Floodlight アクティビティを設定し、サイトにタグを挿入すると、レポートの表に Floodlight の列を追加することで、有料検索広告のコンバージョンに関するレポートを作成できます。
有料検索広告のコンバージョンのみ
検索広告 360 の Floodlight 列がレポートするのは、有料検索広告のクリックに結び付けられた Floodlight コンバージョンに限られます。有料検索広告に結び付けられたコンバージョンだけでなく、ディスプレイ広告に結び付けられたコンバージョンやビュースルー コンバージョンも表示するには、キャンペーン マネージャー 360 からレポートを取得します(キャンペーン マネージャー 360 をご利用いただくには、代理店や所属組織がキャンペーン マネージャー 360 を使用していて、お使いのアカウントにキャンペーン マネージャー 360 へのアクセス権限が付与されている必要があります)。
標準 Floodlight 列
検索広告 360 では、[アクション] や [トランザクション] などの列を使用することで、単一のデバイスやブラウザ上のすべての Floodlight アクティビティによって記録されたコンバージョンについて、レポートを作成できます。また、[アクション(クロスデバイス)] などの列を追加して、クロス環境でのコンバージョン(起点と終点のデバイスが異なるコンバージョン)についてレポートを作成すると、Floodlight コンバージョン数の精度を高めることができます。
標準 Floodlight 列をレポートに追加する手順は次のとおりです。
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掲載結果の概要グラフの上部にある [表示項目] ボタンをクリックして、列選択ツールを表示します。
- [使用可能な項目] リストで [▸ コンバージョン]、[Floodlight] の順にクリックします。
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[+] をクリックして、レポートに Floodlight 列を追加します。
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[適用] をクリックします。
スケーリングされたコンバージョン
Floodlight 列には、直接測定できないコンバージョン データを考慮して、スケーリングされたコンバージョンが含まれています。詳しくは、スケーリングされたコンバージョンについての記事をご覧ください。
保存済みビュー
保存済みビューとは、レポートの表で表示できるようにレポートの列をグループ化したものです。検索広告 360 には、Floodlight コンバージョンを表示する保存済みビューが 3 つ用意されています。ビューにアクセスする手順は次のとおりです。
レポートの表の上部にある [ビュー] のリストから、次のいずれかを選択します。
- 販売: Floodlight トランザクション アクティビティについてレポートする列([トランザクション] など)を表示します。
- アクション: Floodlight アクション アクティビティについてレポートする列([アクション] など)を表示します。
- 影響の分析: キャンペーンに対して行った変更の数と、現在の Floodlight アクション、Floodlight トランザクション、Floodlight 収益の値を表示します。
こうしたビューをカスタマイズして、新しいビューとして保存できます。
カスタム Floodlight 列
カスタム Floodlight 列を作成すると、特定の Floodlight アクティビティや特定の Floodlight アクティビティ グループ、あるいは特定のアクティビティとグループの組み合わせについて、レポートを作成することができます。サイトの複数のアクティビティをトラッキングする場合、カスタム Floodlight 列を作成すると、分析する Floodlight アクティビティを簡単に選択できます。
たとえば、サイトでソフトウェアを販売している場合は、無料ダウンロードにつながったキーワードと有料ダウンロードにつながったキーワードを比較して、キーワード ランディング ページの最適化に生かすことができます。カスタム Floodlight 列を利用すると、この 2 つのアクティビティを追加するだけで統計情報を比較できます。有料か無料かに関係なくダウンロードの情報を知りたい場合は、2 つのアクティビティの指標を組み合わせて 1 つの新しい列を作成することもできます。
別の例として、「メール登録」という名前の Floodlight アクティビティを選択し、指標として [アクション] を選択した場合は、新しい列にメール登録の数が表示されます。[費用 / アクション] を選択した場合は、メール登録あたりの費用が表示されます。
カスタム Floodlight 列の作成
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掲載結果の概要グラフの上部にあるツールバーで、[表示項目] ボタンをクリックします。
列選択ツールが表示されます。 -
[使用可能な項目] リストで、[▶ カスタム コンバージョン] をクリックして、[Floodlight] をクリックします。
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[+ 新しい列] をクリックします。
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列に名前を付けます。
