広告コピーのテストは実験です。テスト結果は、クリエイティブに関する意思決定に役立つ追加データを得るためのものであり、広告の掲載結果を保証するものではありません。テスト結果がランダムではないことを示すのに十分なデータが集まった場合、そのテストは有意性があるとみなされ、テストを繰り返し行った場合に同じ結果が得られる可能性が高くなります。
例:
結果: 有意性がある
テスト結果に有意性があり、ある広告の掲載結果が他の広告よりも良い場合、掲載結果の低い広告を停止することができます。掲載結果が良い方の広告は、信頼区間で指定された範囲内で成果を出し続けます。
広告コピーのテストの設定
目標 = クリック率(CTR)
統計的有意性の基準値 = 95%
広告の広告コピーのテスト結果
信頼区間 = 3.92%~4.27%
この結果は、掲載結果の良い広告の CTR の実際の値が 3.92%~4.27% になる確率が 95% あることを示しています。
結果: 有意性がない
広告コピーのテスト結果に有意性がなく、テスト対象のすべての広告の掲載結果がほぼ同じである場合は、テストを停止して、広告の掲載を続けることができます。
広告コピーのテストの設定
目標 = アクション率
統計的有意性の基準値 = 90%
広告コピーのテスト結果
すべての広告の信頼区間が 81.65%~90.88%
この結果は、広告の掲載結果に有意な差異がないことを示しています。この場合、広告を一時停止することなくテストを停止できます。さらにテストを続ける場合は、広告グループに広告を追加してから新しいテストを開始することを検討してください。
結果: 有意性がある
広告コピーのテストには有意性がある可能性があり、すべての広告の評価が「未定」になっています。
広告コピーのテストの設定
目標 = CTR
統計的有意性の基準値 = 95%
広告コピーのテスト結果
信頼区間を見ると、Ad1 の CTR は 1.55%~1.80%、Ad2 の CTR は 1.33%~1.56% です。この結果から、Ad2 の方が Ad1 より掲載結果が良くなる可能性はあるものの、あまり見込みがないことがわかります。
このような結果が出た場合の対応例としては、Ad1 の掲載結果の方が少し良いため、テストを停止して Ad2 を一時停止する方法があります。これによって CTR はおそらく上がります。または、テストを停止して、両方の広告の掲載を続けることもできます。
結果: 有意性がある
広告コピーのテストには有意性がある可能性があり、掲載結果が不明なものを掲載結果の低い広告と見なすことができます。
広告コピーのテストの設定
目標 = 収益 / 訪問
統計的有意性の基準値 = 90%
広告コピーのテスト結果
この結果は、テストを停止し、掲載結果の低い広告を一時停止してよいと信じられる確率が 90% あることを示しています。他の広告は引き続き、指定された範囲内で成果を出し続けます。