にクリックします。
- 日曜日以外の曜日から広告週を開始する場合は、[週の開始日] の横にある下矢印 、目的の曜日の順にクリックします。
- デフォルトでは、割り当て表には累計額が表示されています。個々の金額に切り替えるには、その他アイコン 、[累計額を表示] の順にクリックします。
- プラン内の特定の週や特定の日付に対して別の金額を設定する場合は、[カスタムの予算] 列に金額を入力します。
検索広告 360 によって、将来の期間の割り当て額など、各種の値が自動的に再計算されます。週内のすべての日付に対して金額を指定し、週全体に対しても金額を指定した場合は、各日付に対して指定した金額の合計が、週全体に対して指定した金額と等しくなる必要があります。
ユーザーが指定したカスタム割り当て額を検索広告 360 が変更することはありません。
入札単価の変更、予算の変更、予算グループに対するキャンペーンの追加や削除など、情報が更新された場合、それに応じて、表内の別の列の値も時間がたつと自動的に更新されます。割り当て表の詳細についてご確認ください。
- [続行] をクリックします。
次のステップ
- (省略可)他のレポート専用目標を指定します。
- プラン設定を確認して、プランを保存します。