検索広告 360と検索エンジンとの間で、端末分類レポートのデータが一致しないことがあります。この現象は一部の状況で発生することが知られていますが、その影響は検索広告 360 内の訪問数やコンバージョン数の約 0.1% にすぎません。相違が著しい場合は、カスタマー サポートにお問い合わせください。
検索広告 360 とエンジンとの相違は次のような理由で発生する可能性があります。
- ボットの訪問、削除されたオブジェクト、無効なクリックサーブ URL を指定したキーワード、スパムデータの処理に関する既知の相違点。
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ユーザー エージェントの相違: 一部のエンジンでは、ユーザーが広告をクリックすると検索広告 360 にデバイスタイプが送信されます。この場合、デバイスタイプは一致します。
エンジンがデバイスタイプを送信しない場合、検索広告 360 では独自のロジックを使用してデバイスタイプを判断します。訪問によっては、検索広告 360 はユーザー エージェントと呼ばれる特殊な識別子を調べます。この識別子はページ リクエストごとにブラウザから送信されるもので、ブラウザが搭載されているデバイスについての情報が含まれています。
あるケースでは、ユーザー エージェントのデバイス情報から導き出される結論が検索広告 360 とエンジンで異なることがあります。
別のケースでは、ブラウザからエンジンに送信されるユーザー エージェントと、ブラウザから検索広告 360 に送信されるユーザー エージェントが異なることがあります。たとえば、Kindle ブラウザはウェブページを取得すると、ブラウザがパソコン上にあることを示すユーザー エージェントを送信します。ユーザーが広告をクリックすると、Kindle ブラウザはクリックを検索広告 360 に転送し、デフォルトのユーザー エージェントを検索広告 360 に送信します。このデフォルトのユーザー エージェントはブラウザがモバイル端末上にあることを検索広告 360 に伝えます。この場合、エンジンではパソコンでのクリックがレポートされますが、検索広告 360 ではモバイル端末での訪問がレポートされることになります。
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クリックとコンバージョンの時間差: ユーザーは、広告をクリックしてから数日経ってからコンバージョンに至ることがあります(ユーザーが広告をクリックしてから検索広告 360 にコンバージョンが記録されるまでの期間をルックバック ウィンドウといいます。ルックバック ウィンドウの期間はカスタマイズ可能ですが、通常は、数日以上に設定します)。
この時間差が原因となり、次のような状況では、クリックとコンバージョンについてレポートされるデバイスタイプが大きく異なることがあります。
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ユーザーがモバイル広告をクリックします。
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次の日、モバイルの入札単価調整を -100% に設定します。その結果、モバイル端末での広告掲載がすべて停止されます。
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ルックバック ウィンドウが終了する前に、モバイル広告をクリックしたユーザーがモバイル端末上でコンバージョンに至ります。
レポートの期間や対象範囲によっては、クリックとコンバージョンについてレポートされるデバイスタイプが大幅に異なることもあります。
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