入札戦略の効果を評価する場合は一般に、以下の 2 つの問いに答えることになります。
- 掲載結果が手動入札(または他の自動入札システム)よりも優れているかどうか。
- さまざまな設定で結果が向上するかどうか(CPA を高くした場合、最小単価と上限単価の範囲を広くした場合など)。
評価するときは、最初に、入札戦略の掲載結果を手動入札と比較したくなるかもしれません。しかし、おすすめの方法は、まず、現在の設定が掲載結果にどのような影響を与えているか理解し、必要に応じて調整を加え、調整の効果が出るまで待つことです。そうしないと、入札戦略に公平な機会を与えられません。
また、検索エンジン マーケティングは競争相手の行動やニュースなどの予測できない要因の影響を日々受けるため、掲載結果の成否は数週間の時間をかけて理解する必要があります。
したがって、入札戦略の掲載結果を実際的に理解するには、少なくとも数週間はかかると考えてください。
おすすめのタイムライン
入札戦略を評価するときのタイムラインとおすすめの手順の概要を以下に示します。
第 1 週 | 入札戦略を開始した最初の週は何もしません。
最初の 2 週間、検索広告 360 では掲載結果を観察し、入札単価の変化を調整し、その調整に対応するための時間が必要です。また、入札戦略に掲載結果の履歴のない新しいキーワードが含まれている場合、検索広告 360 はそのキーワードについて開始時の学習動作を行います。 |
第 2 週 | 指定した入札戦略の制約(最小単価や上限単価など)が最適化のスピードを遅らせていないか確認します。ビジネス目標の許容する範囲で制約を調整します。
この時点では、目標金額(CPA の額など)の変更は避けてください。制約から生じる問題に対処するだけにしてください。 |
第 4 週 | 検索広告 360 レポートと入札戦略の予測を使用して、「さまざまな設定やキーワードで結果が向上するかどうか」という問いの答えを探します。
必要に応じて、目標金額を微調整し、数日後に再び予測を確認します。週 1~2 回のペースで小さな変更を続け、費用とコンバージョンの理想的なバランスを探ってください。 |
自社のマーケティング目標、キーワード、ビジネス上の制約に対し、入札戦略の掲載結果が良好で実現可能であると判断できた場合は、必要に応じてテストを実施し、「その入札戦略が手動入札や他の自動入札システムよりも優れているか」という問いの答えを探ってください。