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デフォルトでは、すべての Floodlight アクティビティが選択されています。特定のアクティビティを含めるには、[Floodlight アクティビティを選択] を選択し、列内にデータを格納する Floodlight アクティビティや Floodlight アクティビティ グループを選択します。
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[指標] プルダウンで、レポートに追加する指標を選択します。
指標のタイプは、選択した Floodlight アクティビティのタイプに合わせる必要があります。たとえば、[アクション] タイプの Floodlight アクティビティを選択した場合は、[アクション]、[費用 / アクション]、[アクション コンバージョン率] など、アクション関連の指標を選択します。トランザクション関連の指標を選択すると、列には 0 が表示されます。 - (省略可)カスタム Floodlight 変数を使用して、列をフィルタリングします。
カスタム ディメンションを使用して Floodlight 列にフィルタを適用する場合、フィルタを適用した列にはクロス環境でのコンバージョンも表示できないため、[クロス環境でのコンバージョン] チェックボックスは自動的にオフになります。以前は、両方のオプションを選択できましたが、列に表示されるコンバージョン数は常に 0 になります。
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(省略可)[アトリビューション モデル] プルダウンを使用して、データに別のモデルを適用します。
カスタム変数を使用して列をフィルタリングしなかった場合、列内にはデフォルトで Floodlight のクロス環境でのコンバージョンが組み込まれます。
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[保存] をクリックします。
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新しい列が [選択した項目数] リストに自動的に追加されます。
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[適用] をクリックします。
新しい列がレポートの表に表示されます。
その他のオプション
カスタム Floodlight 列を追加または作成した場合は、他の列と同様に次の操作を行うことができます。
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Floodlight 列を数式列で使用し、データの計算を実行して結果のレポートを作成できます。
その数式列はカスタム KPI として入札戦略で使用できます。 -
特定のキャンペーン、広告グループ、広告、キーワード、または商品ターゲットの自動化ルールで Floodlight 列を使用し、Floodlight 列のデータが指定した条件に一致する場合に変更をトリガーできます。
- カスタム列を作成する代わりに、Floodlight アクティビティ別にレポートを分割します。[分割] オプションを使用して個別の Floodlight アクティビティ グループや Floodlight アクティビティに関する詳しいレポートを確認できます。それにより、一連のキーワードや広告から発生したさまざまなタイプのコンバージョンに関する掲載結果データを確認できるようになります。
カスタム Floodlight 列に関する注意事項と報告されている問題
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広告主レベルの列: カスタム Floodlight 列は代理店レベルではなく、広告主レベル、キャンペーン レベル、広告グループ レベル、広告レベル、またはキーワード レベルで表示されます。
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フィルタには使用できない: カスタム Floodlight 列は、使用可能なフィルタのリストには表示されません。
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Floodlight アクティビティ グループ: カスタム列を作成する際、Floodlight アクティビティ グループを選択するとその時点でそのグループに含まれるすべての Floodlight アクティビティが追加されます。後でその Floodlight アクティビティ グループに新しい Floodlight アクティビティを追加しても、追加したアクティビティのデータが自動的に列に含まれることはありません。
- Floodlight 処理によって除外されるアクティビティ: カスタム列を作成する際、広告主内のすべての Floodlight アクティビティが表示されます。これには、Floodlight 処理によって検索広告 360 レポートから除外されるアクティビティも含まれます。除外される Floodlight アクティビティに関する Floodlight 列を作成した場合、その列には常に「0」が表示されます。これは、Floodlight 処理によってアクティビティが除外されることで検索広告 360 がそのアクティビティのレポートを作成できないためです。